ネットショッピングする理由

男性はPCや家電、女性はファッション――ネットショッピングで購入するもの



幾つか興味深い事が書いてありますね。(そもそも調査がネットで行われていますので、ネットサービスの利用度合いはリアルより高めである事にご留意を。)



・ネットショッピングの利用度合いが非常に低い層が1/4

「過去に何度か経験した程度」と「経験がない」を併せると26.5%。ネットを使ってるのにね。ネットサーフィンはするけど、買い物には抵抗がある人がまだまだいるんですね。まあクレジットカードを持たない人もいますから、この層は将来に渡っても行動に変化がないかも。



・今でも大部分の人はPCから買い物をする

93.8%の人がPCから、というのはちょっと予想より多い気がします。それでも20代は20%以上の人がスマホから買い物をしているので、モバイルデバイスからのアクセスは間違いなく増えていくでしょうね。まだまだショッピングサイトのUIがスマホに最適化されていないところが多いのも一因だと思います。



・価格よりも利便性に魅力を感じている

一番以外だったのはこれですね。ちょっと前までネットで買い物をする一番大きな理由は価格が安いことにあったと思いますが、ECが生活に浸透するにつれて利便性の魅力が上回っているのですね。「実際に足を運ぶ手間や時間が省ける」「重たい荷物を自宅まで運んでもらえる」「近所にショップのない商品でも手に入る」「同じ商品や競合商品を比較検討しやすい」どれも納得のいく理由です。



で、スタッフと話してたんですけど、だんだん使うECサイトも固定化しつつある気がしますね。私の場合だと、コンピューターや電化製品周りはAmazon、お歳暮や贈答品は大丸、ホテルは楽天トラベルかBooking.com、航空券は国内線.com、あとはお気に入りのお店をブックマークしてて直接、みたいな。漫然とGoogleから検索して買うという事は少ない気がします。馴染みの店で買うのが好きというのもあるでしょうが、へんなところで無駄な時間を費やしたくないという気持ちが強いと思います。そう考えると、言い古された事ですけど”差別化”が必要なんですね。どのカテゴリーにおいても「そのお店で買い物する理由を作る」。そこが弱いお店はいつまでも浮かび上がれないんだと思います。