Happy News

世の中嫌なニュースばかりでうんざりしませんか? コロナ禍ということもあり、日本が衰退基調社会であることも相まり、揚げ足取りや叩く風潮が目立ちます。読んでいて良い気はしないという人も多いはず。

で、前から思ってたんですが、「Happy News」というサービスコンセプトはどうでしょうか。良いニュース、気持ちがほっこりするできごと、前向きな気持になれる記事だけのサイト。批判精神が必要な局面もあることは承知していますが、そういうのは他に任せて、ポジティブなマインドを大事にする場があってもいいんじゃないかと思います。どなたか作ってみませんか。え、私はここで明るい記事を投稿するくらいに控えさせていただきますw

おちゃのこネットの越境EC対応について

コロナ禍でDX対応が求められている状況では国内でもECは成長マーケットなのですが、それでも長期的には日本の少子高齢化に伴う市場の縮小は避けられません。長い目で見れば、やはり海外向けの越境ECはどこかで取り組んでおきたい大事なテーマだと思います。おちゃのこネットでは下記の施策をご用意しています。

おちゃのこネットの海外対応
 おちゃのこネットでは、管理画面は日本語でショップ表示は英語表示、さらにグローバル設定で言語・通貨・タイムゾーン・配送方法を設定できます。さらに英語表示可能な決済手段を各種ご用意しています。海外ショップオーナーさま向けのおちゃのこネット英語版のご用意もあります。

WorldShoppingBIZとの提携
 ジグザグ社のWorldShoppingBIZサービスとの提携をスタートしました。このサービスはなかなかよくできた仕組みで、お使いのおちゃのこネットに一行のJavaScriptを設定するだけで他言語カートが使えるようになります。海外からアクセスしたユーザーは英語や中国語のカートに商品を入れてお買い物。その注文は国内のWorldShoppingBIZの物流拠点からの注文として扱われるので、お店は国内注文と同様に商品を送るだけ。海外ユーザーからの代金回収や発送トラブルなどの心配をする必要はありません。海外ユーザーはWorldShoppingBIZに10%の取り扱い手数料を余分に払う仕組みです。(規定の初期費用・月額利用料あり)

トリオシステムのメガアプリECサービスとの提携
 これは中国向けに特化した仕組みですが、こちらもなかなか面白い仕組みです。これだけ急成長している中国向けに越境ECを行いたいとお考えのショップさんは多いと思いますが、実際に取れる手段は限られています。有名な天猫モールは既に出店費用が1千万円単位に上り、審査も厳しく、大手企業との過当競争状態で中小ショップが成果を出すことは事実上難しくなっています。Google等のネットサービスが遮断されている中国という特殊なローカル環境では普通にマーケットにリーチすることは難しいのですが、突破口としてWechatやAlipayといった既に普及しているメガアプリに自社ECショップを出店するという手があります。日本で言えばLINE上に自社ECショップを出店するイメージです。この場合のネックは、現地ユーザー向けに中国語で商品登録を行い、中国語でユーザーサポートを行わなければならないこと。当然ながら発送も中国向けに自社で行わなければなりません。なので中国人スタッフを用意することが必要となり、リソースの少ない小規模ショップではなかなかハードルが高いプランになってしまいます。

もちろん国内マーケットを深耕することが一番優先度の高いテーマではありますが、それでも海外向け越境ECのポテンシャルは無視できません。対応リソースに余裕があるお店や、戦略的に挑戦したいお店にとっては有望なチャレンジになると思います。

「Clubhouse」は常時接続のSNSの最初のブレイクになるか

「Clubhouse」は常時接続のSNSの最初のブレイクになるか

さすがに頭の良い人はスパッと分析しますねー
次のSNSは何か?というのはよく話題にでていましたが、僕が2014年くらいに作った資料では「おそらく、常時接続のライブ状態が続くものだろう」と予測していました。

なぜかというと・・・、人間は「よりリッチに、より密に向かう」というのが有るからだと思っています。今までも

テキスト→写真→動画→ライブ

といったように、リッチな方向に向かっています。
なるほど、”常時接続型の次世代SNS”と言われると非常にもっともらしく思えてきます。「ただのLINEグループトークじゃん」「Discordとかあったし」「素人のおしゃべりなんて聞くに堪えん」とかネガティブな反応も聞こえてきますので半年くらいしたら廃れてる可能性もありますけど、トレンドの先を読むのは楽しいのでしばらくウォッチです。要するにみんな新しいものに飢えてるんですよね。コロナ禍の下で巣ごもりですから、余計にストレスで祭に飛び付く気持ちはとてもよくわかります。もう現代人は新しい刺激なしには生きられないんですよね。

確かにウチの息子(高校生)や娘(中学生)のネットの使い方を見ていると、友達と一晩中LINE繋げっぱなしでダラダラ話していたり、ゲームの実況動画をシェアし合ったり、Zenlyなんて位置共有アプリが流行ってたり、"ライブ感"が大事になっている気がします。このあたりは、過剰な繋がりが鬱陶しいと感じちゃうオッサン世代とは感覚が違うのでしょうね。

じゃあなんでこんな設計にしているかというと・・・。それは「隙間時間を狙うSNSは目と手で見るほうがいい」けど、「常時接続を狙うSNSは今のところ耳がいい」だからじゃないかなと。
ながら視聴、ということなんですね。アメリカでClubhouseが流行る理由は、クルマの運転中に使ってるんじゃないかと想像します。日本だと通勤電車の中で声を出すのは無理なので、もっぱら聞く専になっちゃうかな。ここもリモートワークで各個人の環境が個別空間として確立するなら話は変わってきます。

多分、音中心のリアルタイムSNSというのも過渡的なもので、最終的にはもっとリッチなコンテンツ、つまり映像を通じたVR体験に発展していくのでしょう。あまりにリッチコンテンツすぎてウチでは手に余るので、このあたりは完全に次の世代にお任せです。それにしても今のところ全くマネタイズできていないClubhouseがビジネスとして成功するのか、要注目ですね。

Clubhouseは流行るか?

話題の音声SNS「Clubhouse」を少しだけ使ってみました。正直オッサンの自分はあまり音の出るサービスが好きではなく、イヤホンをしているのが苦痛です。なので全然使う気がしない、というのがホンネ。しかし招待してくれた渡辺千賀さんのRoom「シリコンバレーのベンチャー部屋」を聞いていたら、
この2年くらい、音声が次のインターフェースだということは割りと明確になってるよね
という発言があり、自分の認識が間違っているのかもと思い直しました。

確かにAlexaはよくできた音声認識デバイスですし、SiriやGoogleアシスタントに話しかけてアプリを操作している人、更に音声でチャットやメールの文字起こし入力をしている人が増えていることを考えれば、音声という対話I/Fは既に定着しているのかもしれません。人のコミュニケーション方法って、まずは会話ですもんね。次が手紙? その次が電話ですかね。E-mailは手紙の置き換えだし、チャットは電話の非同期版と考えると、音声操作がもっと使われるのは先祖返りして自然な方向性なのかもしれません。

Clubhouse自体は流行っているサービスをいち早く使ってる自分はイケてるでしょ、とイキっているだけに聞こえるのでw、普通の人が増えて質が下がれば廃れると思いますが、音声コミュニケーションという手段は軽視しない方がいいのだろうと感じました。個人的には早く日本語と英語のカベがとっぱわれてほしいです。日本人が日本語という大きなカベに阻まれてどれだけ世界が狭くなっているか考えると、AIでもなんでもさっさと発展して言語なんて障壁なくなっちまえ、と思います。そんなことすらできなくて何が未来だと。

結論は、Clubhouseは流行らない、でも音声は重要なインターフェース、ということですかね。

2020年の振り返り

今年の年始には、まさかこんな年になるとは思っていませんでした。世界中の誰もがそうだったと思います。世界史の教科書に載るような大災害、コロナ禍は年末を迎えても終息の兆しを見せていません。いつ落ち着く日が来るのでしょうか…。

恐らく、正解は中国式の封じ込め策なんですよね。私も当初は経済回せ派だったんです。コロナなんてインフルエンザと同等の軽度の感染症なんだから、大騒ぎする方が間違ってる。普通に生活しよう、と思っていました。しかし、それは多分間違っています。

理由は、人はそこまでロジカルじゃないから。論理的に重症者数や志望者数のデータを分析すれば、経済回せ派の言い分に理があるのでしょう。年輩者や基礎疾患を持つ人が個別にケアすれば、大多数の人はそこまで活動を自粛する必要はないはず。でも残念ながら、人は感情で動く動物なんです。だから大多数の人が持つ”怖い”という感情をクリアできないかぎり、生活が元に戻ることなんてない。そこをいつまでもロジックで理屈を通そうとするから、世論と噛み合わない。インフルエンザの発症数が例年の1/300と聞きます。みんなの感染症対策は間違っていない。だから本当は全員が我慢してロックダウンして感染者を抑え込む方が、結果的に状況の回復が早く来るのだと思います。それは既に中国・台湾・香港等で実証されているんです。しかし日本はドラスティックな意志決定が苦手な国。このまま医療崩壊を招かない程度のギリギリの線をキープする路線で中庸路線を進むしかないのでしょう。ということは、コロナ禍は長引くということです。

悪いことばかりではなく、コロナはリモートワークの進展という良い影響ももたらしてくれました。何もなければ導入に長い年月がかかったであろう自治体が率先してリモートワーク対応、そして押印廃止、業務効率化に舵を切っています。これは日本の遅れた部分の合理化にプラス要因。航空・旅行産業はちょっと打つ手が見当たりませんが、飲食店などはケータリングやECへのシフトが進んでいます。どんな形であれ、環境変化は起こります。企業家に必要なのは、変化への対応速度。自分だけじゃない、みんなに起きている災厄なのだから、そこから抜け出せるかどうかはスピード次第。いちばん大切なのは、経営者自身のモチベーション。気持ちを切らしてしまっては終わりです。苦しい時に踏ん張りましょう。なんとか活路を見出して、前に進むしかないんです。ヒントは沢山あるはずなので、うつむかずに、今こそ上を向いて歩きましょう。

会社としては、地道な改良に取り組んだ一年でした。

●おちゃのこネット
 カート保持期間の延長、カートステップ短縮、という積年の宿題を片付けました。どちらも必要な工数の重さに腰が引けて、何年も前からやらなければならない課題として認識はしていたのですが、手を付けれていなかったテーマでした。開発にアジャイルスタイルを導入して、個人からチームとしてのパフォーマンスを重視するように切り替えたことが奏功したように思います。おちゃのこネットというレガシーシステムを抱えながら、開発手法については新しいやり方に取り組んできましたし、これからも進化していきたいと思っています。

●楽らクラウド
 経験者エンジニアの採用は相変わらず難しいのが現実。なので、未経験者を育成する方向にシフトしました。人柄やポテンシャルのある若い人たちを採用できたので、正解だったと思います。組織には新しい血が必要なんですよね。「おちゃのこポップアップ」はそんな若いチームの成果の一つ。いま、さらに別の新しいプロダクトも開発中です。来年早々にはお見せできるはず。エンジニアが育つ会社でありたいと思っています。

●CARZY
 かなり狭い特殊な領域向けのプロダクトなんですが、サービス設計に四苦八苦しながら細かい修正と検証を繰り返してきました。新サービスを狙って当てる難しさを実感していますが、それでも関わる方たちからのポジティブなフィードバックに救われています。最新のWebとスマホアプリ環境で開発の経験を積めたことも大きな財産。来年はサービスの認知度を上げていきたいと思っています。

その他にもサブスクリプション型の制作サービスやデザインプランの提案、さらにYouTubeによる動画配信と、デザインリソースの活用にも取り組んでみた年でした。特に動画は最後のリッチコンテンツとして、これからも存在感が高まる領域です。全てのプレイヤーにとって必要なスキルになっていくと思います。制作のハードルは格段に上がってしまうんですが…。

今のネットを見ていて感じるのは、SPAMやノイズが多すぎる、ということです。「ベテラン店員のような接客」「イケてるコミュニケーション」からは程遠いのが現状。この問題に気の利いたソリューションを見つけた企業が次のチャンピオンになるんじゃないでしょうか。まだまだやるべきこと、改善できることは山ほどあるんです。リアルの現場に比べれば、ネットはチャンスの宝庫。知恵を絞って、”まだ誰も気付いていない真実”を探しましょう。資本がなくても、智恵で勝てるのがネットの良いところですから。

来年も宜しくお願い致します!

自社ショップを作る理由とは

おちゃのこネットはいわゆる自社独自ショップで、楽天市場やAmazonマーケットプレイスといったモールとは立ち位置が異なります。決定的な違いはやはり集客力でしょう。楽天に出店すれば楽天の膨大な訪問者の目に触れる機会が得られ、売れるチャンスが多く訪れます。方や独自ショップは、お店を作ったものの全くお客さんの反応がなくて閑古鳥、という声もよく耳にします。じゃあモールでいいじゃん、独自ショップなんて労力かかるだけで意味ないじゃん、とお考えでしょうか。そういう考え方もあります。しかし我々の提案は違います。それでも自社ショップを作る理由とは何でしょうか?

結論は、”ブランディング”なのだと思います。

楽天に出店している限り、楽天のルールに縛られるという制約があります。楽天というプラットフォームを利用している限り、それは致し方ないことです。彼らには彼らの商売の都合がありますから、彼らの利益を最大化するようなルール変更が行われます。最近では送料の負担(3,980円以上の購入で送料無料)とか、画像ガイドラインの変更とか、ショップ運営に致命的なルール変更も多く行われています。それでも各ショップは売上・利益(←実は同一ではない)と新たに発生する不自由さを天秤に掛けて、楽天に出店し続けるか退店するかを判断するわけです。そして多くのお店は集客力の魅力に負けて渋々楽天に従う道を選択します。これはYahoo!だろうがAmazonだろうが、どこでも起きることに大差はありません。プラットフォームに乗っかるということはそういうことです。私が思うモールのデメリットは大きく下記のものです。

・他のお店に埋没してしまう
・価格競争に陥りやすい
・デザインの自由度が低い
・ブランドイメージの訴求が難しい

通常消費者は、楽天で買いたいと思うものを検索して探します。当然検索結果には膨大な商品とお店が並びます。あなたのお店はその中の一つに過ぎません。まず目に付くのは値段。商品の質がどうか、お店の運営にどれだけの思い入れが込められているか、一見のお客にはなかなか簡単には伝わりません。結果として通りすがりの買い物が大半になり、あなたのお店の記憶は深くは残らず、多くの選択肢の中の一つというポジションから脱却できないことになりがちなのです。

だから分かっているお店はちゃんと自社ショップを作ります。短期的な集客力よりも長期のブランドイメージの確立を優先して、独自の集客力の獲得と顧客の囲い込みを大事します。その時その時の旬な集客手段は変化します。こちらのSugarさんなら、昔は雑誌媒体への広告出稿が効果的でしたが、今はInstagramが集客導線の柱。そして訪れた初回訪問客や購入客をLINEで上手に囲い込んで、ロイヤルカスタマーを育てています。仕入れ商品だけではなくて、独自PBの開発にも注力。その商売力そのものが売上という成果になって返ってくるのです。

簡単な道ではありませんよね。だからおちゃのこネット出店者さんも継続できないお店が沢山あります。悲しいですが、そこはご自身で乗り越えて頂くしか道はない。気付きの材料はご提示できますが、活かすも殺すもお店次第なのです。でもだからこそ、上手くいった時の達成感は何ものにも代え難い。ぜひ多くのお店に成功体験を得ていただきたいなと願っています。

狩猟採集型モデルと農耕型モデル

制作費ゼロなのに高粗利を実現!?沖縄No.1のWeb制作会社社長に「サブスクリプション型経営戦略」の極意とWeb制作のこれからを突撃取材してきた!

↑こちらの記事を読んで、サブスク制作サービスに興味を持たれた社長さんも多いのではないでしょうか。実は私もそうですw コンタクトとしてWebの受託制作に励んでいた2000年前後、一番の苦労は毎月の資金繰りでした。「今月末までに何としてもこの案件を納品して請求書切らないとヤバい」と毎月必死に納期と戦っていたあの頃。実は達成感もありましたが、経営的にはツラかったです。毎月安定した収入がある状態というのは全ての社長さんが夢見る憧れですよね。その意味でこの琉球オフィスサービスさんのビジネスモデルはインパクトがありました。なので、早速試してみることに。

結果は、惨敗…。私はこれでも元リクルートで、ドブ板営業の経験は若い頃に嫌と言うほど積みました。しかしながら、2020年の今の段階で「ホームページ作りませんか」というセールストークの響かなさには驚きましたね。散々聞いた断り文句の例はこんな感じ。
・もうホームページあるから
・知り合いに頼んでるから
・無料のツールで自分で作った
どれも納得。勿論地道に営業していれば一定の確率で案件が取れないわけではないんですが、これを制作会社がやり切るのはツラいと思います。実際に琉球オフィスサービスの藤本社長に直接お聞きしたところ、やってみるところは多いけどちゃんと成功しているところは殆どない、とのこと。そうなるでしょうね…。

本気で農耕型モデルを作るなら、作って終わりじゃなく、そこから運用で長期的にクライアントと関係を持ち続ける提案が必要です。例えば最近お付き合いのあるアドヴァンテージさんは自社の強みが発揮できる領域として採用コンサルにフォーカスして、媒体(リクナビ・マイナビetc.)を使わずに自社のオウンドメディアを立ち上げてそこに集客するという基本戦略を徹底されています。こうなると採用広告(Indeed・Google・Facebook・Twitter)の運用という取りどころが発生するので、農耕型のモデルに移行しやすくなる。

ウチの場合は、受託開発 → 自社ECサイトの運営 → 自社サービス(おちゃのこネット)の提供、というのが流れでした。やっぱり理想は何らかの自社サービスを作りたいですよね。

実は今の時代はちょっとしたアイデア一つで結構な売上が作れてしまいます。それほど大上段に振りかぶらなくても、ちょっとしたプチイノベーションがバズれば、それが大きなサービスに育つ可能性がある。バズる可能性のあるメディアが簡単に使えるのだから、本当にいい時代ですよね。やっぱりこれからは動画が中心になるのだと思います。今はYouTubeがチャラい若者ノリの場になってますけど、そこに大人のコンテンツが増えていくんじゃないでしょうか。面白いだけでは飽きますからね。伝えるべき本物の価値を持っている企業の出番なのだと思います。ウチも遅ればせながらチャンネルを立ち上げようと思います。

採用は自社サイトから!

中小企業も大企業も、大きな経営課題は人の採用です。特に知名度のない中小企業は良い人をなかなか採れない悩みを抱えています。ウチの取り組みをご参考までにご紹介しようと思います。

グループ内に楽らクラウドというSES会社があります。まだM&Aした直後は勝手がわからないので、旧親会社グループの採用方法をそのまま踏襲して某大手求人媒体に出稿していました。幾らとは申しませんが、かなりの金額で年間一括契約。それなりの反応はありましたが、多かったのがミスマッチ。こちらの求人原稿の作り方もまずかったのですが、応募者の抱くイメージと実態のギャップが大きくて、面接をしてもしても決まらない…。一年間かけて採れた人材はたったの一人でした。(Eさん、よくウチに来てくれました!)

その反省から採用手法を見直して、今は知人の人材教育サービスを利用させていただいています。つまり、その会社で求人キャンペーンを打ち、応募者を一定期間トレーニングして、その間にスキルのポテンシャルと人柄を見極めます。そこで見込みのある良い人だけを紹介してもらって紹介料を払うシステム。これがなかなか効果的です。何より成果報酬ですから、採れなければコストは発生しない。しかも知人の目で一定の期間人物の観察をしてもらえるのが有り難い。やはりどんなに注意しても、短時間の面接を数回する程度ではその人の本質までは見極められないのです。結果的に非常に質の高い採用が実現できています。しかしこれは特別なリレーションがある会社があるからこそできるスキームで、普通は優先的に良い人を紹介してもらうなんてことは期待できないので無理があります。

では一般企業にもできる質の高い採用手法とは何なのか? それは自社サイト採用だと思います。つまり、リクナビやマイナビ等の媒体に頼らず、自社の求人サイトをキッチリ作る。これは自社媒体なので、掲載期間の成約も文字数やクリエイティブの制限もありません。好きなだけ自社の魅力を語れるし、状況に応じて内容を柔軟に変更できます。

その場合の集客はどうするのか? ここが最大の問題ですが、今どきは採用もマーケティング。リスティング広告、SNS広告(Facebook・Twitter・Instagram・YouTube)、更にはIndeedを活用します。右の画像(出典)をご覧いただければお分かりの通り、今や各媒体を圧倒的に凌駕するアクセス数があるので、Indeedの活用がコストパフォーマンスのよい採用集客導線のキモなんですよね。いわゆるSEO的なIndeed内での上位表示ノウハウなんかもあるので、採用に強い会社と組むのが早道です。

採用は長期的にその企業をつくる基礎になります。良い人材は必ず成果をもたらしてくれますから、採用も人件費もケチっちゃダメなんですよね。コロナ禍で大変な今こそ、良い人材を採るチャンスでもあります。伸びる企業は必ず世間の逆張りをしています。リスクを取って前に進みたいですね。

趣味車というカテゴリー



CARZYというサービスについて、思うところをお書きしておきます。

どうして今ごろクルマ、それも狭い趣味車のサービスなんてやってるのかとお思いの方もいらっしゃるでしょう。若者のクルマ離れと言われて久しくもあり、クルマというカテゴリーそのものがオワコンと思われている節もあります。それは果たして正しいのでしょうか。

実は各地にクルマ好きが集まるスポットがあります。関西だと、芦屋の芦有展望台や京都のカフェセブン。関東圏だと大黒PAや箱根ターンパイクでしょうか。週末の早い時間にそういう場所を訪れると、ちょっと雰囲気の違うクルマたちがたむろしているのに出会うはず。そう街中を走る実用車とは明らかに様相が異なるのです。

クルマのCMを見ていると分かりますが、世間でよく売れているクルマは概ねミニバンと軽自動車。実用の観点からクルマを選べばそうなりますよね。でもそんなクルマは運転していても楽しくない! 人とモノを運ぶためだけにクルマに乗るのを良しとしない人が世の中には沢山いるのです。そんなクルマ好きが選ぶクルマは、やっぱりスポーツカー。乃至は、ちょっと古い味のある旧車なんですよね。私たちがCARZYで分かりやすい基準に選んだのは、”2ドア車”でした。クルマ好きじゃないと絶対に選ばないカテゴリーですよねw

国産メーカーでチェックしてみましょう。現行車種として販売されているクルマの中で2ドア車がどれくらいあるか?

●トヨタ
 ・86
 ・スープラ

●LEXUS
 ・RC
 ・LC

●日産
 ・フェアレディZ
 ・GT-R

●ホンダ
 ・NSX
 ・S660

●マツダ
 ・ロードスター

●スバル
 ・BRZ

●ダイハツ
 ・コペン

今や絶滅危惧種であることがわかりますねw だからこそ、2ドア車を選ぶ人は特別なクルマ好きと言えるのです。人も荷物も積めない、税金や保険料も高い、燃費も悪い。でも実用車では代わりにならない運転する歓びがある。クルマ好きの魂に訴えかける何かがそこにあるのです。

いま日本国内では年々クルマが売れなくなっています。人口は減るし、何より趣味におカネを掛けられる人が減っています。若者がクルマに乗らなくなったのは、おカネがないというのも大きな理由ですよね。でもだからこそ、これからは人生にゆとりが出た年配層を中心に、大人の趣味としてのクルマが見直されると思います。実用車をわざわざ自分で買う必要なんてないんです。カーシェアリングでいい。買うなら軽で充分。もしコロナ禍で東京中心のライフスタイルに変化が生まれるとすれば、田舎でゆっくり暮らす人が増えるでしょう。過密な都会を離れたら、ぜひ古いオープンカーを一台買ってほしい。そして夫婦でドライブに出かけてみてください。きっと今まで見えなかった風景に出会えるはず。生活に潤いがもたらされるってそういうことだと思います。実はコレクタブルカーは価格が落ちないというメリットもあるんですよね。下手したら、買った時より値段が上がるケースだってあり得る。絵画と同じマーケットになっていくんだろうと思います。

デジタル全盛の現代だからこそ、アナログな機械の感触に触れるとホッとする。そんな気持ちをみんなが抱いているんじゃないでしょうか。これからの時代で大事なのは、生きる愉しみなんじゃないかな。エンターテインメントこそが一番優先順位の高いものになっていくと思うのです。だからある意味、時代を先取りしているつもりでCARZYに携わっています。笑顔な人の周りには人が集まりますからね。

論理 VS. 感情

なかなかコロナ禍が収まらない。コロナに対する反応は大きく二つに分かれていて、重症患者も死者数も大したことないのだから大騒ぎする必要ないという冷静な論調と、とにかく怖いという感情的な人たち。この二つの視点が全く噛み合わない。私はどちらかと言えば前者で、事実として客観的に現状を見れば、少なくとも日本においてはそこまで深刻に考えなくてもいいと思っている。しかし世の中にはとかく感情的に反応する人が多く、これは論理では説き伏せられない。怖い人に怖がるなと言っても無駄なのだ。



ノーベル経済学賞受賞のダニエル・カーネマンは「ファスト&スロー」の中で、人の意志決定には直感的で感情的な”速い思考”と論理的な”遅い思考”の二つがあると説くが、まさにこの反応がそれである。人間は感情に支配された動物なのだ。論理的に思考し、行動できる人は少数派である。この大衆パニックは当分収まらないだろう。やれやれ。

どうやったらこのパニックから脱出できるか、考えてみる。

1.治療薬の開発
 一番はこれ。インフルエンザにおけるタミフルのように、重症化しても助かる道があれば一気に不安が小さくなるだろう。しかし治療薬の開発には時間がかかる。年内は無理だろうな。

2.もっと大きなインパクトのある出来事が起きる
 これはあまり考えたくない。大地震や、戦争、ないしは災厄。しかしこれだけ世界中広範囲に大きなパニックを引き起こせる出来事が思いつかない。ABC兵器なんて言い方をするけど、Bつまり生物兵器が最凶だったんだな。製造コストも安そうだし、引き起こせるパニックを考えるとこれ以上コストパフォーマンスの高い方法はないかも。今後は映画でもテロリストの武器として細菌兵器を取り上げることが増えるんだろう。全世界の人々がその怖さを思い知ったから。

3.飽きる
 人の噂も七十五日なら三カ月ほどで飽きそうなものだが、リアルタイム進行形のままでは飽きるモードに持っていけない。一番いいのはマスメディアが報道姿勢を改めることだが、日本のメディアに良識を求めても仕方ない。これだけ毎日ワイドショーで煽られたら、いつまでも不安心理は退かない。メディアに加害者意識はないのだろうか。煽るなら熱中症の重症者と死者数も同じように報道して欲しい。この熱波の方がはるかに危険なのだから。

こちらの記事によれば、2割の企業はコロナ禍でも増益なのだ。任天堂は独り勝ち状態だし、トヨタだってちゃんと利益を確保している。結局のところ環境への変化対応力が強い企業、フレキシブルに対応できる柔軟性の高い企業は生き残るのだ。ある意味、企業体力を焙り出しているとも言える。我田引水だけど、今取れる即効性の高い対策はECだ。いずれ始めようと思っていて手が付けれていない企業、やり始めてはいるけどまだまだ本格的に売上が作れていない企業。そんなところは多いはず。逆に言えば、のりしろがある。飲食店もテイクアウトはインハウス需要とのトレードオフの面があるので、物販が活路を開くきっかけになるかもしれない。サービス業はネットからの集客導線を作れているかどうか。あまり意識していなかった企業も多いはず。気を強く持って、できることをやろう。商売人はしたたかでなければ。

コロナショックの今できること

2020年がこんな年になるなんて、誰も思っていませんでしたね…。もうオリンピックどころの話ではなく、世界の医療と経済に及ぶ甚大なダメージをどう押さえ込むか、まさに人類とウィルスとの戦いです。大所高所からの開設や提言は専門家にお任せして、私は零細の事業者がいま何をすべきかに焦点を絞って考えをまとめてみようと思います。

知人の喫茶店経営者に「お店を閉めるべきかどうか迷っている」とご相談をいただきました。こういうとき、経営者、オーナとして見識を問われます。その方は、結局お店を閉める決断をなさいました。素晴らしいご判断だと思います。

この方の場合はご自身お一人でお店を運営なさっていたので、雇用への心配をする必要がありませんでした。しかし一人でも従業員を雇っていれば、話は簡単ではありません。人命をリスクに晒すわけにはいきませんが、目の前の現実として売上を失ってなお人件費を負担するだけの余裕があるか。大多数のお店にその余裕はないはず。ではいま何をすべきなのか。

1.キャッシュの確保
 私は創業以来20年余り、無借金を志向してきました。小さい所帯ながら事業スタイルの変遷を何度か繰り返してきたので、転換期には一時的につなぎの資金が必要になったこともありましたが、父親に短期的に借金をして、すぐに返済をしましたので金融機関からの借り入れに頼ることはありませんでした。しかしながら、大きなM&Aをする機会が訪れ、更に新規事業への投資金額が膨らんだこともあり、昨年は金融機関にかなりの額の借り入れを申し入れました。取引のあるメガバンク一行と、取引のなかった地銀一行から借り入れを受けることができました。コロナを予見していたわけでは全くありませんが、それでも東京オリンピックが終わった後の景気後退局面を想定して手元のキャッシュを積み増ししておこうと考えたのは事実です。今思い返しても正しい判断でした。企業は会計帳簿で赤字を出すから潰れるのではありません。キャッシュが尽きたときに潰れるのです。その意味では、内部留保だろうが借り入れだろうが、いまはキャッシュこそが大事。借り入れできるのなら、それが政府融資だろうが身内だろうが銀行だろうが、可能な限り現金を調達すべきです。使わなければ置いておけばいいんです。この低金利時代には調達コストは誤差の範囲です。

2.コストカット
 永く経営をしていると、知らず知らずのうちに余計な支払いが増えているものです。もう一度銀行通帳とクレジットカードの明細をチェックしましょう。喫緊の用途以外の無駄な出費はありませんか。義理でお付き合いしている貢献度の低い支払いはありませんか。売上を増やすことは大変で時間がかかりますが、コストをカットするのは一瞬でできます。ぜい肉を落とす良いチャンスと考えて、経費を見直しましょう。

3.IT武装
 我田引水ですけどw、こんな時だからこそ、やっぱりIT武装を進めることは大事なんだと思います。実際問題対面でのサービス提供ができなければ、ネットを使うしかありません。物販をされているところはネットショップ、サービス提供の業態でしたらウェブサイトを強化しましょう。もしまだお持ちでないなら、この機会にネットのチャネルを作りましょう。ホームページの作成、Google MapやGoogle Localへの登録、予約サービスの導入、などすぐにできることは沢山あります。ウェブチャンネルをお持ちのところでも、販促に予算を割いてらっしゃらないお店が結構あります。Googleリスティング広告、Facebook広告、Twitter広告、などは少額の予算ですぐに出稿できます。ライバルが広告予算を削っているいまは以前より安価に広告を出せるチャンスでもあります。この機会にマーケティングスキルを勉強して、戦闘力を高めましょう。

4.人の採用
 もしあなたのビジネスが比較的コロナショックの影響を受けていないのなら、いまは採用のチャンスでもあります。普段なら手が届かない質の高い人材を採れるかもしれません。株と同じで、他人と同じことをしていてはダメです。逆張りは多くの場合効果的です。


多くの人がコロナショックは長期化すると悲観的な予測をしています。勿論余談は許しませんが、しかし日本にコロナウィルスが入ってきたのはかなり初期のはず。しかしその後の感染の拡がり方がヨーロッパ・アメリカと比べて致命的ではありません。東京パラドックスなんて言葉もありますが、そこには何か原因がある気がします。本当にBCG接種が効いているのか、それとも弱毒性の菌種なのか、私にはわかりませんが、三カ月程度でピークアウトして明るい見通しが出てくる気がしています。どのみち我々にできることは限られています。目の前のビジネスと会社を守ることが、家族と従業員にとっての最重要事項。ウィルスよりも経済のダメージの方がより人命を左右するのです。感染リスクを下げながら、ビジネスへの影響を最小限にする。難しい綱渡りですが、なんとか乗り切りましょう。不況や災害を乗り切ったあとには、より強くなった自分がいるはずですから。

高速にゴミを作っていませんか?

これはアジャイルコーチの大友さんに言われた言葉です。ショッキングで、未だに頭を離れませんw "ゴミ"と言われるとさすがに抵抗ありますが、確かに一生懸命作っているプロダクトがマーケットに受け入れられていなければ、それは価値のないものを作っていると指摘されても否定できません。良いものであっても、顧客に届いていなければそれもまた同じことです。あなたはゴミを作っていないと言い切れますか?

振り返ると、創業してからの20年強、モノ作りにフォーカスしてきました。初期はWebの受託制作。これは文字通りクライアントに言われたモノを早く安く作ることがミッション。手を動かしてナンボ、でしたからそこに迷いはありませんでした。Autostepmail、おちゃのこネットを始めてからはユーザーから追加機能に関する要望がひっきりなしに来ましたから、そこにも特に迷いはなく、必死に沢山の機能を作り込んできました。その結果、こんなことになってしまった感があります。

イノベーションのジレンマというヤツです。最初はマーケットニーズを下回るプリミティブなプロダクトからスタートしたのに、気付けばいつの間にかマーケットのニーズを超えた必要以上に複雑で高機能なプロダクトになってしまっている。これは困った状況です。さて、どうすべきか。

いくつか答えはあります。我々が選択したのは、高機能なプロダクトになっている現状を認識して、ベテランショップオーナーさんに永く使って頂けるプロダクトとしての位置付けを強化しようというものでした。申し訳ないですが、高機能になっている分を利用料金の値上げというカタチで修正させていただき、初心者向けの簡単なサービスという出発点から少し立ち位置をずらしました。そしていま、ショッピングカートに付帯する周辺プロダクトを新たに開発するロードマップを組み立てています。その第一弾が「おちゃのこネットPOP-UP」サービスです。ウザいとお感じの方もいらっしゃるでしょうが、原始的でありながら訪問者に対してアテンションを効果的に引き出せるツールであることも事実です。実際に賢い使い方をされているショップさんがありますから、来週のセミナーで効果的なご利用方法についてお伝えしたいと思っています。

もし、もう一度Easyでコストパフォーマンスの良いプロダクトを提供するなら、それは既存のおちゃのこネットとは別の新プロダクトを作るべきなのでしょうね。そこまでやるかどうかは、まだ決めていません。これはこれで、また一つの答えになると思います。

進むべき道がいくつもあるとき、大事なのは戦略を練ることです。今までの私たちは、すぐに手を動かしてモノを作るということを意識しすぎていました。しかしそうやって作りだしたプロダクトがもしゴミ(嫌な表現ですが)だったら、それはとても悲しいことだし、投入した時間やコストが無駄になります。アジャイル開発のスタイルを取り込んで、開発の生産性は上がりました。それは大きな成果。そしていま考えるべきことは、作る前にじっくり腰を落として何を作るべきかを考える習慣をみにつけることです。それが、「仮説検証」プロセス。

優先度が高くて、エビデンスが取れていない”仮説”は何なのか。これをみんなで意見を出し合い、大事なことからなるべくコストの安い方法で検証を進めます。「おちゃのこネットの売上を増やす」「CARZYのトラクションを出す」という会社にとって一番大事なテーマを正面に据えてそのためのアイデア出しをすると、みんな自分のこととして真剣に考えてくれます。みんなで手を動かしてアイデアをポストイットに書き出して、ホワイトボードに貼り出す。それを見ながらワイワイと意見を交わして、やるべきことを決めていく。なかなか楽しい体験です。設定したテーマについてのアイデアを出す”仮説検証MAP”、優先度の高い施策を洗い出す”インパクトMAP”、洗い出した施策を高速に回す仕組みである”スクラム開発”。「アジャイル型開発」を成功させるためのメソッドというのがあるんですよね。たぶんちゃんと理解して取り入れている会社は少ないはず。全ての会社がクリエイティブになるために、オススメの手法です。

時代が進んで、成功するための知見は蓄積されているんです。一つでも多くの成功事例を作って、日本が元気になるといいですね。

2019年の振り返り

アジャイル開発では振り返りというプロセスがあるので、仕事納めの日に今年一年を振り返ってみます。

創業して21年になりますが、過去最高に人の出入りの多い年でした。入社してくれたスタッフも多かったのですが、残念ながら退職者も多かった。こちらの受け入れ体制の不備もあり、申し訳ないことをしたスタッフもいたのでそこは反省点。ただ結果的に重要なポジションにキーマンが確保でき、戦略担当やデザイナー、開発チームリーダー、営業担当などスタッフの陣容は充実しました。人しかリソースのないIT企業にとって、良い人が確保できたことが最大の成果です。そこは素直に喜びたい。事業の方はまだ成果に結びついていませんが、種まきは一生懸命したので来年以降の収穫を楽しみに待つことにします。

経営者の役割は「種をまくこと」
公益法人の役員の任期は2年です。ちまたでは「2年では短く、成果は出しにくい」との声も聞きます。ですが、私は必ずしもそうは思いません。なぜなら、経営者の役割は「果実を収穫すること」ではなく「種をまくこと」だと思うからです。将来に向けてどれだけ多くの種をまけるかは必ずしも特定の時間が必要なわけではなく、夢のある大きなビジョンや、多くの仲間と志を1つにできることの方が重要だと思うのです。
確かにそうですよね。まずは種まきしないと収穫の秋は来ない。チャレンジがカタチになるのには時間がかかりますが、ひるまずに攻める姿勢を貫こうと思います。

ものごとが上手く運んでいるかどうかの指標って、関わるメンバーの笑顔の量で表せるのだと思います。その意味ではみんな楽しそうに仕事をしてくれている様子で、私も嬉しくなります。この笑顔の輪を、お客さまや取引先や周囲の人たちに拡げていきたい。新年が笑いに包まれた良い年になりますように。

令和に生きる私たちが失ったもの

’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった

読んでて感動で涙が出ましたw このCMが流れた1989年は平成元年、私が大学を卒業して社会人としてスタートした思い出の年です。確かに色んなできごとがあった年でした。何といってもベルリンの壁崩壊はもう歴史に残る大エピソード。オイルショック、世界大恐慌と並ぶクラスの現代の一大事です。個人的にはリクルート事件の大波をもろに被りましたし、電電公社の民営化と国鉄の民営化は日本に特大のインパクトを与えました。中曽根さんは大宰相だったなぁ。

この元記事ではそういう時代背景を振り返った上で、現代の私たちが失ってしまったものを挙げています。
この現代は嫉妬が渦巻く世界だと思う。SNSの発達はコミュニケーションを発達させたが、それはあまりに過剰になりすぎた側面もある。つまり、あまりに人の成功が届きやすくなったのだ。

煌びやかな生活をする人も、充実した日々を送る人も、素敵な仲間に囲まれる人も、知らない世界の何かではなくなってしまった。確実にこの世のどこかに存在すると分かってしまったのだ。

例えば、それ感情はSNSを取り巻く「嫉妬」の感情に現れているのかもしれない。成功者を引きずり下ろし、幸せな人を破滅させる、そういった炎上がまるで娯楽のように存在する。そして、やはり僕自身にも人の幸せや成功を素直に喜べない嫉妬めいた何かがある。そんな30年後の世界において、牧瀬里穂のこの笑顔は貴重なのだと思う。
全てを変えてしまったのは、携帯電話とネットですよね。マクルーハンが、メディアこそが社会を変革すると喝破したのは正しいのです。良くも悪くも、私たちは繋がってしまいました。良いことも悪いことも秒単位で津波のごとく押し寄せてくるのですが、何となく悪いことを目にすることの方が多くなってしまった気がします。そして効率化されたはずの時間に追われ、日常から間合いが失われてしまった気がします。知らなくていいはずのことを知り、気付かなくていいはずのことに気付いてしまう。そして人との関係が壊れるスピードが速くなってしまった。想像力や思いやりでくるまれていたものがむき出しになってしまった現代。それはみんなが望んだ世界だったのか。

何度もこの動画を見直して、本気で胸が苦しく、切なくなりました。ああ、この感じが懐かしい。スマホを持ち歩いていなかったあの頃は、こんな想いをしょっちゅうしていたよな。人に連絡をとること、逢うってことが今よりずっと特別だったころ。一つ一つの行動に余白みたいなものがあって、気持ちの色がついていたんですよ。若い人にはわからないかな。時間は巻き戻せないけど、もっと濃密な時間があったあの頃を懐かしく思い出す。たぶんそれは進歩した技術がまだこなれていないんだと思う。未来はこういうものを取り戻す方向なんだよ。

チームビルディング

会社経営の肝を一つだけ挙げよと言われたら、間違いなく人のマネージメントにあると考えます。資金調達や売上拡大も大事ですが、全ての要素は最終的に人に帰属します。一番大事なのは、良い人を採用すること。次は、その人が活きるような配置と役割分担を与えることです。仕事が独りでできるものではない時点で、チームビルディングの巧拙が企業の業績に直結するのは自明ですよね。

皆さんは「ピーターの法則」をご存知でしょうか。
全ての組織とポジションは無能で満たされる
これは一件乱暴な表現に思えますが、深い洞察に裏付けされています。例えば非常に有能な営業マンがいたとします。当然高い業績を上げるので、会社は昇進させます。リーダー、課長、部長、本部長、取締役。組織の階段を登っていったとき、どこかに本人の能力の限界が訪れます。その限界の一歩手前で定着するのが幸せな在り方なのですが、普通は無能が証明されたポジションで出世が止まり、本人も周囲も持て余すという状況になりがちです。これが日本中の組織で起きているのではないでしょうか。

ITエンジニアについて考えるとわかりやすいのですが、プログラミングのスキルとマネージメントスキルは全く別物です。有能なプログラマーが必ずしもチームマネージメントに向いているわけではない。というか、普通は向いていません。かといってプログラマーとして成果を出せていないメンバーをチームリーダーに抜擢するのも難しいでしょう。マネージメント能力に秀でているかもしれないのに、プログラマーとしての実績を評価尺度においてしまうからです。

本人も組織も、階層上の上位者がエラいと考えてしまいますが、冷静に考えるとそんなことはないんですよね。部長より高い報酬の証券トレーダーとかいますし、高い専門性スキルとマネージメント能力は本来比べる対象ではないんです。だからもし間違ったポジショニングをとってしまったら、本人と組織が合意した上で、ポジションを下げた方がお互いに幸せということを多々あるのです。これを降格と考えない組織風土が求められるのかもしれません。本人にもプライドがあるでしょうから、なかなか難しいことではあるのですが。役職という考え方が古いのかもしれませんね。理想は強いサッカーチームでしょうか。ヘッドコーチとキャプテンがいて、メンバーはフラットなチーム組織。もちろん経営層は別に存在するのですが、チームとしてどう高いパフォーマンスを発揮するかをチームメンバー全員が摸索して、組み合わせと役割を調整する。そんなチームビルディングに成功した企業が成果を出せるのだと思います。

社長だってただの役割です。上がりのポジションと考えている古い日本企業が経営で外資に負けているのはそこの意識にある気がします。創業者は特別ですが、経営者もプロスキルだという認識が必要ですね。現場の質がまだ高いうちに経営層をレベルアップさせないと、日本企業の勝ち目は巡ってこないんじゃないでしょうか。