ウツへの向き合い方

最近多いですよね。ウツになっちゃう人。皆さんにとっても決して他人事ではないと思います。私も会社や友人、そして身内にもそういう人たちがいます。私も今はウツなんて無縁と思ってますが、状況が重なれば誰でもなり得るのが心の病気なんでしょうね。大事なのはそういう問題を抱えている人にどう接するか、です。

昔オシム監督が「ライオンに追われているウサギが肉離れを起こしますか?」という名言を残しました。まあこれは普段から正しい準備をしておきなさいという意味だったようですが、私なんか感覚が昭和なのでウツとかに対してどこかで甘えなんじゃないのかという思いが払拭できませんでした。考えを改めないといけないなと痛感したのは、息子のひと言でした。「俺、ウツの気持ち分かるで」と。

そうなんですよね。息子が中学生の時、私の所為で難しい状況に追い込まれてしまい、本人にとても苦しい思いをさせてしまいました。その時どうしたかと尋ねると、「俺は逃げたからな。それで助かった」と言ってました。なるほど。確かに、色んなケースを目にしますが、結論としてはストレスの源から距離を置く、逃げる、しかないかもしれません。

昔は、それこそ食うや食わずで生きることに必死な時代が続き、こういうデリケートな問題に向き合う余裕がなかったのでしょうね。だから、沢山あった心の問題にちゃんと向き合ってこなかった。昔から日本にも自殺者は沢山居たわけですから、問題がなかったわけではないんですよね。ある意味日本が豊かになって、衣食が足りる余裕のある社会になったからこそ、センシティブなテーマが大事になってきたということでしょう。

悩みの原因は、経済的なもの、病気、などもあるでしょうが、一番大きいのは人間関係でしょう。職場はまだマシな方で、極端な話、辞めてしまえばいい。最もタチが悪くて対処が難しいのが、身内との関係な気がします。夫婦関係もありますが、親子が揉めると本当に大変。簡単に縁が切れないから、逃げるに逃げれない。深刻です。

私のアドバイスは、それでも逃げろ、です。多くの人は真面目で責任感が強く、そして自分が良い人と思われたいと強く思っています。これが曲者で、シンドイのに頑張っちゃうんですよね。そしてますます深みにはまる。だからヤバいと思ったら、早い段階で距離を置く。リカバリーできないと思ったら、逃げる。これしかないんだと思います。

少なくとも、ウチの会社ではそういう状況を起こしたくない。もし起きたら、それは環境をリセットするしかないでしょうね。幸せになるためにみんな頑張って働いてるんですから、職場が苦痛というのは耐えられません。みんなが笑顔で楽しく仕事できる場でありたいと思っています。

日本の諸問題への処方箋

今の日本が抱える深刻な問題。少子高齢化、経済発展の沈滞、年金・社会保障システムへの不安。これらは共通の根っこから生じているように思えます。つまり、「良い死に方が見えない」ということ。実は、これは簡単な処方箋があると思っています。それは、余計な延命治療をしないこと。

最悪なパターンは、比較的体が元気なのに何らかの病気でベッドに寝たきりになったまま家族の介護の世話になること。10年、20年と家族の手を患わせることになるなんて考えたくないですよね。人生の幕引きが見えないから、不安になる。幾らあっても足りないと思うから、必死で貯め込む。悪循環の沼です。これ、本人も家族も社会も、誰も望んでいないことですよね。ではどうしてこの最悪のパターンを皆が恐れてビクビク暮らしているのか。死ぬ勇気が足りないからです。

五月に私の親父が亡くなりました。もう二十年もガンや心臓病などで苦しんできましたが、最後まで死ぬことは怖かったようです。私もいざその場を迎えたら、同じように思ってしまうのかも知れません。それでもいま思うことは、自分が自分らしく生きられなくなったら、それは幕引きの時が来たということだろうと。人間、自分の口でモノを食べれなくなったら、それはもうダメってことなんです。胃ろうや点滴で少しばかり時間を延ばしたとして、それが何になりますか。だから私は余計な延命治療は無用だと家族に伝えてあります。

これ、誰にでも取れる終活で、コストが掛からないんですよね。最後にお世話になるのは、せいぜい半年から一年程度。時間が読めれば、必要な経費も逆算できます。何千万円もおカネを持っておく必要なんてないんですよ。理想は安楽死が認められることですが、それは日本ではなかなか難しいでしょうから、最後の治療方針についてだけは自分がイニシアティヴを持っておく。ここが大事なんじゃないでしょうか。

もしこれが世の中に広く受け入れられれば、色んな話が変わってくると思います。年金や医療リソースは大きく節減できるでしょう。老齢世代から若い世代への所得移転がもっと進みます。社会のセーフティネットが軽くなるから、税制や規制をもっと身軽に制度設計できる。フラットタックスの実現、地方自治の裁量を増やす、安全・安心よりチャレンジを重視。これらは難しい政治のステップを踏まなくても、個人個人の気持ちの持ち様だけで実現できる、ある意味簡単な対策です。

人に迷惑を掛けず、人の役に立って死んでいきたい。それはみんなの共通意思ですよね。ただ長く生きるより、尊厳を大事に死ぬ。これが子どもや孫の世代のためになる生き方なんじゃないでしょうか。笑顔でバイバイって逝きたいですよね。Hasta la vista, baby

1億円のヒット商品を作ろうプロジェクト



1億円のヒット商品を作ろうプロジェクト

おちゃのこネットで新しい取り組みをスタートさせました。題して「1億円のヒット商品を作ろう」プロジェクトです。これから何らかの商売を始めようという方にとって、”売上1億円”というのはとてもいい響きだと思います。年商億超え。ちょっとテンション上がりますよねw そのワクワク感を実現するお手伝いをぜひさせていただきたいのです。

人と同じで、お店にも個性があります。オーナーのキャラクターが色濃く反映するのですが、方向性としてプロダクトアウトとマーケットインの両方向があります。プロダクトアウトは、オーナーの思想や哲学が生み出すもので、何か世に訴えかけたい想いが込められています。恐らくそこにマーケティング的な発想はあまりなく、自分の提案が世に受け入れられるものなのかどうかを試すといった趣きです。これももう他人がどうこう口を挟む余地はなく、気が済むまでトライしていただくしかありません。

片やマーケットインタイプは、どんなプロダクトが受けるのか、何が求められているのかを探るところからスタートです。ここで役に立つのがプレスリリースから逆算する発想メソッドです。これはウチのCSO(最高戦略責任者)の馬頭の提案なのですが、製品作りをプレスリリースから始めろというのはなかなか斬新な考え方だと思います。先週の金曜日にオンラインセミナーでこのお話しをさせていただいたのですが、参加者の皆さんの反応はなかなか好評でした。

みなさん成功したくてお店を始めるわけですから、ただの自己満足ではなく、売上という成果が伴わないと面白くありませんよね。おちゃのこネットはただカートシステムをご提供するだけではなく、売れるお店をどうやって作るかという一番大事なノウハウのご支援も含めてお役に立ちたいと思っています。ぜひ今後の一億円プロジェクトにご期待くださいませ。

シアワセな生き方とは

私のようなバブル世代から見ると、ここのところの日本は将来に明るい展望が持てません。私たちが若いときはもっとワクワク感があって、今日よりも明日が良くなるとみんなが信じていました。総中流意識なんてのが新聞で話題になったのもこの頃です。いつから日本はこんなに暗い国になっちゃったのでしょうか。

客観的に見れば、戦後の復興期からの転換、人口ボーナス期の終焉、が大きいですよね。日本は若者、壮年の国から、老人国になってしまった。国全体が活力を失い、システムが老朽化し、新しい仕組みが求められているのに、民主主義のくびきから逃れられずに抜本的な手入れに踏み切れない。処方箋は分かってるんですよね。道州制、古い企業のリストラ、労働力の流動化。でもみんなが血を見るのを恐れて実行できない。多分大きな外圧がない限り、変われないのが日本なのだと思います。

では我々はどうすればいいのか? 答えは、自己責任の徹底、にあると思います。国に頼るのをやめる。上手くいかないのを誰かのせいにするのをやめる。自分の身を守れるのは自分だけ。そんな当たり前のことを受け入れましょう。具体的な道は二つしかないと思います。

一つは、資本家の側に回ること。つまりリスクを取って起業することです。資本主義の原理原則ってとってもシンプルで、資本家しか儲からないんですよ。であれば、自分が経営サイドに立つしかない。その近道が、インフルエンサーになることやネットショップオーナーになることなんじゃないでしょうか。この二つのパターンは取るリスクがあまり高くなく、副業的にスタートできるのが良いところ。自分に経営の才能があるかどうか、試してみるべきだと思うのです。

明らかに自分は経営者向きではないという自覚があるのなら、何らかの専門的なスキルを身に付けるしかありません。今ならプログラマー、デザイナー、動画編集、といった潰しの利くITスキルがいいですよね。医者、薬剤師、弁護士、会計士、などの免許業も専門的スキルと言えるでしょう。あとは、何らかのカテゴリーへの徹底的な拘りもウリになる専門性だと思います。自分自身が起業しないまでも、例えばトレーディングカードや中古品売買、何らかのプラットフォームの運営に専門家・キュレーターとして関わる。これなら多くの人にチャンスがあるはず。最悪なのは、言われたことしかできないサラリーマンです。

こう考えると、若い人は何を大事にすべきか見えてきますよね。親や先生の言うことに従って良い子になるべきではありません。自分がやってて愉しいことをとことん突き詰めるべきです。それがゲームでもアニメでもマニアックな趣味でも、自分の強み分野を構築する時間はとっても大事なんです。親は、子どものためと言って寄ってたかってこれを潰しに掛かるんですけどね。親の経験は30年古いので、それに従っちゃう素直な良い子は貧乏くじを引く可能性が高い。親の役目って、チャンスを与えて見守る、応援することしかないんじゃないでしょうか。

生活必需品は海外から幾らでも安いモノが入ってくる時代。日本は付加価値の高い趣味性商品で勝負するしかないんですよ。親の古い昭和のモノサシじゃなく、今の時代、この先の未来に合った最新のモノサシが必要。それは親や先生が与えられるものではないのです。レールに乗せるんじゃなく、自分の頭で考えられる子に育てることがシアワセな生き方を見つける道なんじゃないかな、と思います。

中国のゼロコロナ政策の行方は?

上海が大変なことになっていますね。中国はここまで”ゼロコロナ政策”を採用して、上手く機能していました。「ゴキブリが100匹出るのを待ってから退治するより、一匹でも出たときにすぐ退治する方がいいに決まってる」というのは非常に説得力のある説明でした。ここは欧米や日本のような民主主義国が真似できない一党独裁政権国家だからこそできる強権を発揮して、ある意味世界の最先端でした。これがオミクロン株で包囲網が敗れたのか、一気に大都市圏で感染者が増えてしまっています。上海という人口2500万人の超大都市でロックダウンが成功するのか、ハラハラしながら成り行きを見守っています。

友人が上海に住んでいて逐次Facebookで近況をアップしてくれるのですが、上海の一般市民はメディアの報道よりもはるかに民度の高い落ち着いた対応をしているようです。配給制の食糧や手元の物資を同じマンション内で融通していたり、グループチャットでマメに情報をやり取りしていたりと、みんな利己的な振る舞いを抑えてなんとかこの急場を凌ごうと必死な様子。なんとか乗り切ってほしいですね。

中国政府はこの先もゼロコロナ政策を放棄するつもりはなさそう。上海や深圳といった一部の大都市で感染が拡大しているものの、他の大部分では相変わらずゼロコロナ政策下で平和な日常を享受しているらしく、コロナを受け入れる理由がないのだとか。上海の成り行きが今後を大きく左右しそうです。

これは決して他人事なんかではなく、いまや中国のサプライチェーンと無縁の国も企業もあり得ないのですから、中国が混乱して生産が滞ればウクライナ危機どころの影響では済みません。欧米は高いインフレ率の押さえ込みにやっきですから、中国のコロナ対策と併せて世界は臨戦態勢です。日本だけがインフレプレッシャーから置いていかれている不思議な状況ですが、ここからの半年がこの先の数年を左右する大事なターニングポイントになりそう。中国政府とアメリカFRBの手綱捌きに期待します。

ビットコイン等の暗号通貨の時代は来ない

これはなかなか勇気のいる書き込みなんですが、個人的には暗号通貨、ビットコインetc.を全然信じていません。理由を明確に挙げてくれているのがこの記事。

週刊金融日記 第468号 いまさら人に聞けないビットコインの概要とバブル崩壊のタイミングについて、ビットコインは再び暴落するか、レストラン紹介コーナーは自粛中、なぜ新型コロナウイルスは変異で弱毒化しないのか、他

毀誉褒貶相半ばする筆者ですが、私は結構正しいことを言ってると思っています。特にこのブロックチェーンや暗号通貨に関する考察は非常に的を射ているのではないかと評価しています。以下に簡単にポイントを列記してみます。

●ビットコインには有用な用途がない
 ビットコインはその仕組み上、分散台帳に書き込まれたトランザクションが確定するのに数分〜10分程度掛かります。μ秒単位の処理を競う国際金融のフィールドでこんな悠長な仕組みは使いどころがありません。

●膨大な電力を消費する
 マイニングに膨大な電力を消費することはよく知られています。国家単位で安価な電力を投入できる中国のような環境がないと、資源の無駄遣いです。

●中国を利する行為である
 上記の安い電力を安価な石炭火力発電でまかなう中国が相対的に有利なポジションです。最近は規制も入っているようですが、これは中国オリジナルの暗号通貨を導入する意図の下かも知れず、安全保障上の観点からも中国を利する行為にメリットはありません。

●アメリカを始めとする主要政府にとってメリットがない
 ビットコインの思想は徹底的に反政府主義です。これはそのまま利用用途にも表れ、主にギャンブル、投機、マネーロンダリング、テロ組織の送金手段、資産隠し、など明らかに社会的に好ましくない用途がメインです。こんなものを政府が容認しておくと思いますか? 最終的に法律を制定できるのが国家であり、警察や軍隊といった暴力装置を持ちあわせる国と喧嘩しても誰も勝てないのです。政府にとって都合の悪いものは潰されるのが常道。つまりビットコインに生き延びる道はない。

というのが論点です。正しいんじゃないでしょうか。

ビットコインや暗号通貨を支持する人は、技術オタクで新しいものを過大評価している気がします。社会を変革するアイデアに興奮する気持ちは分かりますが、ルールを作っているのは既得権益にどっぷり浸かっている権力者なんです。そこを軽く見ては判断を誤るんじゃないでしょうか。

というわけで、未だに投機ゲームから抜けれていない人は、早々に手仕舞いされることをオススメします。まだやってない人は迂闊に手を出しちゃダメですよ。

どの決済代行サービスを使うべきか?

ネットショップを始めるにあたっては、まずはショッピングカート選びから。これはこれで難題ではあるのですが、ここはおちゃのこネットを選んだという前提でw

次に大事なのは、どこの決済代行サービスを使うか。これがなかなか難しい選択です。特におちゃのこネットでは沢山の提携先があって、どこが良いのか迷いますよね。下記に選ぶポイントをいくつかご紹介します。

1.手数料
 商売ですから、まずは決済手数料ですよね。各社の料金設定を見ていると、そもそも個人ショップでは使えない決済代行サービスもあります。法人限定のサービスは基本的に固定費も高く、売上が多いお店しか対象にしていません。会社の規模は大きく営業体制も大人数でやってますので信頼できて良いように思えますが、敷居が高いので要注意。トランザクション料率設定が安く、固定も掛からず、個人ショップでも利用化、となるとかなり限定されますよね。

2.システムの安定性
 これが一番外部から分かりにくいポイントだと思いますが、結構大事です。まずは、画面遷移型かシステム連携型かの違い。カートに商品を入れてから、途中で決済会社の画面に飛んでいくパターンが画面遷移型です。これは実装が簡単というメリットがある反面、途中で決済をやめたとかブラウザーを閉じたとか、イレギュラー処理が弱いのが難点。システム連携型でしっかり実装されているサービスが安心感あります。いま困っているのがPayPayなんですよね。システムの作りが古くて、キャンセルやイレギュラー処理絡みのトラブルが結構あります。PayPay側がシステムのアップデートをしてくれないとどうしようもないので、善処を期待します。

3.オプションの豊富さ
 基本的な決済サービスには各社大きな違いはないんですが、例えば3Dセキュア2.0への対応とか、代金回収サイクルの多頻度オプションとか、クレジットカード番号の預かりサービスなど、細かい使い勝手には差が出てきます。AmazonPay対応とか、コンビニ払いとか、支払い手段の多様化も各社差がありますね。

4.サポート
 これも使う前には判断しにくいポイントなんですが、そもそも申し込みの受付対応とか疑問点への回答とかでその会社の体質みたいなものは見えると思います。チャージバックとか、運用上どうしても出てくるトラブルへの対応を気持ちよくやってくれる会社かどうかは満足度に大きな影響があります。会社のカルチャーが出ますよね。

おちゃのこネットのスタートアッププランでは仕組み上ZEUS決済一択なんですが、ベーシックプランに移行してもそのままZEUSさんがいいかもしれません。SBIグループのアグレッシブなところが出ている会社さんだなと感じています。

就活の闇

ウチに早稲田の政経を卒業した帰国子女の女性プログラマーがいます。彼女に就活の話を聞いたところ、とても苦労してエントリーシートで落とされまくったということで驚愕しました。早稲田の政経って私学文系トップですよね? そんな学生を落として誰を選ぶんでしょうか。全く理解できません。

私が就活をしたのは昭和が終わり平成に代わる年。つまりバブル真っ最中です。あの頃は欲しいだけ内定取れたし、大手企業が挙って千人単位の採用計画を打ち出していたので、今とは全く様相が異なり参考になりません。今どきの就活事情を聞くだに、どれだけ若者が苦労しているのか、本当に気の毒になります。思ったんですが、多感で人生の希望に溢れている20歳過ぎの若者をよってたかって叩く就活って、日本全体で行う大規模なパワハラですよね。これでどれだけ多くの若者が将来を悲観し、自信を失っていることか考えると、日本の損失って凄く大きいと思うのです。何とかなりませんかね。

私は経済学部を卒業したんですが、入学早々に授業内容に絶望したのを覚えています。だってマルクス経済学なんてどうして今ごろ勉強する必要があるのか、理解できないですよね。じゃあ近代経済学は有用なのかというと、これがマル経以上に役立たずなんですよ。というわけで早々に授業はドロップアウトして、クラブ活動と麻雀に明け暮れた四年間でした。そりゃ専門的なスキルなんて身に付くわけありません。多くの文系学部は今でも似たり寄ったりの事情なんじゃないでしょうか。

スティーブ・ジョブズは大学でカリグラフィーを学び、それがデザイン志向に繋がりました。アメリカでは今でもリベラルアーツを学ぶということに一定の重きを置いているようですが、日本の文系教育はまったくもって中途半端です。専門性もなければ、教養の深みもない。ただ、●●大学卒業、というブランドを手に入れるだけの退屈な四年間。そりゃ企業側も採用意欲を高く持てないですよね。

学生の方への提言としては、難しいかもしれませんが、大手志向から脱却すること。皆さん自身の人生であって、親の期待に応えることが目的ではありませんから、親世代の古い期待を振り払うことです。親の経験は30年前の体験に基づいているだけで、今の世相を反映していない古い価値観なんです。「自分の道は自分で決める」と強い意志を持つことが大事です。くれぐれも親の顔色を伺わず、やりたいことを最優先してください。

私も二人の子を持つ父親ですから、親心は充分理解できます。親はじっと控えて子どもの決断を応援する立場に徹しましょう。「そんな会社聞いたことない」というのが最悪のセリフです。もう終身雇用の時代は終わったんです。シャープも三洋電機もJALもそごうも潰れる時代なんです。親が好む会社や仕事が30年後もある保証はありません。無理強いしても後で恨まれるだけ。余計なアドバイスなんてせず、子どもの決断を信じることです。

企業は明らかに採用行動を変えています。いまや大量一括採用に拘るのは一部の古い企業だけで、殆どは専門スキルの計算が立つ経験者の中途採用を中心に据えています。その意味では無目的に大学に進学することはむしろ危険で、やりたい分野がはっきりしているなら専門学校でスキルを身に付けた方が賢いんじゃないでしょうか。私のオススメは、専門学校+海外留学の組み合わせです。今でも日本では英語力がそれなりに評価されます。これから使うシーンは増える一方でしょう。英語コンプレックスを若い間に克服しておくことはとても有用です。

私の本当の願いは、若者の目がもっと起業に向くことです。サラリーマンじゃなく、独立開業。もしくはベンチャーで一旗揚げるというチャレンジ精神。リスクを取ってこそ、花の山に辿り着けるんじゃないでしょうか。

[おちゃのこネット]スタートアッププランのご提供を開始しました!

おちゃのこネット

本日より、おちゃのこネットの”スタートアッププラン”のご提供を開始しました。おちゃのこネットは2004年のサービス開始以来、ずっと固定の料金制でやってきました。当時は万円単位の費用が必要だったネットショップASPにおいて月額500円という料金設定は大きな反響を呼び、お陰さまで大きなご支持をいただきました。どうしてこんなに安くできるの、とよくご質問もいただきましたが、少人数で低コストの運営体制を取ったことが全てで、ひたすらお客さまにメリットをご提供したいという一心でした。当時は価格破壊の尖兵的な捉えられ方をしましたね。

時代は流れ、その後サードウェーブとして無料のサービスが各社からリリースされるようになりました。我々も随分悩んだのですが、確かにそのビジネスモデルを支持されるお客さまの状況も理解できますので、今回料金設定を大きく見直すことにしました。その答えが、従量課金制と固定料金制のハイブリッドモデルです。

この図にあるように、売上ゼロの状態からお店の売り上げが成長するにつれて従量料金が発生しますが、採算分岐点を超えた段階で固定料金に移行していただけます。最初は無料でお店を始めて、成長すれば固定費用でご安心して運用できる。この上限キャップ制が弊社の主張です。一見分かりにくいように見えるかもしれませんが、これが一番合理的な仕組みだと考えました。気軽に始められると安心してずっと続けられるを同時に満たす解だと思っています。皆さんにご支持いただけると嬉しいですね。

2021年を振り返って

2021年も年の瀬。今年もコロナ禍に振り回された一年でしたね。しかしオミクロン種は感染力は強くても毒性は弱い模様。こうやってインフルエンザと同じポジションに収束していくのなら、とうとうこの世紀のパンデミック騒ぎに終わりが訪れるんじゃないでしょうか。国境が完全に開いて人の行き来が自由になるまでにはもう少し時間が掛かるでしょうが、生活と経済が正常化していくといいですね。

おちゃのこネットは、かなり開発陣容を整備して、だいぶ会社らしくなってきたと思います。ここ何年か大きな懸案事項を片付けてきているのですが、今年も検索の大改良とカート離脱フォロー機能の投入が大きなトピックスでした。あとは、デザインプランのご支持が予想を上回る強さでした。来年はセミナーも復活しますし、新たな取り組みで「商売人さんを笑顔にする」ご支援に注力して参ります。恐らく世界中でECは追い風だったと思いますが、ちゃんとDXをカタチにできたところは体力が強化されて、ますます業績好調に向かう流れ。努力がちゃんと報われるのがECの世界だと思いますので、ご一緒に頑張りましょう。

CARZYもお陰さまで少しずつ認知が広がって、取引が活性化してきた年だったと思います。恐らく2022年度からは各種イベントも開催されると思いますので、これから各所でお目に掛かることも増えるはず。世の中はEV化一辺倒の流れですが、新エネルギー政策がセットで提供されない限り絵に描いた餅。私は核融合発電が普及しない限り、EVは時期尚早だと考えています。どちらにしろ、クラシックカーや趣味車の領域は絵画や骨董品と同じ好事家の世界。メインストリームにはなりませんが、需要と供給バランスが逼迫すれば価格は高騰するのが当たり前。ひっそりと、でも熱烈に盛り上がる分野だと思っています。

楽らクラウドは手探りの一年でした。SESという業界特有の事情に気持ちが落ち込むこともありましたが、システム開発が世の中の発展に寄与し続けるという部分は今後も変わりません。そこで働くひとりひとりのエンジニアに心地よい仕事環境を提供したい。そして良いサービスの開発に関わりたい。その気持ちを大事に前に進もうと思います。外国人エンジニアの採用など、面白い切り口も見えてきましたので、来年は楽しみです。

私自身も周囲の人も、年々年を重ねて健康状態が気になるようになりました。一番大事なのはストレスを抱えないことだと思っています。皆さまも、事業やご家庭など、それぞれにお悩みを抱えてらっしゃることと存じますが、少しでも状況が改善して明るくお過ごしになりますことをお祈り申し上げます。「笑う門には福来たる」が真理ですよね。

では皆さま、良いお年を!

日本の若者気質

今の若い人には信じられないかもしれませんが、つい30年ほど前は日本はアメリカを追いこす勢いで経済発展してたんですよね。当時はエコノミックアニマルとか揶揄されて、家庭崩壊も顧みずに滅私奉公するジャパニーズサラリーマンは世界の脅威でした。今の韓国人猛烈社員のイメージですかね。日本の勤勉な労働力、マネージメント、政府の適切な産業政策などは経済学の教科書に沢山取り上げられるお手本だったんですよね。書いてて私も信じられませんがw

その後のバブル崩壊以降長く停滞状態の日本ですが、日本のストロングポイントって今でもあるんだろうか、なんて考えてました。何も自信を持てるポイントがなくなっている自信喪失状態なんですけど、もし今でもあるとするなら、それは”安全”なのかもと思っています。元々治安は世界最高レベルに高かったんですが、低いのは犯罪発生率だけじゃなくて、いわゆる揉めごとそのものが圧倒的に少ないですよね。それは若い世代になるほど顕著で、明らかに昭和とは世相が変化しています。身近なところでウチの息子や娘を見ていても感じるんですが、彼らはとにかくトラブルを嫌がります。まあ陰湿なイジメは結構ありますけど、いわゆるケンカとか大声で怒鳴るシーンなんて若者の間でまあ見ないですよね。裏を返せば草食系で頼りないとも言えるんですが、これは実は強みなんじゃないかと思っています。



まあこういうのは一例ですが、昔は日本人女性が外国人にモテるというのはよく聞きました。今は日本人男性も外国人女性にモテる時代なんですね。多分若者限定ですがw 見た目が清潔でオシャレ、しっかりしている、健康的、などの指摘はなかなか自分たちでは気付きませんよね。でも今の日本の若者は、脱毛したり、化粧水使ったり、ファッショナブルで、浪費やギャンブルなんてせずに将来設計を真面目に考えていて、食事も生活スタイルもヘルシー。昭和世代の我々とも行動パターンも価値観も違っていて、中性的な気がします。多分これって進歩なんですよね。

バブル期までの日本はハードな経済パワーに頼った成長。バブル崩壊後はソフトな文化パワーが牽引する洗練さ。ベクトルは全然違うんですが、今のソフトパワーを身に付けるのはとても難易度が高いことな気がします。そういう意味では凄い財産を得ているんじゃないでしょうか。日本の価値を過小評価しているのは、日本人自身な気がします。

おちゃのこネットのカート離脱フォロー機能について

おちゃのこカート離脱フォロー

おちゃのこネットでは今年の8月より「カート離脱フォロー」機能をご提供しております。お陰さまで好評なのですが、改めてご紹介をさせていただきます。いわゆる”カゴ落ち”対策ツールなのですが、弊社ツールの特徴は下記の通りです。

1.圧倒的なコストパフォーマンス
 「カゴ落ち対策ツール」とかでググっていただくと有名なサービスが幾つか見つかると思いますが、概ね月額数万円かかる料金設定ですよね。おちゃのこネットのカート離脱フォローツールは、月額1,000円(税別)という低料金でご利用いただけます。何でも有料オプションかよ、という突っ込みもあろうかと存じますがw、開発に結構な工数を掛けておりますのでそこはご理解くださいませ。有料でもこの内容をこの価格でお使いいただけるのは相当な価値があると自負しております。

2.手が掛からない
 いくら有用なツールでも、設定や使いこなすのに複雑な手順やノウハウが必要では宝の持ち腐れ。弊社ツールは、基本的にボタンクリック一つですぐに開始できる簡単さ。いかにシンプルにお使い頂けるかにこだわりました。

3.高機能
 弊社ツールは、カート内表示、メールフォロー、の二つの機能から成り立っています。カート内表示は基本放置でOK! そしてメールフォロー機能を使えば、もっとも効果的なフォロータイミングをシステムが自動判定して、関連商品やクーポンをメール配信できます。

弊社が実際のショップさんで計測したデータによれば、実際のカゴ落ち率は51%ほど。世間で言われている70%ほど実際のカート離脱率は高くはないのですが、それでもカートに入れた商品の半分以上が落ちているというのは結構な衝撃ですよね。おちゃのこネットでは有料でご利用になる前に、実際のカート離脱状況を画面でモニタリングできるようになっています。ぜひご自分の目で、ご自身のショップでどれだけのカート離脱が起きているのか、お確かめになってみてください。きっと千円程度の費用は安いものだとお感じになると確信しています。

SESに見る日本企業の闇

グループ内に楽らクラウドというSES(いわゆるエンジニアの派遣業態)の会社があるのですが、こちらの現場案件の話を聞いていると暗鬱な気分になります。昨今はコンプラに厳しい時代で、セクハラ・パワハラ・モラハラ、もってのほか、という感じなのですが、それが通用しない昭和感丸出しの世界なんですよね。誰もが知っているエクセレントカンパニーが仕様を決めれずに開発が無茶苦茶になっていたり、納期だけ決まっていてプロジェクト管理がなされておらずに長時間稼働が当たり前の現場など、本当に目を疑うことが多い。話は聞いていましたが、そんなに人数も多くないウチでそんな話を幾つも目にすると、ああ日本の大規模システム開発の現場って本当に病んでるんだなと実感します。

これへの有効な対処策は、ともかくおかしい現場の仕事を我慢して請けない、に尽きると思います。営業上の思惑とか、会社のお付き合いの義理立てとか、ともかく会社の意向を優先させてエンジニアを我慢させるから、本人潰れちゃうし、いつまでもそういう現場がなくならないんです。この現場ブラックだと思ったら、さっさと抜ける。これをみんながやれば、人が集まらないプロジェクトは頓挫するしかありません。そうやって市場を浄化するしかないんですよ。大人の事情とやらを蹴っ飛ばして、エンジニアを大事に守ってあげましょう。きっとそんな会社には人が集まるはず。温かい会社にしたいなと思っています。

大阪維新の会の功績

なぜ、大阪で維新が人気なのか?(この人気はいつまで続くのか?)

最近梅田に行くと、高層ビルの林立ぶりに驚きます。三宮の駅前のショボイのと比べると、文字通り雲泥の差です。しかもこれから阪神百貨店、中央郵便局跡、さらにうめきた二期工事、これに大阪万博、そしてIR計画まで含めると、正に大阪は発展期ど真ん中にあると実感します。この発展をもたらしたのは何か? 私は大阪維新の会の功績が大きいと思うのです。

大前研一さんが以前からよく言及していますが、都市計画において容積率の設定は決定的に重要な意味を持ちます。もちろん空港等の動線への影響や地盤の強度、長期的な街造りの計画が大切なのは言うまでもありませんが、地元の現況を知らない、知ろうとしない東京の官僚が一律に決めてきたのは事実でしょう。地域のことは地域が決める時代になっているのに、いまだに中央集権の古い発展途上国型モデルになっている。それが日本の実態なのだと思います。

容積率緩和で富創出」わが日本活性化プラン

2014年の記事ですが、今でも古くない視点ですよね。これを大阪で具体化してきたのが、大阪維新の会の実行力だったのではないでしょうか。魅力的な大阪の未来図を見るにつれ、神戸の行く末を案じてしまいます。百年の計を考えてくれている政治家はいるのでしょうか。

うめきた二期地区開発プロジェクト

どんどん発展する大阪が羨ましくなります…。

知財戦争

日鉄、トヨタと中国・宝山を提訴 鋼板特許侵害で

大手日本企業同士が訴訟になること自体が珍しいですが、日鉄にとってトヨタは一番のお得意先でしょうから、なおさら今回のニュースは異例です。当然こうなる前に水面下で調停を試みたと思うのですが、今後の取引への影響を考慮してもなお争うだけの価値のある裁判だと日鉄が判断したのですね。

もう日本企業が韓国、中国企業の後塵を拝するようになって久しいのですが、その遠因に知的財産の扱いがあったと思います。有り体に言えば、日本企業が苦労して開発した知的財産をあまりにも安易にパクられすぎですよね。高度成長期には他国企業を育てるだけの余裕が日本企業にもあったのでしょうが、相手が力を付けてきた今ではもうそんな余裕なんてありません。個人的にはディズニーや任天堂の法務アクションをやり過ぎな思いで見ていましたが、これだけ日本企業が厳しい局面を迎えてしまうと彼らのやり方が正しかったのかも知れません。

この先も日本企業が量でマーケットを取る戦略は採りづらいと思います。少量・高付加価値で勝負するなら、投入した研究開発およびマーケティング予算を回収するだけの時間が必要。いかに知財を守れるかが企業の存亡を左右する時代ですね。”攻める法務”が脚光を浴びていくんじゃないでしょうか。なんとなく地味な印象の日本の弁護士が華やかな存在になっていくのは良いことでしょうね。