雑感

46歳になりました。Facebook等でメッセージ頂いた方、ありがとうございました。誕生日が来て嬉しい年でもないのですが、色々感じるところもあるのでまとめておきます。



まずは、本当に楽しい人生を送らせて頂いているという実感がある事に感謝。周囲の人に恵まれました。本当にありがとうございます。「もう一度人生をやり直せたら」なんて問いがありますけど、今までそう思ったことはありません。その時その時を懸命にやってきましたし、もう一度やり直しても同じような事になる気もしますし、今ほど上手くやれなかったかも知れません。それはひとえに人との出会い、ご縁があるからなのですね。これは自分の力だけではどうしようもない。会社の同僚もそうですし、伴侶・家族、友人、取引先など、今繋がりのある多くの方と適切な時に適切な場で出会っていなければ到底今はありません。自分の運というものをもたらしてくれた、ひょっとするとご先祖様なのか他の力なのか分かりませんが、目に見えない何かにも感謝です。



仕事は、常に順調というわけではありませんでした。どんな商売でもそうですが、周囲の環境は常に変化しますし、上手くいっていると思って慢心してしっぺ返しという事も多々ありました。でもその都度気持ちをリセットしてここまでやってこれたのは、自分が好きなことを仕事にしているからなのでしょうね。金儲けが先では続いていなかったと思います。自分にとっては、まずIT。これが全てのベースですね。既得権益とか、先行者利益とかがあまりなく、一定のサイクルで競争環境がガラッと一新されます。免許とか規制で保護されていないので、新しいプレイヤーがどんどん登場し、誰にでもチャンスが用意されている本当にフェアな業界だと思っています。ここで生き残る競争に身を委ねるのはシンドイ事なのですが、それでも努力が必ずしも成果に結びつかない他の業界を見ていると、IT業界で仕事をしてきて良かったと心から思います。クルマの世界は、もうどこまで趣味でどこから仕事なのか、自分でも分からなくなりました(笑)。



年のせいか、子供が大きくなってきたからか、最近はこの国の将来のことをよく考えます。やはり自分が生まれて育った国ですし、ここで生活基盤を与えてもらって生きているのですから明るい未来が待っていて欲しい。子供達にこの国の良さを引き継がなければとも思います。客観的に見れば、楽観出来ないのは事実でしょう。少子化と国際競争の影響は大きく、島国としてある意味守られてきた平和な時代は終わろうとしています。しかし、それでもマスコミの流す安易なネガティブ世論には与したくない。この国の良さは、海外を自分の目で見れば良く分かります。こんなに平和で、安全で、清潔で、人の気持ちの良い国はない。そう感じます。大事なのは、未来を切り拓こうという意思、志なのだと思います。それさえ失わなければ、必ず創造的に発展させて行く道はある。無責任な評論家ではなく、実際に知恵を出して毎日を戦っている一人一人が答えを出すのです。右往左往せず、やってきたことを信じて前に進みましょう。意外とこれから日本が再評価される時代が来るんじゃないかな、なんて思ったりもします。



これから一年一年の目標は、一人でも多くの人を笑顔にすること、としたいと思います。それはきっと正しい事だから。まずは足下から。今後とも宜しくお願い申し上げます。