小沢捜査に思うこと

無罪判決が出ましたね。

事件の詳細は知りませんし、無罪になったからといって全く不適切な行為がなかったとも思いませんが、問題は検察の振る舞いです。

前から思っているのですが、日本の法体系は明確な基準があるようで無いような気がします。

規定はあるけど、結局運用でのさじ加減で大事な部分が決まる、みたいな。

例えば、交通法規。

あまりに速度規制とかが厳しくて実態と乖離しているので、厳密に規定を当てはめればほぼ全員が法令違反を犯している状態。

そこを取り締まるかどうかは、現場の警官の裁量次第。

これでは皆がびくびく、落ち着きません。

同じ事が国政レベルでもまかり通っているのではないでしょうか。



こういう時にいつも思い出すのが、ホリエモン・村上ファンドに対する検察当局の対応です。

量刑から見ればはるかにオリンパスやカネボウなんかの方が悪質なのに、方や即強制捜査・上場廃止、方やうやむや。

こういう恣意的な対応されると、虎の尾を踏むのが怖くてアグレッシブに攻める経営が出来ない。

日本に元気がない、経済を活性化させるべきと言いながら、活力を削ぐ対応をしているのは誰なのか。



大事なのはルール。

微妙な線引きの解釈は極力透明化して、恣意的な運用を避ける。

組織が腐っているのなら、解体して出直しです。

そして世論をリードするのはマスメディアの大事な役割。

国民は、しっかり事の本質を把握して、選挙で民意を正しく反映させる努力をしましょうね。

大丈夫かな、この国…。