CARZY Vol.2「ようこそ!クラシック&ヴィンテージの世界へ The MONTEREY WEEKEND」号をリリースしました!

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電子雑誌「CARZY」の第二号をリリースしました!

名付けて「ようこそ!クラシック&ヴィンテージの世界へ The MONTEREY WEEKEND」号。

全部でなんと750ページ!

あまりにボリュームが多くて本編とオプションに分かれてしまいましたが、ここまで徹底的にモントレーの週末を取り上げたメディアはなかったでしょうからたっぷりと旧車の世界に浸って頂けると思います。

編集長の西川さんの巻頭言をご紹介。
 日本がちょうどお盆休みを迎えるころの週末に、サンフランシスコへ飛ぶことが、ここ数年の“恒例行事”となって久しい。木曜午後に入ってレンタカーを借り、しょうみ丸三日間、“あること”をめいっぱい楽しんだら、そのほかの観光は一切ナシ、大好きなナパバレーには目もくれず、月曜朝に再びサンフランシスコへ戻って帰国する。そんなパターンの旅を、もう何年も続けている。

 あること、とは、いったい何か。

 それが、今回の主題、ヴィンテージ&クラシックカーの世界を紹介するにこれ以上ないイベントが毎年沢山開かれる、モントレーの素敵な週末だ。

  

モントレー。サンフランシスコからハイウェイを南下することおよそ二時間、モントレーペニンシュラ(半島)の付け根に位置する、人口3万人ほどの小都市がその舞台だ。

 そのむかし、スペインやメキシコが統治していた頃のアルタ・カリフォルニアの首都であり、海からのカリフォルニア地域への玄関口として大いに栄えた町だった。今では、ジャズ・フェスティバルや世界初の屋内型水族館、映画“エデンの園”の舞台などとして有名で、周辺にカーメルやペブルビーチといったリゾートタウンを擁する観光都市である。

 夏の日差しは白く強く痛いくらいだが汗ひとつかかない昼をビールで、革ジャンが必要なくらいクールな夜を地元産のよく冷えた白ワインで楽しむ。カラリと乾いた、ちょっと砂漠性の気候。かしましい日本を束の間忘れ、のんびりと夏のひとときを過ごす…のではない。いつかは、そんな風に過ごせればいいとも思う(なにしろ超一流お忍び系リゾートホテルがわんさかある)が、真夏の、ことにあの週末には、よもやホテルのプールサイドで寝そべってカクテル片手にぐうたら過ごそうなどとは、もし貴方もクルマ好きであるならば、つゆかけらも思わないはずだ。なにしろ、その週末だけは、静かなモントレーの街に、クルマ好きの爆音がそこら中で鳴り響いているのだから。



 ボクの、その週末の行動スケジュールは、決まってだいたいこうだ。

 到着早々の木曜日夕方には、“間に合えばとても嬉しい”ヴィンテージカーパレード@カーメルで肩、ならぬ目ならし。

 金曜日は、朝からいきなり本週末きっての見学困難イベント(入場制限があってチケットも高額)、モータースポーツ・ギャザリング@クェイルロッジでいきなり気分を最高潮にもっていき、午後にはラグナセカゴルフコースに移動してコンコルソ・イタリアーノをチェックする。もうこのあたりでフツウのフェラーリ(しかもディノクラス)を見ても、無感動、言ってみれば朝から晩までフレンチフルコース、ゲップが出そうな感覚に(ゼイタクだ)。

 土曜日には、戦前から90 年代くらいまでのレーシングカーがほぼほぼ本気でバトルするモントレー・モータースポーツ・リユニオンを、かのラグナセカレースウェイでじっくりと(肌を灼きつつ)見物。

 そしてラストの日曜日、早朝から本週末のメーンイベントというべきコンクール・デレガンス@ペブルビーチロッジでおもうぞんぶん目の保養をして、午後には再びラグナセカでクラシックカーレースを堪能する。

 そんなこんなが、ステキな週末のスケジュール。



 さらには加えて、連日連夜あちらこちらで開催されるクラシック&スーパーカーオークションを覗きみて、ため息百数十連発!おまけに、各イベントの駐車場にもオモロイクルマが沢山来ている(そりゃそうだ、クルマ好きのイベントやからね!)ものだから、すべてを見逃さずチェックしなきゃいけないし、通りを走っていたり街に路駐したりショッピングセンターに停まっているクルマだって侮れない(いつぞやは、行きつけのスーパーにイタルデザインのイタリア人がジュジャーロのコンセプトカーに乗って買い物に来ていた!)、ともう疲れる暇もないくらい、これでもか!のクルマ漬け。

 日曜日、モントレー最後の晩餐をいただく頃には、気分はすっかりクラシックカーオウナーかヴィンテージカーレーサーになっていて…。



 モントレーにはじめて訪れたのは、たしか96 年のことだった。当時、まだ一介の中古車雑誌編集者だった私は、編集長からBMW を半年かけて盛り上げる企画を考えるように、と言われた。

 ネットでイッパツ検索ヒント山盛り、なんて便利な時代になる直前のこと。まわりにいるクルマ好きに聞いて回ったり、専門誌を読み漁ったり、必死にネタ集めをしたものだ。

 “とりあえず、型落ちの中古の3シリーズを一台買って長期リポートしようか”、なんて通り一辺倒な企画しか思いつかないでいたとき、運命の“教示”に出会った。とあるエンスーがこんなことを教えてくれたのだ。

 「だったら、西川くん、夏のモントレーへ一緒に行こうよ。今年のメーンテーマが確かBMW だったはずだし、それを記事にしてみたら…」。

 そして、私はモントレーの地にはじめて立つことになった。それは、クルマ好きを自負してきたこれまでの自分の、ほとんどすべての価値観やスタンダードを、こっぱみじんに破壊する規模の、驚愕の週末だった。見るもの全ての次元が、まるで違ったのだ。

 もちろん、高いクルマや稀少なモデルにも大いに感動したのだが、それだけじゃなかった。むしろ、それ以上に心を動かされたのは、驚くべき数の、さまざまな種類の、あらゆる人種の、老若男女のクルマ好きが、モントレーに集結していたということだった。そして、テーマが何であれ、クラシックカーだろうが、レーシングカーだろうが、イタリアンカーだろうが、その場所に集ってくるクルマ好きの、分け隔てのない“熱さ”といったら!

 クルマの価値には、確かに“上下”がある。それはきっちりと金額や名声、人気として現れていて、モントレーの週末には、それこそ億単位のクルマが、無数に走り回っている。けれども、見物客からオウナーまで、クルマ好きのヒトとしては、みんな平等だ。

 たとえば、イタリア車の祭典にはBMW クラブ専用の駐車場があり、ペブルビーチにはおんぼろアメリカンマッスルも大挙して押し寄せる。古いアメ車好きが戦前のヴィンテージに、ダッツンオーナーがクラシケフェラーリに、最新ポルシェオーナーがブガッティレースに、笑顔でくびったけになる。どのクルマのオウナーも、声をかければ応えてくれる。愛車のことを懇切丁寧に、教えてくれる。



 モントレーをきっかけに知り合った、多くのクルマ好きの友人も、私の大きな財産となった。アメリカの入国審査で、ホテルのロビーで、イベントやオークションの会場で、駐車場で、チケット売り場で、土産物屋で、年に一度挨拶を交わすだけの友人も多い。互いの近況を、そこでひとことふたこと語り合う、その時間の濃密さもまた、わがクルマ人生の大切な糧である。

 なかでも、“超良心的自動車ブローカー”の伊藤守君は、ボクと同い年で、最初のモントレーで知り合って以来、ずっとずっと懇意にしてもらっている。彼の、知識と経験やモノへのこだわり、クルマ(と関連グッズ)の審美眼はいずれも超A級で、クルマネタの“おしゃべり”はひと晩聞いてもまるで飽きない。モントレーへは、かれこれ十回以上、一緒に訪れた。同じ部屋に泊まって(笑)。CARZY 前作にも友情出演してもらっている。

 クルマという“メディア”があったことで、一生出会うはずのない人と人が出会い、言葉を交わし、友情が芽生え、さらにその輪が広がってゆく。そして、ついには、クルマが主役ではなくなって、大きな、血のつながりはないけれども気のつながった家族ができる。



 もちろん、わざわざモントレーまで、貴重な愛車を持ってきて、われわれクルマ好きに見せてくれたり、レースをして楽しんだりするオーナーたちの心意気にも、最大限の拍手を送りたい。この週末には、クルマ好きが自分の未来を考えるうえで、いろんなカタチの理想を見つけることができるのだから。

 一枚の写真をみて欲しい。これが、モントレーで私が見つけた理想を、百%表現してくれていると思う。



 クルマ好きは、みんな一緒なんだ。



 初めてモントレーを訪れて以来、あの感動や雰囲気を少しでも日本のクルマ好きに伝えたくて、私は通い続けた。そして、ただ単に、あの週末の様子をリポートするのではなく、その価値観、というか世界観をコンセプトとしたメディアを作ってみたくなったのだ。

 趣向によってクルマをカテゴリーに縛るのではなく、クルマ好きのキミやボクやアナタが主役だという視点。旧い国産車もあれば、スーパーカーもあり、レーシングカーもあり、ヴィンテージもあり、みんな好きなんだ、という雑“メディア”。実用の自動車、移動の道具を採り上げたいという気持ちなど、さらさらない。あくまでも、趣味としてのクルマを見つめてゆきたい。

 自動車に関する趣味やエンタテイメントに徹した表現活動をする舞台はないのだろうか。ないのであれば、自分で作れないものだろうか。



その答が、このCARZY なのだった。


CARZY Vol.2のサンプルコンテンツはこちら



ご購入は、「CARZY.net」よりどうぞ!

・本編:500円

・オプション:各85円 × 三編

※全てのパソコンやスマートホンでご覧頂けるPDF版が便利です!

パソコンの将来

おちゃのこネットに寄せられる最近のお問い合わせで目立つのが「スマホで管理画面の操作ができますか?」というものです。

現時点では残念ながら「保証出来ません」としかお答え出来ないのですが、将来的にアプリをリリースして対応したいと思っています。

感じるのは、パソコンありきという前提はどんどん薄くなってきているのだな、ということ。

基本的に、情報の閲覧に関しては既にスマホに代表されるモバイルデバイスが完全に主流です。

パソコンを使う作業は、長文のテキスト入力・画像加工などのオーサリング業務か、情報分析などに限定されてきていますね。

簡単なテキスト入力や画像の投稿レベルはスマホからやった方が手軽で早いし。

Onはパソコン、Offはスマホ、と棲み分けが進みそうです。



10年後のパソコンはどうなってるんでしょうね。

CPUは速くなるんでしょう。

メモリーもTBクラスになってるのかな。

記憶デバイスはSSDに移行。

ディスプレイはRetina化。

高速通信機能がビルトインされてて、音声認識も標準搭載かな。



基本的なカタチはあまり変化なさそう。

全国の小学生が授業でパソコンを使う時代。

願わくは、生活に大きなインパクトを与える面白いサービスが出現していますように。

佐藤琢磨のチャレンジ

F1のモナコGP・ルマン24時間レースに並ぶ世界の三大レースの一つ、インディ500が先週末に開催されました。丁度モナコGPと重なったのですが、そこで劇的なドラマが起こりました。なんと、最終ラップのトップ争いに佐藤琢磨が絡み、インに飛び込んで抜き去ろうとした瞬間にクラッシュ。残念ながら優勝はなりませんでしたが、そのチャレンジに全世界のインディファンが熱い拍手を送っています。そのクラッシュシーンをご覧下さい。(三番目を走っているブルーと白のマシンが琢磨です)



正直、最終ストレートで並び掛けた琢磨のマシンに対して強烈にインを絞っているダリオ・フランキッティのライン取りはアンフェアだと思うのですが、これがレースというもの。ダリオもこれで三回目のインディ500チャンピオンとなる超ベテラン選手。簡単には勝たせてくれない、といったところでしょうか。



レース終了後に琢磨がチームオーナーのボビー・レイホールに謝ったのですが、ボビーの台詞が泣かせます。
暫くして琢磨が医務室からガレージへと戻って来た。そこへレイホールは歩み寄り、頬にキスをした。「ボビー、ごめん」と琢磨。するとレイホールは、「何を謝る必要があるんだ? お前は優勝を狙ってアタックしたんじゃないか」と答え、琢磨をガッシリと抱きしめた。


2012 INDYCARレポート:5月27日 第96回インディアナポリス500 決勝/琢磨とレイホール、ドライバー同士だから理解できる攻めの姿勢



私は佐藤琢磨の経歴に感動して息子の名前に付けたほどのファンなのですが、琢磨のF1歴は期待と裏腹に目立った成果を残せませんでした。あまりにアグレッシブ過ぎるドライビングスタイルが非難の的になったりもしましたが、琢磨にはインディのスタイルが合っているんじゃないかな。今回のチャレンジもファンには非常に好意的に受け取られています。インディは風土としてチャンピオンだけが賞賛されて、二位以下には光が当たりません。(何と、二位のドライバーには”最も速かった敗者”という称号が授けられる!) だからこそのチャレンジだったのですね。



実は最近レース展開が単調になりがちなF1よりもインディシリーズの方が面白いのでは、と感じている次第。エンターティンメントの本場アメリカだけに、盛り上げ方をよく知っているんですよね。オーバルコースは目の前で全てのシチュエーションを追えるし、しょっちゅうクラッシュやセーフティーカーの導入があってレースがリセットされるので最後まで目が離せません。琢磨の日本人初のインディウィナーを期待したいですね。

クラシックカーイベント

日本のクルママーケットも成熟化と共に様変わりしてきておりまして、実用性を重んじる世間一般の志向と、趣味性を重んじるクルマ好きの愉しみ方が大きく乖離してきています。

欧米に比べて遅れていると言われてきたクルマを愛でるイベントも、実は日本各地で盛んに開催されるようになっているんです。

ただ、格式を求めるクラシックカーイベントは参加車両のレギュレーションが厳しくて敷居が高いのも事実。

そんなイベントの代表例が「ラリーニッポン」。

こちらにCARZYとして参加してみようか、という話が持ち上がっております。

参加出来る車両の調達から始めないとダメなんですが、さてさて…。

生活保護の不正受給問題

騒いでますね、生活保護の不正受給問題。

正直ワイドショーネタに興味もないし、本人の所得と親や親族の生活は世帯を分けている以上ひとまとめにして考えるべきでもないとは思うけど、釈然としない多くの人も気持ちもよく理解出来る。

真面目に通勤電車に乗って働いて、多くもない給料から税金納めて慎ましく生活してるのに、片方でその自分が納めた税金をただで貰ってのほほんとしている人がいたら、そりゃいい気はしない。

本当に生活に困っている人のセーフティネットを用意する事に何ら問題はないけれど、大事なのは本当に保護すべき対象なのかどうか、という事。

ズルしてないの、と思う気持ちは皆持ってる。

で、ズルしてるっぽい事例があからさまになれば、そりゃ怒るよね。



一時、ネット上で社会のセーフティネットとして、ベーシックインカムなんて考え方がもてはやされたこともありました。

今風の仕組みでうまく機能するかも知れないけれど、それでもやっぱり根っこの部分でおかしいんじゃないの、と思う人が普通だろう。

働かざる者食うべからず、じゃなかったの、って。

そりゃ人それぞれ、持って生まれた才能も能力も違うけど、それなりに真面目に働いて暮らしていれば、ちゃんと報われる世の中であって欲しい。

多くの人の感覚はそんなベーシックなもんなんじゃないのかな。



体が動く普通の人なら、生活保護とか受給してるなら、軽度の社会奉仕活動くらい義務付けたら良いんじゃないのかな。

表の道を掃除するとかさ。

それで体動かして活動強制されるくらいなら自分で働くよ、という人が出てくれば、それはそれで成功な訳で。

筋の通った社会であって欲しいよね、子供達の代までも。

マツダとアルファのパートナーシップ

マツダ、フィアットと協業プログラムを発表…ロードスターベースのアルファロメオ誕生へ



久し振りにときめくニュースがありましたね!

マツダとアルファの提携、期待が持てます。

マツダは面白いメーカーで、国産メーカーがハイブリッドやEVにシフトする中、ガソリンエンジンに拘りを見せて”SKYACTIVE”なんてプロジェクトを進めています。

そのエンジンは技術的に大変高評価なので、販売力の弱いマツダブランドだけに埋もれさせておくのは惜しいと業界の皆が思っていました。

品質と先進技術をマツダが、デザインとエンジンの官能性演出をアルファが担当すれば、ウケるんじゃないでしょうか。

アルファのあの盾のブランドイメージは絶大ですからね。



調べたら、過去には日産とアルファの合同プロジェクト「アルファロメオ・アルナ」というのがあったそうな。(スミマセン、覚えてません…)

これは日産のデザイン+アルファの品質、製造もナポリの工場という最悪の組み合わせだったとか。(笑)

今回のマツダーアルファプロジェクトは轍を踏まずに成功して欲しいですね。

【コルベットパーツ専門店コンタクト】オープンしました!

【コルベットパーツ専門店コンタクト】

当社の新しいパーツショップがオープンしました!

今度はアメリカが誇るスポーツカーブランド、コルベットを扱います。

これで従来からのお店と併せて8店舗。

宜しくお願いします!



【カーナビ専門店コンタクト】

【オープンカー専門店コンタクト】

【フェラーリパーツ専門店コンタクト】

【ポルシェパーツ専門店コンタクト】

【ロータスパーツ専門店コンタクト】

【TVRパーツ専門店コンタクト】

【スーパーセブンパーツ専門店コンタクト】



デフレ脱却の方策

“戦国武将”たちへの権限委譲、デフレ脱却はこれしかない



大前研一さん、好きなんですよね。マイナス評価も多い方なのは存じてます。ちょっと自信過剰で、上から目線なところが生理的に拒否される理由でしょうか。でも、ご本人もそこは良く自覚してらっしゃるんですよ。東京都知事選挙に出馬して負けた後に出版された「敗戦記」を読んだ時は、ああ、経験が人をここまで変えるんだな!、と感動したものです。そんな大前さんもそろそろいいお年なんですが、今でもその見識の高さは絶品だと思っています。高い視点、広い視野、深い洞察力から繰り出される分析と提言は一級品です。難があるとすれば、実行段階のハードルが高すぎる事ですかね。それが簡単に出来るなら誰も苦労しませんよ大前先生、みたいな。大きなテーマを整理したい時には、じっくり読んでみると考えが整理されますよ。



そんな大前さんがデフレに苦しむ日本が取るべき方策を取り上げています。現状分析も的確ですよね。
つまり、資金需要も消費意欲もない高齢者が経済を主導するようになり、50歳前後の700万人もの人々がバブル崩壊後の景気刺激策でステップローンなどに騙されて住宅購入をしてしまった。この人々はいま住宅価格の下落で実質債務超過となっており、その後の昇進も昇級も思うに任せないで苦労している。経済を牽引すべき世代がヘタッているのが日本の一大特徴である。



 その子供達が草食系やフリーターになるのも、時代・世代・年代の因果関係を見れば理解できないことではない。
もう一つ。皮肉なことに、日本の普通の企業は、融資を必要としていないところがほとんどになっている。国内成長に期待しなくなった企業の多くは、自己資金か減価償却で投資をまかなうことができる体質を作ってきたからだ。



 これは銀行が企業を裏切る姿を1990年代にイヤと言うほど見てきたからでもあるが、同時に「金利が低くても借金したくない」と考える慎重な経営者が結局生き残っている、という適者生存の結果でもある。



 逆に、融資を欲しがっている企業は、経営がおかしくて資金繰りに困っているところが目立つ。



 言い換えると、海外に投資機会があり、日本国内には成長産業が見当たらないということでもある。しかも最近は円高なので、日本で追加投資してもそれに見合った利益が得られない。ますます普通の企業は融資を必要とせず、日本国内にお金が回らなくなっているというわけだ。
その通りです。消費を牽引すべき人口のボリュームゾーン、団塊の世代が60歳を超える年に差し掛かり、現役を引退しようとしています。本来活発に消費活動を行うはずの30・40代がやせ細ってしまっているんですね。これに晩婚化と少子化が輪を掛けて消費市場を小さくしてしまっています。企業も、全体的に守りのマインドが強いですよね。バブル期のイケイケでずっこけた姿を散々見ていますから、投資にも借金にも非常に慎重です。日本全体が総じて三すくみ状態にあると言えるでしょう。



では、どうしたら良いのか。大前さんも魔法の答えを持ち合わせているわけではありません。
日本の国家戦略がことごとく失敗し、今日に至っても前述のようなお粗末なアイデアしかないということは、中央政府が主導するのを止めて、アイデアと意欲のある地方に思い切って権限を委譲すべきで、そういう方法がそろそろ国家戦略の中心に置かれなくてはいけない。



 つまり、橋下徹大阪市長の提案するような「都」に成長戦略を委ねることである。どうせ中央でアイデアをこねくり回しても政権はそう長くは持たない。せめて2期8年くらいの大統領(首長)にバトンをタッチする、という決断が必要だ。橋下プランだけではなく、名乗り出る“戦国武将”にはみなやらせてみる。そういう一国二制度への切り替えが求められているのだ。
つまり道州制の導入による地方分権ですね。国として大きな施策を採用するのが難しいので、ユニットを小さく分けて地方でアイデアを試そう、という事です。確かに、そういう方向しか突破口が無い気がします。国の形を大きく変えるグランドデザイン力が求められていますね。民主党政権では、実現無理かな?

政治のレベル

日本の政治レベルの低さにはあきれますよね。

こんなんで先行き大丈夫か、と心ある人は皆心配されていると思います。



でも、諸外国に目を向けてみましょう。

いわゆるG8と呼ばれる先進各国、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・ロシア・カナダ、そして日本。

どこも結構ボロボロじゃないですか?

アメリカは期待されたオバマがぱっとしなくて再選危ういし、失業率も貧富の格差も解消出来る見通しが立っていません。

アメリカ経済は一部に元気なセクターもありますけど、グローバル経済への対応に苦しんで雇用を確保に汲々としているところは日本と何も変わりません。

ヨーロッパは必死で空中分解を阻止している状態。

しかも各国の足並みはバラバラです。

フランスは左寄りの政権交代を選択しましたし、イタリアは財政破綻の危機に直面して緊急管理内閣が事態の収拾を図っている有様。

イギリスは対岸から様子を眺めていて、ドイツが孤立無援の戦いを強いられています。



日本の未来が決して楽観出来ないのはその通りですが、冷静に眺めてみると、それほど悪い状況でも無いことに気付きます。

まだまだ強い産業は残っているし、問題を抱えている企業は必死にリストラに取り組んでいます。

事実、上場企業の収益は2013年3月期は増益基調の見通しです。



ちょっと話は飛びますが、週末に小学校の土曜参観をしてきました。

学級崩壊なんてのは相当特殊なケースで、概ね普通の学校はちゃんと運営されています。

先生のレベルも、私が子供の頃よりよほど高いと思えますし、一時のゆとり教育カリキュラムも見直され、かなりのボリュームの教材をベースに子供達は一生懸命勉強しています。

国の競争力の源は教育、そこの品質は保たれていると思いますね。



要するに、右向け右、で皆が一斉に同じ目標を追い掛けていたあの頃が、日本の発展期だったんですよ。

途上国から先進国にキャッチアップして、成熟社会になった。

そして、成熟社会というのは、総じてまだら模様で、良い事悪い事が併存しているし、問題はどこの国も企業も抱えている。

そう考えると、あまり悲観的に考える事もないんじゃないでしょうか。

最後は、個人個人の努力ですよ。

頑張ればちゃんと報われるし、社会のベースはちゃんと厚く整備されている。

誰かをアテにするんじゃなくて自分の裁量で強く生きていく覚悟さえ持てれば、日本は相変わらず良い国なんだと思います。

政治システムも、誰も現状を良いとは思っていないので、遠からず改善されていくでしょう。

楽観的過ぎるかも知れませんが、意味なく暗くなって落ち込んでいるより良いでしょう?

人間、生きて行くには希望が必要なのです。

Facebook、IPO

Facebook上場初日、ブームは起きず―終値は売出価格ぎりぎりの38.27ドル、時価総額1049億ドル



アメリカ現地時間の5/18、FacebookがIPOしました。

IT業界始まって依頼最大の株式公開と謳われたビッグイベントですが、初日の終値は公開価格のわずかに23セント高。

期待されていたブレイクはありませんでしたが、前評判の高さからくる高いハードルはなんとかクリアというところでしょうか。



しかし、このIPOで初期に投資していたVCは数十億ドルのキャッシュを手にしたことになります。

このダイナミズムが、シリコンバレーの真骨頂。

こうやって得た成功体験を基に、次のスターを探して投資する循環が出来ているんですね。

日本は、いえ、ヨーロッパさえ、こんなエコシステムは構築出来ていませんし、今後も作れないでしょう。

世界の特異点と呼ばれる所以ですね。

初代日産スカイラインGT-Rの魅力

初代日産 スカイラインGT-R 色褪せないパフォーマンス [動画]



西川淳さんと「こういうの、本当は日本から発信したいよね〜」と話していたエントリーです。

1969年に誕生した日産スカイラインGT-Rは、日本の宝。

クルマ好きは、クルマ単体だけじゃなく、背後にある歴史に経緯を表するのです。

日本のメーカーはブランドを大事にして欲しいなあ〜

最近平気で伝統的なブランドを捨てちゃうから。(セドリックとかセリカとかS-2000とか)



クルマメディアの一端を担う立場としては、日本車の価値もきっちり取り上げていきたいと思っています。

モントレーで見たトヨタ2000GTは、世界の名車に全然負けてなかったですよ!

与える人、もらう人

「稼ぐことの価値」を示せていない私たち



地味に良い記事だと思います。

私が労組とか左翼とかニートとかが嫌いなのは、全部同じ理由です。

つまり自分で困難に立ち向かって成果を生み出すよりも、権利を主張して分け前に預かろうというムシの良い姿勢が見えるからです。

そりゃ、社会が未成熟で、資本家に大衆が搾取されていたり、帝国主義と植民地があった時代ならいざ知らず、もう充分個人の権利は守られているじゃないですか。

きっちり価値を作りだして、儲けてお金持ちになる人が、もっと尊敬されてしかるべきだと思います。

今時、悪い事してあぶく銭掴んでも長続きしませんよ。

成功する人は、それだけ喜ばれることを世の中に提供しているからこそ、見返りがあるのだと思います。

大きく儲けたいなら、大きく与えないと。

まず与えて、後から成果がついてくる。



フォーブス日本の富豪40人(2012年)



↑大体そうなってますよね。

殆ど創業者。

一部、親の資産を受け継いでいる人もいますけど。



アメリカ型の何でも資本主義も味がないと思うけど、日本の悪平等主義の風潮も気持ち悪い。

中間が目指すベクトルだと思います。

mixi身売り?

ミクシィ、身売りを検討 突然の不自然な経営体制刷新



最近日経のソースは信用出来ないので何ともですけど、どうやら動いているのは事実みたいですね。

う〜ん、日本のSNSの草分けとして頑張って欲しい気持ちもあるけど、過去に散々ユーザーの信用を裏切ってきた経緯があるので素直に応援出来ません。

経営陣が身売りを考えるというのは白旗上げている状態ですから、もう現場はモチベーション保てないですよね。

本当にサービスは死んでしまうでしょう。



その点、Facebookのブレ無さは凄い。

最後は経営者の差か…。

「CARZY Live NGY 2012」開催しました!

5/12(土)に愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)にて、第一回目のCARZYイベント「CARZY Live NGY 2012」を開催させて頂きました!

当日はお天気にも恵まれまして、とっても良い五月晴れ!!

沢山の面白いクルマにお集まり頂いて、感激です。

CARZY編集長の西川淳さんのランボルギーニ・カウンタックを始め、ランボルギーニ・ミウラ、ポルシェ・カレラGT、ロータス・ヨーロッパ、Lexus LFAまで、古今東西垣根無しのCARZYらしいクルマの数々でしたね。



開会式の後は、西川淳編集長と自動車評論家の河口まなぶさん・嶋田智之さんによるトークショー。

話題のスバルBRZ・トヨタ FT86や最新のポルシェ911などのスポーツカー事情を言いたい放題!

脱線しまくりでしたね。



その後は会場を回って、お集まり頂いたクルマのオーナーさん一人一人と愛車にまつわるエピソードなどをトーク。

皆さん、笑顔が良いですね〜

あまりに話が盛り上がりすぎて、これだけであっという間にビンゴ大会の時間に。

楽しい時間はすぐに過ぎちゃいますね〜

皆さん、お楽しみ頂けたんじゃないでしょうか。



やっぱり、クルマは芝生の上が映えますね〜

海外ではゴルフコースをクローズしてクルマイベントが開催される事も多いのですが、日本ではなかなかありませんよね?

CARZYは芝生にこだわって会場を手配しています。

家族を連れて、ピクニックテーブル出して、お友達とワイワイお食事して、楽しくゆるゆると過ごして頂くのが最高の休日です。

今回お越しになれなかった方も、次回以降のご参加をお待ちしております!



嬉しいのが、ご参加頂いた皆さんがBLOGで当日の様子をアップして下さっていること。



みんカラ



また会場でお目に掛かりましょうね〜 (^^)/





CARZYの情報はこちらまで。



CARZY.net(Facebook)

明日は「CARZY Live NGY 2012」です!

さあ、いよいよ明日が「CARZY Live NGY 2012」です!

どうぞ皆さん、お気軽に遊びにお越し下さいませ!!

スーパーカーが沢山勢揃い。

西川淳編集長と、河口まなぶさんのトークショーで楽しい週末をお過ごし下さい。



※会場の都合で、朝夕の決まった時間にしか会場にクルマで入場出来ません。ご参加の方は、当日AM8:00〜9:00の間にモリコロパーク南駐車場までお越し下さい。