iPhone 4発表

速報:iPhone 4、ついに公式発表



発表されましたね、新しいiPhone。

事前にかなりの情報がリークされていたので驚きはありませんでしたが、順当な発展だと思います。



しかし、完全に日本の携帯電話メーカーは存在感を失ってしまいましたね。

ガラパゴスと揶揄されながらも、機能は先を行っているというのが言い分でしたが、今や見る影もありません。

どうも今の日本の良さが、素材とか部品とか、小さな局面でしか活きていない気がします。

トータルでのソリューション、一体サービスといった鳥瞰感覚が必要な事案をハンドリング出来ていないんですね。

これは細かい技術の積み上げでなく、大きな目標から逆算で全体を設計する能力が製品・サービスの価値を左右する時代についていけていないという事ですよね。



今のところ上記のトータルシステムの提案力で期待できる日本企業と言えば、任天堂・ユニクロくらいでしょうか。

任天堂の岩田さんは51歳、ユニクロの柳井さんは61歳。

50前後の世代に任せるくらいの器量を見せないと、伝統的大企業の復権は難しい気がします。

今月は株主総会の集中月。

改革の意欲を見せてくれる企業が沢山現れて欲しいものです。

人財

会社を作ったばかりの時は、毎日お金の事ばかり考えていました。

まずは売上が欲しかった。

月末の経費の支払いが苦しかった。

リクルートのセールストークは非常に空虚でよその世界の話にしか聞こえませんでした。

「人材が最重要の経営課題ですよ」なんて。



足掛け13年経営を続けてきて、最近やはりそうだったと痛感します。

勿論必死で収益基盤を作ってきたし、会社のビジョンや戦略を考えない日はありません。

それでも今なら、人が最重要課題だ、という事が分かります。

良い人材を揃えることに成功すれば、全てが良い方向に動き出すのです。



良い人が居たら、いくら財布が苦しくても我慢して確保すべきです。

その人はきっと経費以上の見返りをもたらしてくれます。

AppleだってGoogleだって、そういう個人個人の集まりで出来た組織なのですから、ね。

東京出張

久し振りに新幹線で東京に出張です。

いつも思うのは、神戸・関西と比較した経済のスケール感の違い。

日本が完全に「東京とその他」になっちゃっているのを痛感しますね。

今に始まったことでは無いんですが。



その度に私が思う地方向けの処方箋は次の二つ。



1.地方に頼らず全国向けの販売チャネルを構築すべし

 往々にして小規模な企業の生業はどこかの会社に食い込んで下請けとして仕事を確保するスタイルに陥りがちです。

この形態だとどうしても元請けの懐具合に左右されてしまいます。

正直関西でもどこの地方でも余裕のあるクライアントはありませんので、このスタイルだと自然と東京に出て行かないとダメという結論に到達すると思います。

恐らく地方でそれなりにやれている企業は、公共事業に依存している事が多いと感じています。

対策は、自らがメーカーとなって、自前のサービスを全国に向けて販売すること。

一番分かり易いのはネットショップの立ち上げですよね!



2.国境を越える思考をすべし

 実は上の1.と同じ意味なのですが、国内の取引だけを見ていると発送が似通ってしまい、競合と比べて独自性や新規性を打ち出しにくくなります。

オリジナル商材を開発しにくい企業にとっては、今でも海外はアイデアの宝庫。

国内で見掛けないレアで競争力のある商材の発掘、逆に国内ではありふれているけど海外で重宝される商材の輸出。

せっかくIT化の恩恵を享受できる世の中なのですから、尻込みせずにドンドン国境を越えましょう。



小林一三翁の名言をご紹介しておきます。

金がないから何もできなという人間は、金があっても何もできない人間である。

「おちゃのこ倉庫便」提供開始しました!

おちゃのこ倉庫便



本日かねてより準備を進めておりました「おちゃのこ倉庫便」サービスをリリース致しました!

これは、小規模のECショップが大口荷主並みに格安な配送料を実現出来る倉庫+配送パッケージサービスです。

何と、荷物サイズに拘わらず東京−大阪間の送料が370円(税別)!!

通常は東京〜大阪の160サイズの配送料は1,800円(税別)ですから、その安さがお分かり頂けると思います。



このスキームの成立には配送会社から条件が出されておりまして、”集荷元が一箇所に統一出来ること”が大口割り引き料金適用の必要条件でした。

ですので、指定倉庫に荷物を預けて頂いて、そこからの出荷という形を取っております。

考えてみれば当たり前ですが、個別のお店に集荷に廻っていては配送業者側に集約効果が生まれませんから共同倉庫をご利用頂くのが前提のスキームとなります。

(某大手モールが過去に実現した大口割り引きサービスは、個別集荷なのに割り引き料金を適用させた為に配送業者側から大ブーイング)



従来お手元から荷物を発送していたショップさんに取っては、荷物の保管が分かれることで在庫の確認や出荷作業の分散など気になる点もあろうかと存じますが、逆に一定の出荷量を捌くための荷物置きスペース賃料・発送作業の人件費・省力化/効率化/高品質化といった観点からもメリットを感じて頂けるサービスだと思いますので、是非ご検討頂きたいと存じます。

当面は関西圏のショップさんに限定してキックオフユーザーさんを募集させて頂き、順調に運用が軌道に乗ることを確認してから関東圏にサービスエリアを拡げたいと考えております。

どうぞ宜しくお願い致します。

鳩山総理退陣

主にネット上の反応を色々見ておりました。

無責任だという声、早まったとか遅すぎたとか、どうせ国民の実力以上の政治家は持てないとか、ネガティブなリアクションが多かったと思います。

私は、それでも前に進んでいる、と思っています。

長く続いて制度疲労を起こしていた自民党の一党支配に幕を下ろしたというのが一つ、そしてあまりに市場経済の原則・常識からかけ離れた左翼思想の持ち主に政権運営を委ねては大変な事になるというコンセンサスが出来たのがもう一つの功績。

ものごとは一朝一夕には変わりませんし、国政という大きな舞台があまりに極端に動くと悪影響の方が大きいのでこれくらいのスピードが丁度良いんじゃないでしょうか。

次の参議院選挙の結果がみものですが、民主に任せておけない、さりとて自民党に戻ってもしょうがない、となれば第三極を含めた戦国時代でしょうか。

みんなの党がたぶん大躍進する。でも自民党と民主党の爺さん達が大?連立して政権は維持される。民主党と自民党の若手は落選を怖がり外に出てこない。クーデターも起こさない。


堀江さんはこんな予想をしてましたが、結局若手議員の動向次第で情勢は大きく変わるんですよ。

年寄りに遠慮せず、信念と志に基づいて行動して欲しいと思います。

国の未来は若者が考えるべきです。

ビューン

ソフトバンクが「ビューン」という電子雑誌コンテンツの提供を開始しました。

想定以上のアクセス集中で一時サービス提供を中止してたみたいですが、何せ話題に上がる新サービスを提供するこのスピード感は大したもの。

docomoがiPadの販売権を持っていたとしてもこうは行かないでしょう。

トップの顔が見える企業というのは意志決定が早いんですよね。

日本の伝統的大企業が、持っているはずの自身のポテンシャルを活かせていないのはひとえに経営の問題だと思います。

孫さんはまだ52歳。

沈んだままの大企業が浮上のきっかけを掴めるかどうかは、思い切った若返りに踏み切れるかどうかですよ。