消去法による社長選び

完全な穴馬?東芝、新社長就任の裏 西田会長と佐々木社長の確執、消去法で選出…



新しく選ばれた社長も自分のことを”消去法”なんて書かれちゃいい気はしないでしょうが(笑)、よくある日本の社長選びの光景ですね。多分部長クラスに登用されるあたりからどの派閥に付くのか選択を迫られ、後は上のご機嫌を損ねないように社内政治の波を無難に乗り切る事に腐心する。社長を選ぶポイントは、同じ事業領域から続かないこと、会長・社長との相性、無難な人間性。これで大人物が選出される訳はありません。社長になったらなったで、自分を引き立ててくれた会長がまだ元気だから顔色を伺って、しかも任期はたったの四年。これでどうしろと?



そりゃあ、日本企業に元気がなくなるはずですよね。創業世代はどんどん引退しちゃって、どこも小粒なサラリーマン社長。だから余計にオーナー企業が目立ちます。稲盛さん、柳井さん、孫さん、三木谷さん、などなど。かといってもう一回戦争起きて全員パージなんて事も嫌だし、しょうがないのかな。今なら伸びている海外の新興市場を開拓するアグレッシブな猛者がもっと出てきてもいい気がします。日本が居心地良すぎるんでしょうね。