読書体験

皆さん、最近本を読んでますか?

正直、私はあまり読んでいません。

昔は読んでたんですけどね。



子供の頃から読書は大好きで、偉人伝記シリーズに始まり、歴史物を読みあさり、横溝正史のスリラーでトイレに行けない怖い思いをし、どっぷり本漬けでした。

最初の転機が来たのは大学一回生の夏休みに読んだ「罪と罰」でした。

あの鉛色の曇り空のような鬱屈としたストーリーが最後に女性に救いを求めるのを見て、「やっぱり世の中には男と女しかいないんだ。書を捨て、街に出よう」って思っちゃったんですよね。(笑)

それからは純文学は殆ど読んでません。

で、社会に出てからはビジネス書を読むようになりました。

卒論の参考にした堺屋太一、大前研一、ドラッカー、「ビジョナリーカンパニー」シリーズも読みましたね。

そのうち自分で会社を始めてからは、やはり理論よりも実践、現場に答えがあるんだという思いを持っていました。



で、最近ですが、やっぱり読書体験に少し戻ってみようかな、と思い出しています。

確かにネット上に情報は溢れているんですが、どれも皆細切れで体系立っていないんですよね。

物事を整理して深く理解するには、やはり本というパッケージは大事なんだな、と感じています。

あと、沢山の本を読み込んでいる人の書く文章は、洗練されていて読み応えがあります。

何かの役に立つとかそういう卑小な考えじゃなくて、自分の興味の赴くままに、人だったり、深く知らなかった分野の知見を広めるだったり、気ままに読み散らかしてみたいなと。

本離れが進む現代ですけど、何時の世も正しい事は大多数の流行の逆にある気がしています。

単に天の邪鬼なだけですかね?(笑)



蛇足ですけど、お子さんのいらっしゃるご家庭では、小さいウチから読書体験を積ませて上げた方が良いですよ。

社会への窓である事は、時代を超えて不変だと思いますから。