守旧派はどこまでオンラインするか?

20年来の旧友から電話が掛かってきて、一緒にランチをしました。

オンラインサービスの話になって、「Facebook使ってる?」と聞くと、「いやあ、知ってはいるけど、色々面倒そうで使ってない」との返事。

まあ、そうでしょうね。

本当に消息を知りたい昔の友人達は、往々にしてITに明るくなく最新のSNSなんてのを使っていません。

この層が今後オンラインサービスを使うようになるのでしょうか?



非常に乱暴な分類をしてみますと、



1.リア充(リアルな生活が充実している、のネット略語)+ITユーザー

2.リア充でIT非利用者

3.非リア充+ITユーザー

4.非リア充でIT非利用者



なんて区分けになります。

まあ今時全くITを使っていないなんて事はないので表現が極端ですが、まあヘビーユーザーではない、という程度にお考え下さい。



私見ですけど、どうもこのカテゴライズ、固定されていて、今後もあまりカテゴリー間の移動が無さそうな気がします。

インターネットが世に普及してほぼ15年、携帯電話が定着して10年強です。

ITの洗礼は全ての人が受けているはずなので、今の段階でITのヘビーユーザーになっていない人は今後も大きく利用態度を変えることはないでしょう。

これは実は若い層にも言えることな気がします。

つまり、料理をする人・しない人、というのと同じで、全部の人が身に付けているに越したことはないスキルなんだけど、最後は生理的に好きな人と受け入れない人に分かれてしまう。

クルマの運転に例えてみても良いかも知れません。



となると、今後も利用人口そのものはもう天井を打っていて伸びないのかなという気がしますね。

使い方の質が変わる、メジャーなサービスが変わるという事はあるでしょうけど。

そうなると、伸びるサービスは他の何らかの旧態サービスの置き換えに過ぎなくて、全体のパイは増えていかないのかも知れません。

日本全体で人口が減っていて、一人当たりの所得が伸び悩んでいるんですから、マクロ的には当然ですかね。

色んな意味で、海外の伸びているマーケットを取りに行かないとシンドイ時代なのでしょうね。