新名神開通

私の実家は三重県なので、帰省の際には二通りのルートがあります。



一つは西名阪を通るルート。

もう一つは名神高速を使って竜王まで行き、下道に下りて1号線を関に抜けて伊勢道を使うルート。



時間的には前者が有利なのですが、西名阪道はご存じの方はご存じの非常に走りにくい道路で、アップダウンは激しくカーブはきつく、トラックも多くて非常に危なっかしい。

なので主に名神を通る道をチョイスしていましたが、何とその下道区間がそっくり新名神開通により高速になると言うナイスなお話し。

早速ミーハー精神を発揮して、開通初日の2/23(土)15時に走ってみました。(笑)



少し時間が早かったので手前の草津PAに立ち寄ったら、開通イベントやら時間待ちのクルマやらで一杯。

皆さんヒマですな…。



15時になったのでスタートすると、案の定いきなり渋滞。

おいおい。

期待していた三車線道路でもなく、少し広めの二車線供与。

どうしてせっかく作るのに三車線じゃないんだ!と思ったら、一応三車線規格を確保した上での暫定二車線供与らしいです。

(こちらの記述参照)



この新名神、道路行政の政争の道具にされている感があり、当初から設計速度を140km/hにしたい国土交通省と最高速度の引き上げを望まない警察庁の綱引きがあり、せっかく高い費用で直線道路になるよう用地買収をしたにも拘わらず最高速度は従来通り100km/hのまま。

用地買収費が高くついた責任は誰も取らないんですよね。



そもそも必要なのかという議論については、必要だと思っています。

首都高の環状道路の様に、国の中枢部を担うインフラの整備にはもっと長期視点からお金を使うべきでしょう。

それこそ地方の交通量の少ない道路建設を削ってでも、都心部の整備に重点配備すべきと思います。

やはりインフラがなくてはその上の経済活動の発展も無いのですから。



しかしアメリカやドイツの高度に整備された高速道路を見る度に日本と比較をしてしまいます。

この程度の貧弱な道路網で、これだけ高い通行料を取られる国があるでしょうか?

日本は本当に大きなビジョンを作るのがヘタな国です。

国民性だから直らないかな…?