意志決定速度

日本の大企業の意志決定も随分大胆に早くなってきたと思っていたんですが、こんなニュースを耳にするとまだまだ足りないのかなと思いますね。



モトローラ、携帯電話機部門の分離を検討



塗り変わるか、検索の業界地図--マイクロソフトがヤフーに買収提案



あれだけのシェアを持つモトローラの携帯電話部門が赤字だったというのも驚きですが、業績悪化に悩むYahoo!が三度目の正直でMicrosoftの買収提案を受け入れるか、見物です。



大企業の意志決定がこれだけ迅速に行われる時代だからこそ、中小企業はよりスピーディーに動くことが大事ですね。



…でエントリー終わろうと思ったんですが、追加。

では、どうして本来意志決定をスピーディーに行えるはずの中小企業で変化が実行できないのか?



1.どう変化して良いか答えを見つけかねている

 う〜ん、これは答えが無いという意味では大企業も同じはず。要するに変化を怖がっていて前に踏み出せないだけなのでは? トライ・エラー・修正、というサイクルで軌道修正しながら前進するしかないと思います。妨げているのは経営者のプライド、かな?



2.変化の必要性を経営者が感じていない

 さすがにこれは少ないと思いますけどね。昨日と同じではゆるやかに売り上げが落ちて安楽死ですから。



3.やりきれなくて堂々巡り

 実はこれが結構多いかも。手を付けるんだけど、成果が出るまで我慢できずに取り組みを途中でやめてしまう。で、同じ問題が顕在化してもう一度取り組むが中途半端になるサイクルがエンドレスに続く…。意志決定はしてるんだけど、結果が出ないから何もしてないのと同じ、という悲しい状況。これは、もう経営者が意志を強く持つしかないですよね。





独立・起業した人が少なからず感じている事だと思いますが、経営者というポジションは孤独なもの。

社内には本当の意味での相談相手が居ません。

同業者も結局は人ごとだし、配偶者と相談できるくらいの信頼関係を構築できていないと、悩みの持って行きどころが無いと思います。

だから社長同士で慰め合いをするんでしょうね。

(業界団体とかは殆どこれが目的でしょう)



私が出来るアドバイスは、「好きなこと・正しいと思うことを追求すること」

多分これしか無いと思います。

だからお金儲けが目的になるとむなしくなるのです。

周りの人、自社のお客さん、そういう人を喜ばせることが大事ですよね。