日米の危機管理体制の差

アメリカの金融界は心臓に毛が生えているという話



う〜ん、こんなのを読んでいると日米の危機管理体制の差を感じますね。

幾らかは日本のバブル崩壊後の体験に学ぶところもあったのでしょうが、決断の速さはすさまじいと言うべきレベルです。

彼我のトップマネージメント層の差、簡単には埋まる気がしません…。

言霊(ことだま)

古来より日本には言葉の持つ重みについて戒める伝えがあります。

今日の読売新聞夕刊に亡くなった阿久悠さんの言葉が紹介されています。

「過去にも残酷な時間は数え切れないくらいあったが、事情は呑み込めた。納得はしないまでも、そうか、しかし他に方法もあったろうにという思い方もできた」



「小さい異変を見逃してきたことが積み重なって怪物化した。それが社会の価値観、人の美意識を腐らせてしまった」



「少女売春を援助交際と言い換えた時」

「勤勉、真面目を野暮、ダサイと笑いものにした時」

「死をリセットと信じ込ませ、ゲームでその気にさせてしまった時」


ネットの普及で文字だけのコミュニケーション機会が増幅され悪意の伝播が加速される一方の現代、言葉の持つ魔力に言い出しっぺの本人が振り回される事も増えているのではないでしょうか。

今一度自身の発する言葉の重みと与える影響について、振り返ることが必要なのだと思います。

全ての現代人が無縁では無いのですから。

スタッフに子供が誕生しました

サポートチームのチーフである長井君に、待望の第一子が誕生しました。

おめでとう!!



考えてみると、この世に子供誕生ほどの大きなイベントはありませんね。

全ての偉大な歴史的指導者も、革命家も企業家も、始まりはここからです。

晩婚・少子化とか言わずに多くの若者がこの感動を味わって欲しい。

自分自身が成長できる大きな気付きの機会ももたらしてくれるのだから。

消費スタイルの変遷

“かわいそうな世代”20代、酒飲まず、車を買わず…「貯金は自己投資しないのと同じ」とジャーナリスト



現実は常に中間点にありますから、上記のやり取りも極論と極論の言い合いで、実際には沢山の若者がクルマを買って酒を飲んで貯金せずに遊んでいると思います。

ただ、バブル以前と比べると明らかに消費スタイルが変わってきているのも事実で、日本の高度成長期の仕上げ期として高級ブランド品や背伸びした浪費スタイルが一定の役割を果たし、今は振り子の振れが大きく戻っているのですね。

確かに貴族階級でもなくホンモノのお金持ち家庭出身でも無ければ身の丈にあった消費スタイルに戻るのが真っ当で、その意味では今の若者はメディアの煽りに対抗できる自分の価値観を持ったしっかりした世代であると言えるでしょう。



日本という国を全体として一つのトレンドで抽象化して傾向を語る時代では無いのです。

中産階級当たりに集中していた分布がばらけ、昔より所得も価値観も分散していますから、「若い世代」というだけで語るのは無理があります。

しかし、これでは確かにクルマの売れ行きは落ちますわね。

私が20代の頃は必要があるかどうかなんて考えずに、クルマは持つものと思いこんでいましたからね。

洗脳から冷めた若者が増えれば、特に東京圏ではクルマを持つことの非合理さが露わになりますから、持たない選択が正解でしょう。



個人的には、今後の中長期の課題は住環境の改善だと思っています。

これはまだまだ日本中が取り組むべき共通の大きな課題でしょう。

その意味で、逆張りの地方在住スタイルは賢い選択だと思っているのですが、如何でしょうか?

パイオニアの苦境

パイオニアには従来、光ディスク事業・テレビ事業・車載機事業の三つがありました。

逆に言うとこの三つしか事業領域がない、意外と業容の小さな会社なのですが、今それぞれが大きな問題を抱えています。



LD(レーザーディスク)は一世を風靡しましたが、今やカラオケ機器は通信方式が主流。

家庭内のディスクもとっくにDVDが普及し、今や次世代のBlu-rayが待ちかまえています。



テレビ事業については、新聞報道の通りプラズマパネルの自社開発生産から撤退し、組立に特化する方針です。

しかし、基幹部品を外部調達して付加価値の低い組立特化では先行き厳しいことは明らか。

SONYと違ってブランド力が大きく劣りますから、販売量の確保は難しいでしょう。



今や会社の屋台骨を支えるのが車載機事業。

ウチにとっても馴染みの深いカーナビのトップメーカーとして、収益の柱になっています。

ところが、このカーナビが大きな転換点を迎えています。

地図の記録媒体がCDからDVDそしてHDDと進化してきましたが、さすがに記憶容量については充分な水準に到達してしまい、ここ近年は目新しい進歩がありません。

にも拘わらず価格は定価30万円程度に高止まりしており、他のデジタル機器が急速に低価格化している事を思うと非常に割高感のある商材になってしまっています。

実は海外に目を向けると、PNDと呼ばれるもっと手軽なポータブルナビが主流になっており、実売価格数万円で手に入ります。

そして、チップの高性能化のお陰で機能向上が激しく、今やナビ機能自体は日本の高額機種と比べても遜色ないレベルになっています。

インテルがAtomなんて新モバイル向けプロセッサファミリーを発表しましたので、ますますポータブルデバイスの性能向上が進み携帯電話並みの価格に収斂していくでしょう。



となると、パイオニアの強みが全て引っ繰り返る事になってしまい、先行きの不透明感は深まるばかりです。

日本がリードしてきたカーナビ業界ですが、早く通信機能を搭載したネットワーク型サービスに移行しないと、本当にGarmin等の海外PNDに淘汰されてしまいます。

Air Naviのコンセプトは良かったのですから、あきらめずにサービスを継続していれば良かったんですよね。

早急に復活させて、次世代ナビの商品開発を本気で進めて欲しいと思っています。

日本が世界をリード出来る分野ですからね。

まだまだ期待しています。

新メンバー初日

今日から、サーバー管理者さんが一名新たに出社です。

朝会で皆に挨拶。

全員が緊張。

良いですね、このカンジ。

やっぱり組織は人の入れ替わりが一番リフレッシュします。



各種の社内アカウントを設定して、早速業務のためのプレ作業に着手。

様子を見ているとすぐに馴染みそうなので、早期に戦力になってくれると思います。

これでサーバー関連の作業が随分進捗するでしょう。

皆さんのご利用環境をすっきり快適にしていきたいと思っていますので、ご期待下さいませ。(^^)