カロッツェリアの2012年モデル新作カーナビ

映画に出てきそうなフロントガラス前方にナビ情報を表示する世界初のカーナビをパイオニアが7月下旬から発売へ







「道は星に聞く」で鮮烈な印象を残したカロッツェリアのカーナビがデビューしたのは1990年のこと。

当時のCMを覚えている方も多いでしょう。

1980年代から始まったカーナビの開発が、冷戦終結による軍事技術の民間利用促進を受けて高精度化し、市販品として世界で初めてのGPS方式を採用したのがカロッツェリアでした。

以来、精度の向上(ジャイロによる補正・マップマッチングetc.)と地図提供デバイスの進歩(CD → DVD → HDD → SSD)で毎年ファンの期待に応えてきたのですが、近年は自動車メーカーの純正ナビの方が機能が進んでしまっており、市販品は旗色が悪い状況でした。

クルマ自体が電装品の塊みたいになって来てるので致し方ないんですが、久し振りに市販品として新しい提案をした製品が登場しましたね。



これからの進歩は、クルマ自体の自動制御(自動ブレーキや車線コントロールetc.)と、クルマと人間のヒューマンインターフェースの改善という二つの方向。

外部との通信の常時接続も実現しつつありますので、クルマはますますIT武装されていきますね。

この分野は数少ない日本の強い領域ですから、アグレッシブな提案に期待したいです!