SSDの魅力

皆さん、SSD使ってますか?

恐らく大部分の方はまだお使いのパソコンにハードディスク(HDD)を使っていると思います。例のエルピーダの倒産でDRAMからSSDへのトレンド変化が一因と言われましたが、まだまだこれからが普及の本番ですね。現時点でのパソコンの代表的なスペックは下記の通りでしょう。



・CPU:インテル Core iシリーズ

・メモリー:4GB

・ストレージ:500GB HDD



インテルCPUの現行モデルはi7/i5/i3の三つのラインナップがあります。個人がネットしたりメール読んだり写真の整理をする程度なら、どのモデルでも体感速度に大差はないでしょう。



メモリーですが、これがいわゆるDRAMですね。現時点でのDell/Appleの個人向けノートパソコンの標準搭載量が4GB程度で、オプションで8GB程度に拡張可能という仕様が多いですね。昔はOSが新しくなる毎に加速度的に容量が増えていましたが、MicrosoftもVistaで失敗してからOSのスリム化を進めましたので、現行のWindows7でも、近々登場のWindows8でも4GB程度の搭載メモリーで快適に動作するはずです。これがあまり増えてくれないのがエルピーダ始めDRAMメーカーの悩みの種ですね。



さて、今日の主題はストレージです。通常はパソコンにはHDDが使われていますが、これが徐々にSSDと呼ばれるメモリータイプのストレージに移行してきています。一番分かり易いのが、iPod/iPhone/iPadといったAppleのデバイス。初期のiPodはHDD搭載でしたが、現行は全てSSDになっています。非常に動作が速く、静かで、低消費電力です。なので、AppleはMacBook AirというSSD搭載専用の先進モデルを未来型のノートパソコンとして大々的に売り出しています。ウチの嫁さん用に一台買いましたが、速い速い。起動も速いし、スリープからの回復も一瞬。アプリの立ち上がりも明らかに私のMacBook Proより速いので、非常に羨ましいです。良い事づくめなんですが、問題は高いこと。どれだけ高いかは、下記をご覧下さい。



500GBのHDD(2.5インチ)

500GBのSSD



500GBのHDDが約1万程度(安くなりましたね〜!)なのに対して、同程度の容量のSSDは5万円以上。Appleの場合、内蔵HDDをSSDにオプション指定すると9万円以上のコストアップになります。本気で買い換えるならアリなんですけど、まだちょっと手が出ないですね〜 改めて比較するとMacBook Airの割安感が目立ちます。SSDが出たての頃は読み込み/書き込み回数に制限があって耐久性が心配されたんですが、現状はほぼ払拭出来たと言っても良いでしょう。



業務用のサーバー用途でも徐々にSSDが使われてきています。おちゃのこネットのアカウントを収容する通常サーバーはまだSSD化は出来ていませんが、一部の高速性を要求されるファイルサーバーやバックアップシステムにSSDを採用し、驚くほどの高速化が実現出来ました。変に複雑な冗長化/分割構成を取らなくても、ハードウェアの進化・廉価化が問題を解決して我々のような低価格サービスを可能にしている訳で、本当にありがたい事です。恐らく今後もより一層の大容量・低価格化が進む事でしょうから、我々の快適度は高まるばかりです♪ 最前線で熾烈な競争を頑張っている全てのエンジニアさんに敬意を表します!