Flashが死んだ日

Steveの哄笑が聞こえる–Adobeがモバイルデバイス用のFlashを断念



Adobe、モバイルデバイス用Flash Playerの開発断念を正式に表明しちゃいました!

あれだけやるやる言ってたのに…。

正直Appleの対応は硬直的過ぎるんじゃ無いかと思ってましたが、結果的にJobsが正しかったことが証明されてしまいました。



Adobeはなぜ失敗したか, Flash-Playerの敗退は歴史の必然だった



じゃあなんで開発を断念せざるを得なかったのか、という理由を技術的に解説したのがこちら。

確かに、ブロードバンド黎明期からリッチコンテンツのプラットフォームとしてもてはやされてきましたから、Web上に大量に存在する全てのswfコンテンツを動かし続けようとすれば新しい環境に対応出来なくなるのもしょうがないでしょうね。

その辺、Appleはばっさり切り捨てますからね〜

ある意味、AdobeもMicrosoft(Windows)も律儀に後方互換性を守り続けていると言えるのかも知れません。



2000年前後からWeb制作をしていた身からすると、Flashが時代遅れになる、という事実は感慨深いものがあります。

RIA(リッチインターネットアプリケーション)コンソーシアムとかありましてね、bAさんとか、ベイスメントファクトリーさんとかのFull Flashのデモを見てワクワクしたもんなんですよ。

確かにセッションの継続性が失われず、見た目にリッチなUIを作るプラットフォームとしてFlashの未来は輝かしいものに思えました。

モバイルが主戦場になるまでは。

ま、技術革新で従来のメインストリームが陳腐化する良くある事例なんでしょうけど、クリエイティブハウスの末端としては投入した過去の労力とか出来上がった成果物(まだ動いてるサイトあるかな?)を思い出すに感傷に耽ってしまいます。



その分、常に新参者が横一線でスタートを切れるチャンスの多さがIT業界の持ち味。

前向いて参りましょうか!