餅は餅屋

ウチの洗濯機が続けて二回壊れて、嫁さんがキレてました。

もう日立の家電は買わん、と言われててちょっと日立が可哀想でしたけど、思い当たるフシはあります。

そもそも会社としての基幹事業が重電ですから、日立や東芝にとっては弱電分野は傍流もいいとこなんだと想像します。

恐らく、日立なら電力や公共インフラ、東芝なら原子力と半導体、三菱電機も公共インフラかな、そういう会社としての本流に社内のエース級人材が投入されているはず。

当然、非重点分野に所属する人材のモチベーションは上がりませんよね。

そういうチームが送り出す製品に、人の心を動かすような魅力が本当に備わっているでしょうか。

私は無理だと思います。



だから今私の周りにある製品は結構メーカーが偏っています。

IT系はApple中心、家電はパナソニック、クルマは欧州車。

どれも作り手が本当にその製品に愛着を持って、自社の強みを活かしているモノばかりです。

選択と集中なんて良く言われていますけど、その言葉の意味として大切なのは経営資源の効率化とかじゃなくて、それに携わる人が本当に生き生きと目の前の仕事に取り組める環境を作る事にあるんじゃないでしょうか。

本当に人を大切にするなら、その人が笑顔で、誇りを持って働ける職場を実現してあげて欲しい。

そう思います。