プラットフォームと課金の関係
投稿者 岡野 幹生 日時
こちらをご覧の皆さんは、何らかの形でWebビジネスに関与されている方だと思います。
では、皆さんの収益はどのような形で上げていらっしゃるのでしょうか?
一番分かり易いのは、物販です。
モノを販売して、代価を回収する。
決済は、銀行振込・カード決済・代引き、などですよね。
これは自然に受け入れられるWebビジネスの王道です。
さて、ここからが難題です。
Webビジネスにおいて、物販・EC以外の商売を成立させようとすると、途端にハードルが上がります。
売るモノは何なのか?
サービスなのか、広義のコンテンツなのか。
提供するプラットフォームは、パソコンか、携帯か、スマートフォン/タブレットか。
課金方法は、カード決済か、キャリア決済か、AppStoreなどの課金プラットフォームか。
全てのパターンの組み合わせを提供すると言うことはレアでしょうから、普通はプラットフォームと課金方法を限定して提供することになります。
例えばおちゃのこネットは、パソコン向け(ショップは携帯/スマートフォン版があっても、利用者さんはパソコンを使ってサービス利用する事が前提です)に、Webサービス(ショッピングカート)を、銀行振込/カード決済で、ご提供するモデルということですね。
今一番目に見えて成果が出ているのは、gree・DeNA(モバゲー)といった、携帯向けに、ゲームコンテンツを、カード/キャリア決済で、提供しているモデルと言えましょうか。
そして、この組み合わせで成果が出たのは決して偶然ではありません。
一番の要因は、課金への抵抗感の低さにあったと思います。
つまり、iModeでもう10年以上も月額のアプリ課金に315円を払う行為が浸透しており、有料コンテンツを購入することに違和感が無かったのですね。
これは大きい。
対照的にお金を払う習慣が全く根付いていないのがパソコンの世界です。
楽天やAmazonやヤフオクでモノを買う行為は定着していますが、それ以外のコンテンツにお金を払う経験は殆どありませんよね。
唯一の例外が、iTunesの音楽ダウンロードでしょうか。
しかしこれもここまで来るのに長い時間が必要でした。
今でもダウンロードよりAmazonでCDを買う方を選択する方は多いでしょうし、ダウンロードするなら携帯の「着うた」を選ぶ人の方が多そうです。
どうしてこうなっているのか。
一番大きな原因は、手にとって見れない形のないものを、クレジットカードというこれまた仮想的な支払手段で購入することの不安感ですよね。
今でも年配の方はクレジットカードでの買い物に抵抗感を示される方は多いですし、そもそもカードを持つ事自体を避ける方も普通にいらっしゃいます。
今多くの方がECをカード決済する事に抵抗を感じなくなってきているのも、楽天やAmazonといった、一定の信頼を寄せるに足る大手事業者が存在感を高めてきたからでしょう。
私も最初は両社以外でカード番号を入力するのはイヤでした。(笑)
そして、これは大事な話ですが、今後もこの「良く知らない相手に自分の支払情報を預けるのはイヤ」という心理が大きく払拭されることは無いでしょう。
つまり、パソコンの世界はプレイヤーが多すぎ、支払手段が確立されていなさすぎ、なのです。
考えてみると、携帯の世界での決済相手は基本的にキャリアだけです。
誰だって自分の携帯料金を毎月支払っているdocomo・au・Softbankには信頼を置いているでしょう。
スマートフォン/タブレットの世界では、相手は今のところほぼAppleの一択です。
それに相当するようなパソコンの世界の決済相手が、今のところは楽天・Amazon、人によってYahoo!、後はひとぞれぞれ、ということになってしまっているということですね。
私は、日本国内の決済代行サービスはあまりにプレイヤーも種類も多すぎと思っています。
そもそも、前時代的な16桁のカード番号を入れるだけで決済出来てしまうクレジットカードの仕組みは早く淘汰されて欲しいと思っています。
信用出来る決済先にIDを預けて、認証で買い物が出来る土壌が拡がらないと、Webビジネス発展が阻害されるんじゃないでしょうか。
今後の課金手段は、AppleID・AmazonID・GoogleID、ひょっとしたらFacebookID、あたりが担っていくのだと思います。
本当はここに三大メガバンク系の直営サービスが上がっていないとおかしいんですが、そんなことにはならないでしょうね。
だから、課金手段が整備されていて、お金を払う行為に慣れ親しみのある、携帯やスマートフォン/タブレット向けビジネスが率先して成果を上げるのは非常に自然な事であるな、と考える次第です。
では、皆さんの収益はどのような形で上げていらっしゃるのでしょうか?
一番分かり易いのは、物販です。
モノを販売して、代価を回収する。
決済は、銀行振込・カード決済・代引き、などですよね。
これは自然に受け入れられるWebビジネスの王道です。
さて、ここからが難題です。
Webビジネスにおいて、物販・EC以外の商売を成立させようとすると、途端にハードルが上がります。
売るモノは何なのか?
サービスなのか、広義のコンテンツなのか。
提供するプラットフォームは、パソコンか、携帯か、スマートフォン/タブレットか。
課金方法は、カード決済か、キャリア決済か、AppStoreなどの課金プラットフォームか。
全てのパターンの組み合わせを提供すると言うことはレアでしょうから、普通はプラットフォームと課金方法を限定して提供することになります。
例えばおちゃのこネットは、パソコン向け(ショップは携帯/スマートフォン版があっても、利用者さんはパソコンを使ってサービス利用する事が前提です)に、Webサービス(ショッピングカート)を、銀行振込/カード決済で、ご提供するモデルということですね。
今一番目に見えて成果が出ているのは、gree・DeNA(モバゲー)といった、携帯向けに、ゲームコンテンツを、カード/キャリア決済で、提供しているモデルと言えましょうか。
そして、この組み合わせで成果が出たのは決して偶然ではありません。
一番の要因は、課金への抵抗感の低さにあったと思います。
つまり、iModeでもう10年以上も月額のアプリ課金に315円を払う行為が浸透しており、有料コンテンツを購入することに違和感が無かったのですね。
これは大きい。
対照的にお金を払う習慣が全く根付いていないのがパソコンの世界です。
楽天やAmazonやヤフオクでモノを買う行為は定着していますが、それ以外のコンテンツにお金を払う経験は殆どありませんよね。
唯一の例外が、iTunesの音楽ダウンロードでしょうか。
しかしこれもここまで来るのに長い時間が必要でした。
今でもダウンロードよりAmazonでCDを買う方を選択する方は多いでしょうし、ダウンロードするなら携帯の「着うた」を選ぶ人の方が多そうです。
どうしてこうなっているのか。
一番大きな原因は、手にとって見れない形のないものを、クレジットカードというこれまた仮想的な支払手段で購入することの不安感ですよね。
今でも年配の方はクレジットカードでの買い物に抵抗感を示される方は多いですし、そもそもカードを持つ事自体を避ける方も普通にいらっしゃいます。
今多くの方がECをカード決済する事に抵抗を感じなくなってきているのも、楽天やAmazonといった、一定の信頼を寄せるに足る大手事業者が存在感を高めてきたからでしょう。
私も最初は両社以外でカード番号を入力するのはイヤでした。(笑)
そして、これは大事な話ですが、今後もこの「良く知らない相手に自分の支払情報を預けるのはイヤ」という心理が大きく払拭されることは無いでしょう。
つまり、パソコンの世界はプレイヤーが多すぎ、支払手段が確立されていなさすぎ、なのです。
考えてみると、携帯の世界での決済相手は基本的にキャリアだけです。
誰だって自分の携帯料金を毎月支払っているdocomo・au・Softbankには信頼を置いているでしょう。
スマートフォン/タブレットの世界では、相手は今のところほぼAppleの一択です。
それに相当するようなパソコンの世界の決済相手が、今のところは楽天・Amazon、人によってYahoo!、後はひとぞれぞれ、ということになってしまっているということですね。
私は、日本国内の決済代行サービスはあまりにプレイヤーも種類も多すぎと思っています。
そもそも、前時代的な16桁のカード番号を入れるだけで決済出来てしまうクレジットカードの仕組みは早く淘汰されて欲しいと思っています。
信用出来る決済先にIDを預けて、認証で買い物が出来る土壌が拡がらないと、Webビジネス発展が阻害されるんじゃないでしょうか。
今後の課金手段は、AppleID・AmazonID・GoogleID、ひょっとしたらFacebookID、あたりが担っていくのだと思います。
本当はここに三大メガバンク系の直営サービスが上がっていないとおかしいんですが、そんなことにはならないでしょうね。
だから、課金手段が整備されていて、お金を払う行為に慣れ親しみのある、携帯やスマートフォン/タブレット向けビジネスが率先して成果を上げるのは非常に自然な事であるな、と考える次第です。