「宇宙戦艦ヤマト」と西崎さん

【社長日記】西崎義展さんのご冥福を祈ります



私は昭和41年生まれで今年44歳なのですが、我々の世代には「宇宙戦艦ヤマト」はど真ん中なんですよね。

見てない人居ないくらいの影響でした。

西崎さんの存在は後から知ったのですが、ビジネスの事を何も知らない頃は「何でプロデューサーなんて人がデカい顔してるの」くらいにしか思ってませんでした。

今思うと、確かにいくら優秀な漫画家やイラストレーターがいても、監督や脚本家がいても、全体を仕切って形にするエンジンが無ければ形になりません。

子供の観るものだと思われていたアニメを、大人が真剣に向き合う価値のある作品であると世に広めた功績は偉大だと思います。



西崎さんのプロフィールを見ると、手塚治虫さんのマネージャーを振り出しに、最初の企画作品が「海のトリトン」。

これも名作の誉れ高い良い作品です。

ヤマトを作ったのが40歳の時ですから、今の私より若かったんですね。



時代が平成になって、色んな事が整理されて成熟したんですが、こういう突破力のある人が少なくなって、日本が小粒になっちゃった気がします。

異端の存在が許されなくなっちゃったんですよね。

揚げ足取りしたり粗探しするよりも、良い部分に目を向けて能力を引き出すような、懐の深さが必要なんじゃないのかな。

これからの日本には。