電子書籍の配信プラットフォーム

実はウチで電子書籍コンテンツの配信を計画しているのですが、これが色々悩ましいんですよね。

一番のポイントは、どのプラットフォーム向けに、どんなフォーマットで配信するか。

普通に考えればiPad向けなんですが、日本国内のiPadの普及台数がそもそもそれほど無い。



2011年にiPadの出荷台数は世界で4,370万台に



↑これを見る限り、2010年末時点での世界全体の出荷台数見込みが、1,000〜1,500万台の間くらいでしょうか。

日本の国内出荷台数についてのちゃんとした数字が見当たらないのですが、あちこちで書かれている断片的な情報を見る限り日本の世界シェアを5%程度と見て、恐らく年内で20〜50万台程度ではないかと。

発売当初に見られた熱気は収まっており、新しもの好きな層に行き渡って落ち着いてしまっている感があります。



更に悩ましいのが、配信フォーマット。

表現力に拘るならアプリ形式にしてプログラムを仕込み、独自のビューアーから作り込まないと行けないのですが、そうすると他のプラットフォームで出来なくなってしまいます。

単純なぺらぺら漫画風の作りにした方が汎用性はあるんですよね。

XMDFとかePubとかのフォーマットを採用する事も検討すべきです。



そして、続々と登場するAndroidベースの端末達。

タブレットもスマートフォンも、恐ろしい種類が販売され、今後もどんどん増えるでしょう。

これらの嫌らしいところは、各端末によってOSの世代も違えば、画面の解像度も異なる点。

全部に対応したコンテンツなんて作ってられませんから、相当粗い適合確認しか取れないでしょうね。



iPhoneはどうするの、とか、この際メルマガで良いんじゃないの、なんて議論も出て、どう収束させるのか悩みどころです。

来年はiPad2も出るでしょうしね。

多分iPad2は画面解像度が上がって、フロントカメラ付き、CPU/メモリーのスペックUPが予想され、本格的に売れるのはこの世代から後かも知れません。

iPhoneもそうでしたよね。



はあ〜

答えが出ない…。