今年を振り返って

27日で仕事納めです。

今年一年お世話になりました。

ありがとうございます。

今年を私的重大ニュースで振り返ってみたいと思います。





1.おちゃのこネットスマートフォン版のリリース

 今年も沢山の機能追加を行ってきましたが、一番大きかったのはスマートフォン版のリリースです。取り掛かったのは年始でしたので丸々一年掛かりのプロジェクトでしたが、丁度年末に各社からAndroid携帯が沢山発売になりましたのでタイムリーだったかなと思います。他にもおちゃのこ倉庫便とか、Googleショッピングサーチへの対応、Facebookやtwitterなどソーシャルサービスへの対応などなど、盛り沢山の一年でした。



2.タスカンの納車

 これも昨年の5月に購入を決めてから手元に来るまで8ヶ月も掛かりました。イギリスから並行輸入でインポートして、ガス検を通し、納車されるまでのプロセスも非常に大変で良い勉強になりました。そして納車されてからはめくるめく旧車ライフのスタート。TVR乗りの皆さんと沢山お友達になり、あちこちのミーティングに顔を出し、極めつけは鈴鹿サーキットの走行。クルマ離れが騒がれるなかでクルマが持つ本当の魅力を存分に楽しませて頂きました。クルマをスポイルしているのは自動車メーカー自身なんじゃないでしょうか。まだまだクルマは廃れていませんよ。



3.イギリス・フランス旅行

 ヨーロッパをレンタカーで廻る旅もこれで三年目。初年度のドイツ、昨年のイタリアに次いでイギリス・フランスを廻る事で、一応ヨーロッパの主要先進国を一通り制覇した事になります。ヨーロッパを回って感じた事は、歴史景観への配慮が行き届いた綺麗な街並みと、改めて実感する日本の魅力です。各国の歴史に全く引けを取らないこの国の伝統、そして食文化。もっともっと世界に評価されてしかるべき日本の底の深さを再認識しました。この国に生まれて良かった。





こうして書いてみると、改めて好きな事ばっかりしてるなと気付きます。

Webとクルマという好きな事を仕事にして、海外に触れながら日本の良さを堪能する幸せな人生です。

お客様と、スタッフと、そして家族に感謝。

こちらをご覧の皆様全てにとって来年が素敵な年でありますように。

メリークリスマス!!

不景気な昨今ではありますが、クリスマスって意味なくテンション上がりますよね。

プレゼント買って、ケーキ食べて、家族や好きな人と大切な日を過ごすというそれ自体に価値があると思います。

社会を構成する最小単位はやはり家族であり、夫婦。

全てはここから始まりますから、特に商売をしている方はここが上手く行っていないと心の安定がもたらされないと思います。

皆さんはどうお過ごしですか?

Googleショッピング検索のプロモーションテキストの取り扱い

おちゃのこネットは先日よりGoogleショッピングサーチ向けにフィード送出機能を追加したのですが、今Google Product Search Teamとやり取りしているのがプロモーションテキストの取り扱いについてです。

こちらの説明にあるようにかなり細かくGoogleのポリシーが列挙されており、合致しないフィードはエラーとして審査に落とされてしまいます。

おちゃのこネットのフィードで問題になっているのは、



 ・中古品のステータスが含まれていない

 ・商品画像に汎用画像が使われている

 ・在庫切れの商品が含まれている

 ・プロモーションテキストが含まれている



の大きく四点です。

中古品のステータスについては、現在システムの改造を行ってステータスを追加出来る機能を準備中です。

汎用画像の使用はショップオーナーさんが気を付けて使用を回避して頂くしかないのと、在庫切れ商品の問題は審査期間中に売り切れる商材があるのは致し方ない事なので、我々としては対処が難しい問題です。

で、残るのが冒頭のプロモーションテキストの件。

これはなかなか難儀でして、Googleチームからのフィードバックによれば、

商品説明にプロモーション テキストが含まれています



商品アイテムの商品名や説明に含まれている、宣伝やひな形のテキストをすべて削除してください。商品アイテムに関するテキストは、その商品だけを説明するものであることが必要です。送料無料、お支払い情報、プロモーション、在庫情報、ショップのポリシーなどの詳細情報は、宣伝テキストと見なされるため、指定しないでください。


と言う事なので、かなり該当するケースが見受けられます。

だって、年末の「在庫処分」とか、「只今大キャンペーン中!」とか商品説明に入れますよね、普通。

こういうのが軒並みプロモーションテキストと判断されて削除を求められるのですから、オーナーさんの対応は大変です。

数千点も商品があるお店なんかはどうしろというのでしょう。



現在何とかオーナーさんの労力を最小限にとどめる方策を検討中で、一応方向性は出ましたのでシステムの改善に取り掛かっています。

そのGoogleとのやり取りが如何にストレス発生するか…。

こちらのフィードを人質に取るような発言もありましたしね。

「Don't be evil.」がポリシーだったんじゃないですか、Googleさん?

実装は年明けになると思いますので、もうしばらくお待ち下さいませ。

地方格差というチャンス

私は三重県のど田舎の出身です。

今でこそ市町村合併で津市に併合されましたが、元は一志郡一志町という回りは田んぼと山ばかりの過疎地です。

近くに近鉄の駅があるんですが、私が大阪に出た後に無人駅になっちゃいました。

一応盆暮れくらいは孫の顔を見せに実家に帰るんですが、本当にいつまで経っても発展しません。

日本、という言葉でくくれるほどこの国は単純ではなくて、都市と地方、都市の中でも東京と地方の政令指定都市、更に地方の中核都市と周辺部、と多様な顔があります。

意地を張って、という訳でもないんですが、ずっと地方に拠点を置いて商売をしていると、本当に東京との温度差を感じます。

私の関西の知り合いが、「たまに東京行くと人が多くて今日は何の祭りかと思うわ」なんて言ってましたけどw、本当にそんなカンジなんです。

ネットとITの普及で地方格差が無くなるなんてのは本当に誤解も良いとこで、近い将来リニアモーターカーなんて出来たら益々大阪は日帰り出張圏に堕して過疎ると思います。



じゃあ地方は未来がないのか、と言えばそうでもなくて、状況を逆手に取る事でチャンスが生まれたりもします。

私がいつも思うのは、地方で都会感覚の気の利いたサービスを提供すればめちゃくちゃ流行るんじゃない、という事です。

これは戯れ言じゃなくて、実際に多く見掛ける事実です。

例えば、美味しい飲食店。

地方は基本クルマでの移動が前提なので、都会部では考えられないくらい遠距離からお客がやってきます。

だから、ちょっと美味しくてサービスが行き届いているレストランは常に予約が取れないくらい一杯です。

他にも、矯正歯科とか、先端のサービスを提供しているサービス業は千客万来状態がずっと続いています。

これ、一種のタイムマシン経営ですよね。

東京や関西の大学に出て、そのまま都会で就職すると、都会のサービスレベルを知る事が出来ます。

その感覚を故郷に持ち帰れば、結構高い確率で成功出来ると思うんですよね。

他にも、例えばオシャレな男性向け美容室とか、本当にレベルの高いケーキ屋さんとか、高級クリーニング店とか、色々タネはあるんじゃないでしょうか。



不景気を嘆いていても誰もあなたを助けてくれません。

自分で出来る範囲で、人の後追いじゃなくて、少し発想を転換してリスクを取ってみる。

得られる果実は想像しているより多いかも知れませんよ。

クルマ好き層

今ウチは「クルマ好き」と言われる人が好みそうな車種向けにパーツの販売を行い、更に新規事業を立ち上げようと思っているのですが、ちょっと悩むのがこのターゲット層に未来があるのか、という点です。

コアなファンが居るのは事実。

で、将来も無くなりはしない。

ただ、数が増えるのか、と言われると…。



基本商売は伸びるマーケットに向けてサービスを提供するのが鉄則。

でなければ、自分で新しい市場を開拓する。

どちらにしろ、量的拡大が前提のお話し。

そこが先細りだとそもそもツライ。



クルマの実用性の部分をばっさり切って、趣味・嗜好性にフォーカスした事業がこの先成り立つのか。

悩ましいところです。

UI変更について

かなり以前からBloglinesというRSSリーダーを使っていたのですが、最近色々曰く付きなんです。

まず、残念ながらサービス休止のお知らせ、という案内が来まして、まあしょうがないかと他社サービスへの移行を準備していたのですが、その後どこかの会社に救済される事が決まったのでサービス継続だとか。

やれやれひと安心と思っていたら、今日出社していつもの通り開こうと思ったら登録データ移行のメッセージが表示。

ん?と思いながら指示に従ったら、データ移行エラー。

おいおい、Google Readerは何の問題も無くエクスポート/インポート出来たよ!?

で、ゴリゴリデータ移してみた結果、従前とは全然違うユーザーインターフェースになっちゃってます。

おーい、無駄にAjaxとか使わなくて良いんだよー

却って見難くなってるよー



あきらめてGoogle Readerに乗り換えました…。

Bloglines気に入ってたのに…。



シンプルさが特長のサービスは、UI変更要注意なんですよね。

良さが消えちゃうリスクがありますから。

勿論自戒を込めて。

TVという主戦場

腐っても鯛、落ちぶれてもテレビ。

まだまだ世間の可処分時間に占めるテレビ視聴時間シェアは高いものがあります。

日本でも多チャンネル化の波が広まっており、恐らくかなりの家庭がCATVか光TVに接続されているはず。

そこではBlu-Ray/HD/DVDレコーダーもしくはセットトップボックスが併用されているはずで、昔とはテレビの視聴スタイルが大きく変わっています。

一言で言えば、「テレビのネット化」

つまり、だらだらと受け身でただチャンネルを切り替えてみていたスタイルが、積極的に予約録画を多用して見たい時に見たいものを見る能動的なスタイルに移行しつつあります。

今年はそこに更に大きな技術革新の波が襲っています。

Apple TVとGoogle TV。



Apple TVは以前から使っているので大体分かっているのですが、Google TVは未知数。

で、ちょっと調べてみました。



Google TVなんていらないよ(いまのうちは)

やっぱりGoogle TVなんていらないよ(いまのうちは)



う〜ん、なるほど。

ちょっと論旨が分かり難いですが、要するにまだ操作性がこなれていない、という事なのですね。

で、そこで紹介されていた「SPIDER zero

大量の映像ソースをみる装置としては、ソニーが2004年に7チャンネル同時録画可能な「VAIO type X」、2005年に8チャンネル同時録画の「Xビデオステーション」を発売している。後者は、最大3週間分まで遡って視聴できる。そして2008年には、PTPが「SPIDER zero」を発売した。





「SPIDER zero」

 この中でも、SPIDERは8チャンネル1週間を“まる録”するものだが、既存のどんなレコーダーやテレビのリモコンよりも、シンプルなリモコンで操作できる。



 番組は、番組名、出演者名、CMのメーカー、製品名など、その週に録画されていた番組に出てくるキーワードで、メニューから選ぶようになっている。その場で自分の好きなキーワードを入力して検索することはできず、あらかじめネットから設定しておくことしかできない。操作が、とてもパッシブ(受け手的)なところで止まっている。



 ところが、SPIDERの真骨頂はここからである。キーワードで引っかかったリストから「見たいもの」を選ぶと、そのキーワードが出てきた番組内の、該当するシーンから再生が始まる。これは、ちょうどグーグルの検索結果リストのスニペット表示のような感じで、そこだけちょいちょいと眺める感じになる。番組のその部分だけを見て終わることもあるし、「これなら番組を最初からちゃんと見よう」となることもある。肝心のシーンだけちょいちょい見ていけるので、えらく効率がよい。



 ユーザーたちによるオススメもあり、これも同じように「この番組が面白いよ」ではなく、「この場面の、このセリフが面白いよ」という感じで、ピンポイントで見ることができる。だって、「あなたの目的地はこの地図の中にあります」では困りますよね。きちんと地図上のポイントで示してくれて、はじめて情報というのと同じですよね。


おー、これ凄いじゃないですか!

知らんかったけど。

で、今はもう売ってないのね…。

確かに、こういうユーザー体験を新しく創り出してしまうデバイスは魅力的です。

AppleかGoogleに取り入れて欲しいなあ。



ちょっと悲しいのが、こういう時にどうも日本メーカーには期待出来そうもない感がある事。

ハードウェアの性能を追求するのは今でも世界トップクラスだと思うんですが、どうもソフトウェアの作り込みがレベル低いんですよね。

なんでだろ。

想像するに、大手メーカーの社内でソフトウェア技術者の扱いが著しく低いんじゃないですか?

下手したら外注とか。

今や製品の使用感を決定するのは圧倒的にソフトウェア的要素が左右するのに。

このままじゃ日本メーカーはいつまでも黒子にしかなれないよ。

まあ世界一の黒子ポジションをキープするという戦略もあるとは思いますけど。

次世代エネルギー問題

未来のクルマの動向はエネルギー問題がどう収束していくかというテーマと不可分です。

その意味でこのニュースには非常にびっくりしました。



生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見



前から藻で石油を精製する事自体は出来ていたらしいのですが、今回発見されたのは効率を大きくアップさせる新種の発見です。

日本で一年間に輸入する石油量を生産するためには2万ヘクタールあれば良いとの事で、これは東京ドーム4,350個分。(東京ドームは約4.6ヘクタール)

充分実現可能な規模に思えますね。



最近ちょくちょく次世代エネルギーに関する新ネタを耳にします。

例えば、



ホントに海水からウランが取れた

メタンハイドレート



など。

実用には採算ラインに乗せるという大きなハードルがありますが、少なくとも可能性のタネは幾つかあるという事なので大きな希望を感じます。

確かに地球のサイズに対して人類の活動インパクトが大きくなりすぎ、このまま何も考えずに進むと環境破壊に繋がるという認識は必要と思います。

それでも今の時代に生きる者としては将来が明るく思える材料があれば閉塞感が一気に解消しますから、技術進歩に期待してしまいます。

エネルギー問題を克服した上で、地球環境との共生の道を探るという建設的な方向が望ましいですから。

今世紀が明るいモノになるか、暗く後ろ向きになるか、ひとえにエネルギー問題に掛かっていますから、是非突破したいです。



しかし、地道な基礎研究って本当に大事なんだな。

簡単に事業仕訳なんてすべきじゃないですね。

もしGoogleが無かったら…

と考えてみました。

検索エンジンも、Google Mapも、Gmailも、Analyticsも、YouTubeも、Android携帯も無いんですよね。

(他社から買収したモノもありますが)

競合他社が代替サービスを提供しているにしろ、Webの世界の風景は大きく違っていたでしょう。

それでいながら消費者は(基本的には)1円もお金をGoogleに払っていない。

こんな会社が存在している事自体が奇跡なのかも知れませんね。

そりゃ日本でこんな会社を想定してベンチャー育成したって無理な話ですよ…。

ボーナス

皆さんの会社でももう支給されましたか?

貰う方が嬉しいですが、経営者さんにとっては一年で一番頭の痛い時期ですよね。

いつも、「これさえ無ければ資金繰りが楽なのに〜」って思っちゃいます。(笑)



最近、若者の〜離れ、って良く言われますけど、基本的にはお金が無いんですよね。

勿論お金を掛けずに遊べる、もしくはそれほど高いものでなくても満足出来る、という時代特性はありますけど、やっぱり良いモノはそれなりに対価を払わないと手に入りません。

バブルがもう一度来ないのは良く分かってますけど、それでも一定の経験値を得るために皆がお金を使ったあの経験は、今でも意味があったんだと思っています。

こちらに年代別の保有資産残高のグラフがあります。



60代以上の保有金融資産が全体の6割以上。

不動産は含まれていませんから、本当の意味の資産はもっと年配層に偏っていると言えましょう。



お金を使って経験値を上げる貴重な体験が本当に活きるのは若いウチ。

もっと若年層にお金を回すように国の仕組みを変えないと、活性化しないのは当たり前と思います。

若年層が一番手っ取り早くこの状況を回避する手段があります。

何でしょうか?



答えは、起業すること。

一定の社会経験を積んだ人はドンドン起業にチャレンジしましょう。

最初はお金無いでしょうから、親に頭下げて出資してもらうのが近道。

あ、銀行からお金借りちゃダメですよ!

他人のお金を入れるなら、あくまで出資してもらう事。

で、さっさと年寄り中心の会社ピラミッドから脱出しちゃいましょう。



一定の成果を挙げるには、それなりのリスクを背負わないと!

大丈夫、失敗しても今の日本でホームレスになるなんて事はありませんから。

Sharp GALAPAGOS / SONY Reader、本日発売

今日は両社から電子書籍端末のリリースです。

これでApple iPad、Amazon Kindleと併せて大手どころが出揃った感があります。

少し調べて、↓こちらの比較が良くまとまってます。



SONY ReaderはiPadやGALAPAGOSなどの電子書籍端末より優れている [電子書籍]



本当にSONY Readerが優れているかどうかはさておき、私が着目するのは端末のサイズです。

どうもサイズは大きい方が10インチ、小さいモノが6インチ前後に収束する模様です。

ではどちらを選べばよいのか。

それは多分あなたが読みたいコンテンツによるのでしょうね。

つまり書籍が中心なら6インチ、雑誌が中心なら10インチに分かれると思います。

文字中心の書籍なら小さい画面で充分ですが、6インチディスプレイで雑誌はツライ。

拡大/縮小を繰り返して読む気もしませんしね。

当然10インチは持ち歩きがシンドイので、自宅/職場での利用がメインになるでしょう。

常時バッグに入っているのは6インチかな。

という事は、両方買って使い分けするのが数年後は当たり前なのかな?



はっきりしてきたのは、デバイス依存・プラットフォーム依存を極力排除して、可能な限りあちこちにばらまかないと電子書籍ビジネスは成立しない、という事です。

これは作る方の手間が大変ですな。

という事は、ここにビジネスチャンスあり、なんでしょうね。

ワンストップで編集・フォーマット変換・配信仲介をしてくれる存在。



ん、、、それって取り次ぎだったりして…?

今、一番イケてるサービス?「Quora」

Facebook元CTOがスタートしたQuoraがQ&Aサービスに革命を起こす

情報収集はGoogleでもTwitterでもなくてQuoraの時代



はてぶで見つけたんですが、さすがアメリカ、twitterでもfacebookでもgrouponでもなく、もうその先に行ってるんですね〜。

1998年、私達の「知りたい」という欲求に答えることを目的として、Googleの検索エンジンは誕生しました。そして検索エンジンの存在によって人間のライフスタイルは確かに豊かになりました。しかし、現状の「検索」という行為は私達のニーズに本当に「的確」に答えているのか・・・?



 そんな問いを抱いたのはFacebook共同創業者、そして同社元CTOのAdam D'Angelo氏でした。同氏は2008年にFacebook社を抜け、Quoraという新しい形のQ&Aサービスを2009年にスタートしました。このスタートアップは「ただの」Q&Aサービスではありません。



 従来のYahoo AnswersのようなQ&Aサイトは質問されたトピックにある程度詳しい人間が答えてくれましたが、そこでは良い答えもあれば、的外れな答え、そして時にはユーザー間で中傷が起きることも多々ありました。



 Quoraのセールスポイントは、非常にシンプルなインターフェース、Q&Aを通したソーシャル性、そして何より実名でハイクオリティーな回答提供にあります。


現状の検索エンジンが提供する答えに満足している人が少ないのはご指摘の通り。

Googleの検索結果に人・モノ・ニュースの三つの要素が混在して、結果的にゴミ溜めに近い状態になっている事を考えると、人が探している答えを提供するという事は機械に簡単に出来る事ではないんじゃないかとさえ思えてきます。

人力検索系のサービスの存在意義はそこですよね。



多分、求めている答えは人によって違うんですよ。

それを一律に全ての人に同じ答えを返しているところに根本的な間違いがある。

同じキーワードを入れても、その人のバックグラウンドや行動特性に応じて解釈を変えた答えが返される。

そういう次世代検索エンジンが求められていると思います。



Googleさん、あなたのポジションはあまり安泰では無いかも知れませんよ。

ネット配信の趨勢は?

電子書籍元年と言われる今年は、iTunesの日本向け映画配信開始も相まって大きな節目の年になりました。

電子書籍がどの程度の普及を見せるかはデバイスの普及率に大きく左右されますから、当面はあくまで紙媒体の補完にとどまるでしょうね。

ただ、私が考えているのは既存の紙メディアの置き換えではなく、電子書籍だから出来るメディアの立ち上げです。

これは紙かデジタルかの違いではなく、ビジネスモデルの違いです。

つまり、広告依存か購読料中心かの違いです。

何が違ってくるかというと、広告主への配慮。

これが日本中のメディアを腐らせている諸悪の根源なのです。

出来るだけコストを切り詰め、純粋な購読料で収益の柱を作る事で、書き手が書きたい事を書き、読者が支持をするという理想のメディアのあり方に近付くわけです。



電子書籍の先例として映像配信の世界はどうなっているでしょうか。

あまり日本では知られていませんが、実は世界の映像配信の一番の先達はNetflixという企業です。



【西田宗千佳のRandomTracking】アメリカで人気の「Netflix」とは何か? -AV Watch



Netflixは現在アメリカ及びカナダ居住者向けにしかアカウント取得を許していないため日本からはサービスを利用出来ませんが、1999年から始めたDVDの宅配ビジネスと近年のネット配信事業の組み合わせによる両国市場への浸透度はかなりのもので、全ての配信事業者が参考にしている企業と言えます。

私が不思議なのは、NetflixにしろApple TVにしろ、多くの映像ソースを押さえているのはアメリカ企業で、アメリカ向けには映像配信が実現しているのに、どうして日本向けにコンテンツを揃えるのに苦労するのかという点です。

外からは伺えない業界内部の大人の事情というヤツがあるんでしょうね…。



しかし、今年はiTunes/Apple TVによってその堤防に穴が空きました。

これからコンテンツの種類は増える一方、対応する端末は多様化する一方なので、急速に生活に浸透して行く事でしょう。

見たい時に見たいものを見る。

そんな単純な事がようやく実現出来る環境が整ってきたという事です。

その時、いつまでも後ろ向きな対応しかして来なかった日本の老害企業(メディア/コンテンツホルダー)がどんな運命を辿るのか、答えは今から明らかですね。

鈴鹿サーキットドライビングレッスン

鈴鹿サーキット:鈴鹿ドライビングレッスン



一日お店を閉めて、鈴鹿サーキットのドライビングレッスンに参加してきました。



早朝暗いうちに自宅を出て、まだ明けていない高速道路を一路鈴鹿を目指します。

インターを降りると、どうやら参加するらしいクルマ達と遭遇。

忘れずに給油をして、久し振りの鈴鹿サーキットに到着。

いつもと違うモータースポーツゲートから中に入ります。

おー、コース下のトンネルをくぐるとパドックです!

ここがF1でも使うピットなんだな〜。

ここにフェラーリやマクラーレンやらが並んでるのか〜と一気にテンションが上がります。



受付を済ませ、ゼッケンを車体に貼り、飛散防止のテープを止めて荷物を下ろせば準備完了。

まずは走行前のブリーフィング。

講師陣は皆鈴鹿を拠点に活躍するレーサーばかり。

一時間ほどのメニューを終えて、さあいよいよクルマに搭乗です。



各社、ピットロードへ。

五班ほどに分けられて、先導するセーフティカーの後ろを次々にコースへ。

さあ、自分達の番。

うおー、鈴鹿の1コーナーだ〜♪

これが2コーナーか〜、確かにキツイな〜

S字、ダンロップ、デグナーからヘアピン、そしてスプーンからバックストレートを抜けて130R、シケインから最終コーナー、そしてメインストレート。

夢のような体験です。

テレビで見たF1のコース、普段はレースゲームでしか走った事のない鈴鹿サーキットを、自分のクルマで走ってる!!



午前中は各班毎に分かれて、順にコーナーのレッスン。

一台ずつコーナーに進入して、講師のアドバイスをもらいます。

これを繰り返す事三時間。

結構ヘロヘロです。



昼食後に再度ブリーフィングがあって、午後のメニューへ。

まずは先導のセーフティカーの後ろを付いて、各社完熟走行です。

このペースが結構速い!

ついていくのがやっとです…。

本当はこの後フリー走行なのですが、完熟走行で満足してここはパスさせて頂きました。(ヘタレ)

だって、









↑こういうののもっと激しい映像をブリーフィングで見せられたんですよ。

宙に飛んで5回転もする様子を見たら引きますよ…。



いやあ、しかし異次元の体験でした。

ミニサーキットとは違ってスピードが出るので、もっと場数を踏まないと速くは走れません。

でも身近にこんな素晴らしいステージが用意されているのですから、しかも誰でも走れるんですから、チャレンジしない手はないと思います。

公道と違って広いエスケープゾーンで守られた国際サーキットはクルマ好きにとっての天国です。

少しでも多くの方が体験して、クルマの魅力を再発見する機会になれば良いなと思います。

おちゃのこネットのスマートフォン版をリリースしました

本日、おちゃのこネットのスマートフォン版をリリースしました!



「おちゃのこネット」がスマートフォンに対応



昨今、iPhoneやAndroidといったスマートフォンが爆発的な普及の様子を見せており、全てのWebサービスが対応を迫られています。

いち早くスマートフォンに対応したショッピングカートをご提供する事で、お客様のECビジネスがスムーズに運ぶ事を願っております。



しかしこのプロジェクト、足掛け丁度一年掛かったんですよね。

長かったです〜。

この間にどこか他社さんがスマートフォン対応のカートを出すかと思ったんですが、多分まだどこも未対応ですよね。

楽天市場はさすがに対応を済ませているみたいですけど…。

今後も業界のトレンドにはスピーディに対応したいと思っています。