投稿者 岡野 幹生 日時
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電子書籍の優等生「メルマガ」の時代が来る--堀江氏が語る個人メディアの試み
正直、メルマガなんてものは古いやり方で、企業が顧客向けに無料サービスの一環でやるものだと思っていました。
ところが、ホリエモンは有料読者を1万人も集め、年間売上1億円を現実に上げています。
これは凄い。
iPad向けの電子書籍出版が増えていますが、一番のネックは端末の普及度合い。
これがテレビやパソコン並みに各家庭に行き渡るとは今のところ思えないので、メールという枯れた媒体は再評価されるべきなのかも知れません。
HTMLメールなら表現力もiPadコンテンツと遜色ありませんしね。
まあしかしホリエモンという日本一の個人コンテンツでやっと読者1万人ということは、普通の人はその何分の一しか読者を集められないでしょうから、組織的にコンテンツの質を高めないとまともなビジネスになりませんね。
低迷している既存紙媒体の版元は、試す価値があるかも?
投稿者 岡野 幹生 日時
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[jp]Googleが日本でもショッピングサーチを開始
今日からGoogleショッピングサーチが登場です。
これはアメリカではかなり前から提供されていたのですが、遅れる事8年でようやく日本向けにも開始です。
時系列で関連する記事をご紹介しておきましょう。
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米Google、商品検索サイト「Froogle」ベータ版を発表
この記事2002年の12月ですからね。
当時はFroogleというサービス名でした。
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商品検索エンジン「Froogle」が「Google Product Search」にリブランドへ
2007年にProduct Searchに名称変更。
この時点でGoogle Checkoutで決済可能な商品のみをピックアップするオプションを実装しています。
この後Google Checkoutが爆発的に普及するのかと思っていたのですが、アメリカに閉じた状態で今日を迎えています。
Googleは決済に本気で取り組むつもりがないのでしょうか?
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どうした、Googleのこの冗長な新UIは
Googleは検索サービスのページをシンプルにしておくべきという半ば固定観念に囚われていたのですが、2010年の5月になって大きくUIを変更しています。
そして、今日の日本版リリースに至ったわけですね。
私は以前より現在の検索エンジンの分類には大きな問題があったと思っています。
それは、検索対象の大きな三分類と考える、人・モノ・ニュース、が混在していた事にあります。
ニュースだけはかなり上手く仕訳がされていると思いますが、人・モノについては現時点で明快な解が提示されているとは言い難く、今のショッピングサーチを見てもあまりに雑然と商品情報が詰め込まれているだけに見えます。
これをどの順位でソートするのが最も適切なのか。
私は、「売れている順位」が最も価値を持つ情報だと思いますが、今はまだその情報を持つすべをGoogleは知りません。
その意味ではGoogle Checkoutを早く全世界展開して、ChromeなりChromeOSなりにログイン情報を持たせるべきだと思うのです。
そして根こそぎ決済を持って行く。
そうすれば、正に何がいつどれだけ売れたのかの実データを全て手中にする事が出来、Googleが望む正確で価値の高い整理が実現するでしょう。
そうなった時がモールの時代に終止符を打つ時だと、私は首を長くして待っているのですが…。
投稿者 岡野 幹生 日時
おちゃのこネットでは毎月二回隔週でメルマガをお送りしているのですが、今週号から新に「EC仙人のダメ出し! 道場」コンテンツが始まりました。
こちらにバックナンバーが掲載してありますので内容はご覧頂くとして、私がECで成果を出すために大事だと思っているメッセージをお伝えしているつもりです。
つまり、SEOに代表される目先の集客策に囚われる罠に陥っていませんか?
大事なのは、マーケティング(だけ)ではなくて、商品開発(マーチャンダイジング)ですよ、という事です。
商品にこそ、そのお店の理念・理想が現れるのであり、それはとりもなおさず店主さんの個性の表現です。
だからこそ、リアル店舗と同様にディスプレイに神経を使い、接客応対に心を込める。
ウチは顔の見えない大企業さんではなく、中小・零細の店主さんのキャラクターが伝わるお店さんにこそご利用頂きたいと思っています。
つまんないマーケティング本は捨てて、人間らしいお店作りを追求しましょうよ。
それが商売の本道だと思いますから。
投稿者 岡野 幹生 日時
投稿者 岡野 幹生 日時
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SONY Internet TV with Google TV
いよいよ今週末にSONYからGoogle TVが発売されます。
驚くのはその価格。
何と46インチで1,399ドル、日本円で12万円を切る価格設定は非常にアグレッシブです。
SONYというブランドネームに加え、初めてのGoogle TV製品なのですからもっと高値に設定してもおかしくないのですが、いきなり市場を押さえてしまおうという強い意志を感じますね。
残念なのは、これが恐らく日本市場には投入されないという事実。
確かにネット上にデジタルコンテンツが殆ど流通していない状況では、こういう製品の意味がありませんものね。
日本市場の閉鎖性を思い知らされて暗い気持ちになります。
もう一つ残念な事、それはPanasonicからこういう話題になる製品が全然出てこない事。
相変わらず勝負しないパナの体質が見えますね。
ある意味、パソコン何かよりはるかに市場の大きいリビングマーケット、本当のデジタル革命はまだまだこれからが本番なんじゃないでしょうか!
投稿者 岡野 幹生 日時
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PayPal、近くマイクロペイメントサービス開始へ―音楽、ビデオ、ゲームなど全デジタルグッズが対象
進んでいるようでいて意外と遅れているのが、オンライン上の決済手段です。
相変わらず前世紀の遺物みたいなクレジットカード番号入力が幅をきかせていて、少なからずトラブルを引き起こしています。
当たり前ですよね、対面販売の事しか考えていない時代の仕組みなんですから。
早く普及して欲しいのが、ID認証型の決済。
一番分かり易いのは、PayPalですが、後はケータイ決済くらいですかね、日本で使われているのは。
AmazonのID決済は有力だと思うんですが、日本の(というか、非アメリカの)マーチャントには開放されていないので全然使われていません。
Google Checkoutも同様に、アメリカ在住者のクレジットカードを登録しないとマーチャントとして登録出来ないので、日本のショップさんが使う事は出来ませんね。
何で早く対応しないかな〜?
個人的に期待しているのは、Amazonの決済と、意外とAppleのiTunesのアカウントを用いた決済ですね。
とにかく、あの番号入力のスキームは早く廃れて欲しい!
あ、ケータイキャリア決済も有望なのですが、docomo決済だけにしておかないと痛い目を見ますよ。
(ソフトバンクは売掛債権を買い取ってくれないから、未回収リスクはショップが負う仕組み)
決済ってECする人皆に必要な機能なのに、こんなに立ち後れているのが本当に不思議。
やっぱり法令の規制がネックなんでしょうかね?
投稿者 岡野 幹生 日時
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「auの本気度を見てほしい」――Androidスマートフォン「IS03」に賭けるKDDI
iPhoneを武器に快走するソフトバンク、Androidで追い掛けるdocomo、という構図から一人出遅れていた感があるauが、ようやくスマートフォン市場に新製品を投入しました。
おサイフケータイ・ワンセグ・赤外線通信・デコメールなど、海外とは異なる日本独自の機能を搭載して、ようやくガラケーと遜色ないスマートフォンが登場したと言えます。
皆さんの周りでは、スマートフォンの普及度はどれくらいですか?
社内ではどんどんiPhone比率が上がっていますがこれは異常で、電車でチェックした限りでは体感で5〜10%程度といったところでしょうか。
今後は恐らく大部分がAndroidを搭載したスマートフォンタイプに移行していく事と思いますので、旧来のケータイサイトは消えていく運命でしょうね。
まだスマートフォンに最適化したサイトは少数ですから、ここから数年はスマートフォン対応がサイト制作側の大きなテーマになりそうです。
ケータイ2.0世代に突入ですね。