Goole対中国政府

Googleにとっての中国: 人権うんぬんよりも世界でのビジネスが第一



中国という国とどう付き合っていくか、恐らくどの会社にとっても悩ましい、けれど避けて通れないテーマだと思います。

ウチも海外版のカートサービスを提供している手前、お客様からの中国語版への対応要望も寄せられます。

現時点では、まだ中国マーケットの商習慣が先進国並みに洗練されているとは言えない状況だ、と判断して手を付けずにおりますが、いずれ検討せざるを得ない時期が来るでしょう。

まあ、その前に英語版のサービスを充実させることが先決なのですが。



中国政府の立場に立てば、先方は先方なりに苦悩しているとは思います。

人口15億人、今やGDP世界第二位。

けれど、国内の生活レベルははっきりと二極化の傾向を強め、他民族社会を抱えるが故の分裂の緊張感もあり。

どうやって国をまとめながら経済成長を進めるか。

検閲を最後までやり通せるとは彼らも思っていないでしょう。

ただ、経済・文化的に国内が成熟するまでの時間が欲しいのでしょうね。



日本は、そんな中国の状況に否応なく大きな影響を受けています。

こちらから主体的に状況を変えられるわけでもなく、アメリカと中国という二大大国のやり取りをそっと背後から心配そうに伺うような、そんなポジションなんでしょうね…。