日本とイタリアの共通点

今朝の日経朝刊の記事が面白かったです。

イタリアの映画を通じて暗鬱なイタリアの社会情勢を紹介し、日本とイタリアの共通点についても言及していました。



 ・ここ数年ガタ落ちの経済数値(一人当たりGDPなど)

 ・財政の危機的状況(共にG7最低クラスの借金財政)

 ・政権の短命さ(イタリアも少し前までいわゆるねじれ現象でした)

 ・少子高齢化の進展具合(合計特殊出生率や年齢の中央値などがほぼ同一)



共に島国/半島で、豊かな四季に彩られた食文化先進国という良い面も共通しています。

第二次大戦の三国同盟(日本・ドイツ・イタリア)というのは、相性の良い本当に絶妙の組み合わせだったのですね。



記事は、一歩先に政党のねじれ状態を解消したイタリア政界の改革進捗に要注目、という一文で締めくくられていました。

企業人が政治に期待するのは情けないですが、前途の厳しさに政治のテコ入れをあてにする気持ちも良く分かります。

さて、日本の政界は動きを見せるのか、このままジリ貧の道を歩むのか…。