「沈黙は金、雄弁は銀」

これ、本来の意味は雄弁が勝るという意味なのですね。

今では逆の意味に使われる事が多いようですが。

格言やことわざのなかには、長い間に反対の意味に解釈されるようになってしまうことがある。「沈黙は金、雄弁は銀」というのは、古代ギリシアはアテネの雄弁家デモステネスの言葉であるが、これは本来「沈黙は金の値打ちしかないが、雄弁はそれより高価な銀の値打ちがある」という意味であった。



 人生ではしばしば沈黙を守ることが重要な場合があることを認めつつも、困難に対し一致協力を呼びかける雄弁の役割の重要性を強調したのが、「雄弁は銀」という言葉だったのである。当時、技術の未発達のため銀の精錬は難しく、砂金など自然のままで産出する金に比べて遙かに高価だったのである。同量の銀は金の10倍の価値だったとも言われている。


参考



しかし、若い人があまりに饒舌なのは興醒めです。

中身の伴わない言葉は上滑りするだけ。

まずは黙って行動し、自分の引き出しを増やす事です。

しかる後に、借り物でない自分の言葉で語る事が出来れば、それは黄金の輝きを放つ事でしょう。

精進しましょうね。





※<2007.04.27 追記>

 上記文中で引用した元記事が削除されている様です。「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉の由来については、上記の引用記事が必ずしも正確では無い旨のご指摘がありました。一応原文はそのまま残して、こちらで注意を喚起申し上げる形に致します。私の文章の引用にはこの問題が含まれている可能性がある事をご承知置き下さい。 

                                         岡野 幹生