上場会社の責任

知りませんでした。

ネットエイジグループも上場したんですね。

プレス情報



ネットエイジキャピタルさんには以前にお邪魔した事があり、ネットエイジグループはIPOによる上場益よりも早期のバイアウト戦略を重視、と聞いて驚いた記憶があります。



はっきり結果が出てから書きますが、以前に付き合いのあった神戸の某社もM&A戦略がとうとう破綻して事業売却に至った模様。



う〜ん、皆上場する事の責務を軽く考えているんじゃないですかね。

絵に描いた餅を軽々しくプレゼンして、期待感だけで高値を付けて、結局実現せず。

損をするのはいつも個人投資家。

いい加減投資家も目を覚ませばいいと思うのですが、痛い思いをしないと分からないのでしょうか。



Googleの上場のスタイルも特殊で、投資は募るけど議決権制限付きというのはどうかと思います。

それならPrivate Equityすれば良いと思うのです。



その意味では、「近藤淳也・令子夫妻、シリコンバレーへ」 にあるはてなの考え方の方がはるかに健全だと思います。

ウチも、可能限り自己資金(身近な支援者の出資を含む)で運営して、事業環境が資金を必要とするまでは外部調達はしないつもりです。



まっとうな考え方だと思うのですが。

夏休みもそろそろ終わり…

少し朝晩過ごしやすい日が増えてきましたね。

日中は暑いですが、そろそろ秋の訪れを感じます。



今週は懸念の会員制限機能をリリースして、やれやれ一段落です。

一部トラブルもあったのでバタバタしましたが、これでようやく来週から新サービス開発モードに集中できそうです。



自宅の前には公園があるのですが、帰宅したらやぐらが組み上がっていました。

この週末は恒例の盆踊りの様です。

夏休みも最後の週末です。

休みはないけど宿題の心配をしなくて良いので、大人になるのも悪くないな、と。(^^)

コミュニケーション基盤の構築

今日は某スタッフと少々お話。



「どうも噛み合ってない気がするんだけど?」

「えっ、そうですか?」

「本音を出しにくい空気があるのかな?」

「いや、そんなことは…。」



ウチは少人数の所帯なので、メンバー全員が気持ち良く仕事できないとツラいのです。

逃げ場が無いですからね。



人と人は、どこまで分かり合えるのか。

そもそも、どこまで分かり合えていないといけないのか。

それは、人によって違うのではないか。



難しいテーマですが、可能な限り相互理解を追求していきたいと思っています。

だって、家族より長い時間を過ごしているんですからね。

良い意味の家族主義的風土はずっと維持したいです。(^^)

トーナメントとリーグ戦

さて、高校野球はベスト4が出揃って、いよいよ大詰めです。

何だか今年のプロ野球は早々に結果が決まってしまった状態で今ひとつ盛り上がりに欠けますので、余計に高校野球が白熱しているように感じます。

大きな違いは、年間百数十試合を行うリーグ戦と、負けたら終わりの一発勝負トーナメントの差。

これはプロ野球でもWBCがあれだけ盛り上がった事を思えば、当たり前ですね。

サッカーのワールドカップも同じ要因で盛り上がるのだと思います。

4年に一度しか開催されないから、選手生活の中でピークで迎えられるのは恐らく一度だけ。

そして後のない緊張感。

国の威信。



ひるがえって、会社の事業はどちらかな、なんて考えてました。

どちらかというとリーグ戦に近いですよね。

じっくり腰を据えて、中長期の成果で競う。

ここを短期の視点ですぐに上場だとか、事業のバイアウトだとか、やるから歪むのです。



マンネリにならないように、緊張感を持ち続けないとリーグ戦も退屈しますけどね。(^^)

進歩を止める事の愚

今、garittoおちゃのこ8の機能拡張を検討中。

で、久し振りに他社のRSSリーダーを色々見てみました。

feedpathやlivedoor・So-net Clipなどなど。

で、驚いたのがUIの進歩の無さ。

例えば、garittoで出来ているこんな事が出来ない。



 ・登録したフィードの並び替え

 ・フィード名の編集

 ・フィード内容の完全な再現(画像の配置が左寄せに勝手に編集されていたり、勝手にフィードをカットしていたり)

 ・マウススクロールが使えない



結局、ユーザーの改善要求にちゃんと応えていないんだと思います。

我々がおちゃのこネットを運営していて痛感するのは、社内でうだうだ考えているヒマがあったら、さっさとリリースしてユーザーの評価に委ねた方が早いという事。

心配しなくても、山ほど改善要求が寄せられます。

それは、正に宝の山。

真摯に向き合っていれば、幾らでもサービスはブラッシュアップ出来たはずなのです。



Web2.0なんて大層な言葉を使わなくとも、まともな企業は皮膚感覚でユーザーの反応を受け止めているはずなのですが…。

幾らでもチャンスは転がっているな、と感じますよ。(^^)

今日から平常営業です

皆さん、お盆休みはいかがお過ごしでしたか?

ウチは今日から平常営業です。



休業日も一応サービスは24時間動いているわけで、やっぱり気になるのでノートパソコンを持ち歩いて帰省先でもチェックしていました。

これ、世間ではメール残業なんて言葉もあるらしく、結局ネットから完全に切り離されないとオフにならないんですよね。

多分、世のECショップオーナーさんも同じ心境だと思います。



休むためには、店番のスタッフを採用するか、完全休業にするか。

どちらにしても売上は下がるし、経費もかかる。

商売人の性としては、自分が動いてそれで済むなら動いちゃうんですよね。

儲けて、がっちり休むのが理想ですが、なかなかそうは行きませんです、ハイ。(^^)

インターン期間終了

今日で約三週間のインターン生受け入れ期間が終了。

いやあ、色々とありました。

いきなり初日から派遣元と本人とこちらの思惑が全然合致していない事が判明。

かなりイヤな雰囲気で開始。

これは三週間持たないのでは、と危惧しながら様子を見る。



ん、本人なかなか頑張ってるね…。



という事で、新人の刺激材料に活用させて頂く。

それまで何かというと先輩に分からない事を聞きに来ていた甘えた態度が、目に見えて変わった。

仕様の確認とか、考え方の参考にアドバイスを求めるのは良いけど、技術的な課題をいちいち人に頼ってクリアしてたんじゃダメですからね。

自分で解決しないと。



そして、三週間が経ち、期間終了。

課題は三つのStepに分かれていて、当初は最初のStepも無理だろ、と思ってましたが、見事にStep2までクリア。

良く頑張りました。



本人はまだ進路について色々と悩んで居るみたいだけど、一生懸命取り組んだ三週間は良い経験になったと思います。

システム開発とか、モノ作りの楽しさを一人でも多くが体感してくれたらそれで良いです。

日本のIT産業の裾野が広がりますように。(^^)

スローライフ

最近、幸せな生き方について考えています。



あなたにとっての幸せとは?



お金持ちになる事?

良い家に住みたい?

好きなだけ飲み食いしたい?

人からスゴいって言われたい?

誰かに必要とされたい?

愛せる家族が欲しい?



優先順位とか、本当に自分がしたい事とか、色々考えますが、会社を大きくしたいとか、利益成長を目指したいとか、いわゆる量を追うのはちょっと違うかな、とだけははっきり分かってきました。



前にも書きましたが、ビジョナリーカンパニーの中に、

目的地を決めてバスに乗る人を探すより、同じバスに乗りたいと思う人を集めてから目的地を探した方が良い


という節があります。

本当にそうだな、としみじみ感じますね。

会社も、家族も、同じかも知れません。

この続きは、考えがまとまり次第おりおりと。

Style-e太田さんと会食

以前よりご紹介しております、ECコンサルタントのStyle-e太田さんと会食。



伊藤さんと三人で話していて、共感できたポイント。



 ・目先のテクニックよりも、商売発展のための”気付き”を提供したい

 ・SEOよりもコンテンツ。SEOに拘る人は概して成功しない。

 ・身の丈に合った商売の規模が適性。背伸びすると幸せになれない。

 ・時代はスローライフ。売上指標を追うな。



今後おちゃのこネットのセミナーを開催していきますが、それとは別に”おちゃのこワークショップ”があっても良いのでは、と。

つまり、一方的な受講者ではなく、自分の商売の為の”気付き”を持ち帰って頂きたい。

分かりやすく言えば、お腹の減っている人に魚を与えるのではなく、魚の釣り方をアドバイスする。

こちらの方がはるかにお役に立てると思うのです。



是非ご期待下さい。

「沈黙は金、雄弁は銀」

これ、本来の意味は雄弁が勝るという意味なのですね。

今では逆の意味に使われる事が多いようですが。

格言やことわざのなかには、長い間に反対の意味に解釈されるようになってしまうことがある。「沈黙は金、雄弁は銀」というのは、古代ギリシアはアテネの雄弁家デモステネスの言葉であるが、これは本来「沈黙は金の値打ちしかないが、雄弁はそれより高価な銀の値打ちがある」という意味であった。



 人生ではしばしば沈黙を守ることが重要な場合があることを認めつつも、困難に対し一致協力を呼びかける雄弁の役割の重要性を強調したのが、「雄弁は銀」という言葉だったのである。当時、技術の未発達のため銀の精錬は難しく、砂金など自然のままで産出する金に比べて遙かに高価だったのである。同量の銀は金の10倍の価値だったとも言われている。


参考



しかし、若い人があまりに饒舌なのは興醒めです。

中身の伴わない言葉は上滑りするだけ。

まずは黙って行動し、自分の引き出しを増やす事です。

しかる後に、借り物でない自分の言葉で語る事が出来れば、それは黄金の輝きを放つ事でしょう。

精進しましょうね。





※<2007.04.27 追記>

 上記文中で引用した元記事が削除されている様です。「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉の由来については、上記の引用記事が必ずしも正確では無い旨のご指摘がありました。一応原文はそのまま残して、こちらで注意を喚起申し上げる形に致します。私の文章の引用にはこの問題が含まれている可能性がある事をご承知置き下さい。 

                                         岡野 幹生

亀田君、それはイカンやろ!?

亀田興毅の世界タイトルマッチを会社で見ていましたが、判定を聞いた瞬間スタッフ一同ずっこけました…。

う〜ん、WBCのボブ以来ですね〜。



本人も、父親も、可哀想に見えてきます。

本人達は、本気で世界チャンピオンになりたいだけなんだと思いますが、周囲が勝手な思惑で重圧を掛けて歪めてしまうんですね。

一番の元凶は先行投資をしたマスメディアでしょうか。

「これは金になる」と思うと突っ走り、お膳立てし、ちやほやして、

ダメだとなれば放り出す。

(試合終了後の本人の様子を見ていれば、本人も大いに勘違いしているみたいですが…。)



まあ、興行とかメディアの姿勢は昔からそんなもんなんだとは思うのですが、今の時代が大きく違うのは個人がそれぞれのメディア(BLOG・2ちゃんねる等)を持つ様になってしまったということ。

もはや、世論を誘導したりストーリーをコントロールすることは不可能なのです。

そこを業界の上層部は根本的に分かってないですね。



要するに、ホンモノしか生き残れない時代だという事です。

逆に言えば、マイナーでも真面目にやっていれば認められるチャンスが拡がっていると言えるわけで、是非正直者が日の目を見るまっとうな世の中になっていって欲しいですね。(^^)