Yahoo!ショッピングと楽天モデルの成算

遂に見えてきたYahoo!ショッピングの「勝ち筋」



有料メルマガの記事ですからどなたにもオススメというわけではありませんが、興味深い分析です。EC事業者さんは必読。



Yahoo!ショッピングが2013年に手数料無料化に踏み切って5年、大切な収益源を手放して広告料に依存するビジネスモデルが成功するのか疑問視されていましたが、結果的にYahoo!ショッピングの賭けは吉と出たようです。
アメリカ: 10%弱

日本: 7% 〜 8.5%程度

中国: 3%程度
Yahoo!ショッピングはアリババ・タオバオ型のモデルと言えるのですが、
これまで2%以下で低迷し続けていたMonetizationが過去1年間で増加を続け、この四半期は4.12%まで上がっています。
とあります。確かに楽天型の高収益モデルのような収益率ではないのですが、取扱高とMonetization Rateの両指標が改善に持ち込めてしまいましたのでここから先は費用を投入しただけ利益が作れる回収モードに入ったと言えますね。



楽天は楽天の、そしてYahoo!ショッピングは彼らなりの独自の戦略で勝負をし、きっちり成果を出してきています。



楽天、クレジットカード取扱高トップに



ここは素直に拍手です。EC業界ではAmazonの強さが恐怖心を煽りますが、我々も我々の戦略を見つけて勝ち残れる道を探らねばなりません。その意味では楽天とYahoo!ショッピングの成果は心強い先行事例とも言えるのです。勇気を持って前に進まねば。チェレンジあるのみです。

Apple Car Playの破壊力

弊社は自社ECサイトとして「カーナビ専門店コンタクト」を長く運営してきました。当初のカーナビ本体販売から、取り付けサービスの提供、取り付けキットの販売、と微妙にビジネスモデルをピボットしてきています。零細ショップといえどもやはり時代のトレンドに追従し自社の立ち位置を修正し続けなければ生き残りは不可能なのです。ビジネスモデルの賞味期限がどんどん短くなっている昨今、これはどんな規模の商売でも同じ事情だと思います。



今日、初めてAppleのCar Playという規格に対応した純正ナビを触りました。ああ、これでもう市販カーナビの存在意義はなくなってしまったな、というのが正直な感想です。厳密にはまだニッチな用途でニーズは残っていますが、iOS(Android対応の車載端末もリリースされています)がネイティブ環境として車載OSに採用されてしまえばこれがファイナルアンサーであることは誰の目にも明らかです。カーナビというカテゴリーがスマホに完全に支配されてしまった現実を突きつけられて、カーナビ屋としては辛い思いを致しました。



しかし、これがイノベーションというものなのです。技術の進歩発展というのはこうして古いシステムを破壊してしまいます。そこを嘆いても何も始まりません。水の流れに逆らうのではなく、流れに乗ること、利用することを考えるのが商売人のやるべき勤めであり知恵の見せどころ。危機ではなく新しい機会であると捉えるべきですね。今、新規事業の準備をしているのはそういう理由です。未来は誰かに用意されるものではなく、自分で切り拓くもの。私はそう考えています。経営者が挑戦する気持ちをなくしたら、それは引退する時ですよね。

2018年の抱負

皆さま、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。年始にあたり、2018年の抱負を記しておきます。「百聞は一見に如かず」と言います。これには続きがあるそうですね。
百聞は一見に如かず

百見は一考に如かず

百考は一行に如かず

百行は一果に如かず
聞くより自分の目で見よ。そして考え、行え。大事なのは成果である。結果が何より雄弁に語る。そう解釈しています。



今年は成果を出す年です。言い訳の無いよう、自分を追い込んでみます。