カーボンファイバーという新領域

鉄より丈夫で軽い「炭素繊維」の自動車部材 帝人とGMが共同開発



朝刊で取り上げられていましたね。

クルマの新素材開発は、軽量化が基本線。

今一番熱いのは、カーボンファイバーですね。

Wikipediaによれば、
炭素繊維の長所を一言で言うと「軽くて強い」という点である。鉄と比較すると比重で1/4、比強度で10倍あると言われる[2][3]。その他にも、耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、電気伝導性に優れる。短所としては、製造コストの高さ[4]、加工の難しさ、リサイクルの難しさが挙げられる。また、素材自体、異方性をもちどういった形で積層するかか、また損傷を受けた場合の破損の判断がむずかしく、クリティカルな状況での使用は細心の注意が必要である。
とありますので、量産化が実用になればどれほど効果を生み出すか、ご想像頂けると思います。

そして、この分野の世界トップ企業は、東レ・帝人・三菱レイヨンの日本企業。

併せて世界シェア7割だそうですから、心強いです。

今の難点は乾かすのに時間が掛かるところらしいですが、日本企業お得意の地道な改良・改善でどんどん時間が短縮されているという事で、量産ラインへの適用が待たれます。

戦前〜戦後すぐは繊維の時代としてもてはやされましたが、今やすっかり落ちぶれた感のある業界。

もう一度日の目を見る時代が来るのかも知れませんね。