ソーシャルショッピングは普及するか?

本日よりおちゃのこネットもmixiチェックに対応しました!

これで、Twitter/Facebook/mixiと現在主に使われているSNS/ソーシャルサービスに一通り対応した訳ですが、さてこれらのサービスがECに与える影響はいかほどのものなのでしょうか。

正直、現時点ではその答えははっきり見えません。

ただ、これだけコンテンツの数が増えてしまった今では、情報は探すよりもむしろどう捨てるかの方が大事になっています。

恐らく大多数のネットユーザーは、ざっと目を通す情報と本気で影響を受ける情報を峻別しているはず。

ネットニュースや一般メディアは広く薄く情報をインプットする対象に止め、自分にとって影響力のあるキーパーソンのリコメンドをより重要なトリガーとして意識するようになっていくのではないでしょうか。

その最も分かり易い例が、書籍のリコメンドだと思います。

新聞や雑誌の書評よりも、Twitter上の評判が明らかに優先していますよね。

で、Amazonの書評を確かめて、速やかに買う。

それが電子書籍なら本屋に行く必要も無くその場で購入出来ますから、今後どんどん流通サイクルが速くなるでしょうね。



さて、ではECの分野にはどういう影響があるのでしょうか?

今のところ、自分が購入した物品をレコメンドするという習慣はそれほど見受けられません。

あるとすればそれは殆どがアフィリエイト。

ECの厄介なところは、商品の名寄せがしにくいところにあります。

価格.comなんかはJANコードで特定出来る商品が中心ですから、「Panasonicの***」で話が済みますが、ファッション商品なんかはショップオリジナル商品とかだと同じ商品についての話題が集約しにくいですよね。

で、一握りのファッション誌に掲載されたとかや有名人が使ったとか、軸になる要素が限られてしまい、話が一定の範囲以上に拡がりにくい特性があります。

コンテンツを生み出す活動と、それを探し当てる導線の両方にまだまだ洗練度が足りないかも知れませんね。



ともあれ、mixiという日本最大のSNSが外部の世界と繋がる方向性を打ち出したのは大きな進歩。

今後の進展を見守りたいと思います。