mixiのUI変更など

最近mixi関連のニュースはパッとしませんね。

収益状況はgreeやDeNAに大差を付けられ、本来のSNSとしての方向性も迷走しているように見受けられます。

画面のUIをちょこちょこといじっていますが、底流にある根本的な問題を解決しないと事態は打開できないでしょう。

マイミクやまさんの日記の受け売りですが、mixiの失策はボイス機能の実装だと思います。

元々アメリカが発祥のFriendster・MySpace・Facebookといった先行サービスに対して、日記という日本独自のコンテンツ生成機能を上手く組み込んで活況を呈しましたが、ボイスがあると日記を書かずに済ませるユーザーが増えてしまい、結果として交流が薄くなってしまいます。

mixiとしてはtwitterの爆発的な人気に脅威を覚えての対策なのでしょうが、裏目に出ていると思います。

mixiアプリは個人的には嫌いなんですが、まあオフタイムの暇つぶしコンテンツとしては正解なのでしょう。

但し自社開発主義を取ったgreeと外注という方針をとったmixiで収益構造が全く違うものになってしまい、今のところgree方式が成功している状況です。

これも裏目ですね。



さて、ではこれからmixiはどうするべきなのか?

やまさんは、アカウント認証を厳格化して複数アカウントを締め出し、書き手の信頼性を担保すべし、と書いていました。

私は、日記の完全オープン性を導入すべきと思っています。

つまり書き手が選択すれば、mixiのアカウントが無くても普通にWebコンテンツとして誰もが閲覧できる状態を選択出来ると言うことです。

で、Facebook方式で全てのコンテンツのハブを目指す。

情報の公開範囲は今まで通り、書き手の選択に委ねた方が良いでしょうね。

本来closedな繋がりを前提としてきたSNSとしては難しい選択かも知れませんが、FacebookがあれだけWebの情報集積プラットフォームとして価値を高めているのは、全てのコンテンツを”人”という軸を基本に整理するというコンセプトのお陰。

Web上に存在する全てのコンテンツを集める事はclosedな環境では不可能ですから、そろそろ大きな方針転換が必要なんじゃないでしょうか。



個人的にはgreeやDeNAみたいな子供向けのゲーム場みたいにはなって欲しくないので、頑張って欲しいと思っています。