コミュニティの濃度

ネット上のコミュニケーションが当たり前の現代では、皆さんそれぞれ幾つかのネット上のコミュニティに参加されている事と思います。

私も、ネット関連とクルマ関連のコミュニティを幾つか使い分けていますが、最近それぞれの情報の濃淡の差が激しくなっていると感じます。



最もポピュラーなコミュニティの代表はmixiだと思いますが、ここではあまり有益な情報にお目に掛かった事はありません。

”濃い”情報は、誰もが参加出来るコミュニティよりも、特定のキーパーソンの個人日記の上でやり取りされる事の方が多いと思います。

これはみんカラ(最も盛んなクルマ関連コミュニティサービス)でも同様ですね。

最近は管理人さんが管理の手間を削減するために旧来の会員制掲示板を閉鎖してmixiやみんカラに代表される汎用サービスに移行される例が増えていますが、場がポピュラーになるに連れて情報濃度はどんどん希釈されて面白さが減っていると感じます。



要するに情報の濃密さは、その場に参加する事のハードルが上がるほど濃くなり、最終的にはアナログなフェイスtoフェイスの関係に到達するんですよね。

だから、関係が長続きしているコミュニティは必ずオフ会を定期的に開催して、リアルな人間関係の裏付けが途切れていません。

時代が変わっても、簡単に手に入るモノには価値が無い、という真理は不変なようです。