ホーキング博士の逝去

Stephen Hawkingが76歳で逝去

車椅子の天才物理学者として有名なスティーヴン・ホーキング博士が76歳で亡くなったそうです。ご冥福をお祈りいたします。

博士がALSを発症したのは21歳の頃と伝えられていますから、博士は生涯に渡って難病と格闘し続けたと言えますね。想像してみます。もし自分が二十歳の頃にALSと診断されたらどんな人生を歩んでいただろうか、と。こんなに前向きに人生と向き合えた自信はありません。私も含めて多くの人は、自分に足りないものを嘆くことはしますが、自分が沢山のものに恵まれていることに感謝することはありません。パラリンピックを見ていても感じることですが、ハンディキャップを抱えながら強く生きている人がどれだけ眩しいか、周囲の人を勇気付けているか。

目の前の状況をどう捉えるかは、当人次第なのですね。よく言われる例え話があります。コップに半分水が入っているのをどう考えるか。「もう半分しか残っていない」と悲観するひと。「まだ半分も残っている」と楽観的に考えるひと。その違いは大きい。私は、楽観的に考え、生きたい。ホーキング博士を見習って、周囲の人を勇気付ける存在でありたいと願っています。博士を失ったことを悲しむよりも、博士を知り得たことを喜びと考えたいと思います。どうぞ安らかにお眠りください。