スマホはカーナビを殺すか?

カーナビは永らく車載ITシステムとして進化を遂げてきましたが、今大きな岐路に立っています。そう、スマートフォンの台頭です。任天堂の業績が随分悪化して、独自のゲームプラットフォームがスマホに殺されかかっているという見方がありますが、カーナビも同じ末路を辿るのでしょうか? 両者を比較してみましょう。



●カーナビの優れているところ

 ・専用端末として作り込まれているのでUIが洗練されている

 ・専用ハードウェア(車速信号・各種ジャイロセンサー・GPS etc.)を使用しているので案内精度が高い

 ・専用に作り込まれた地図や施設情報の精度が高い

 ・VICS等の道路情報(渋滞情報を含む)のフィードバックがある

 ・画面が大きい

 ・内装へのフィット感が高い

 ・毎回端末をセットする面倒がない



●スマホアプリの優れているところ

 ・安い

 ・アプリや地図の更新頻度が高い

 ・端末の買い換えサイクルが短いので最新のハードウェアを使える(人によるでしょうが…)

 ・コミュニケーション機能



といったところでしょうか。自動車メーカーは純正ナビを装着して売りたいでしょうからそこはずっと残るでしょうが、後付けの市販ナビは大きな影響を受けそうですね。特にポータブルナビは痛いかも。カーナビメーカーはどこかで見切りを付けて、ナビアプリをリリースすべきなんでしょう。タイミングが難しいですが…。