Yahoo!を立て直せるのか?

速報:Googleの顔、マリッサ・メイヤーが米Yahooの新CEOに就任



先週一番驚いたニュースでしたね〜。日本にいるとピンと来ないのですが、アメリカのYahoo!本社は既に虫の息です。この数年間でCEOはコロコロ代わり、収益も不透明、サービスはどれもパッとしない、有能な人材は流出しまくりで、業界ではいつギブアップするか時間の問題というのが共通認識だと思います。そのYahoo!にGoogleのスターが転職するとは! さすがアメリカならではのダイナミズム。



さて、問題は本当に立て直しが可能なのかどうか。商売で一番大事な認知度、これは文句なしに世界ブランドです。サービスのタネも、本来は有望なものが幾つもあるんですよね。Yahoo! Mail・flickr・del.icio.us・Yahoo! Autosなどなど、各分野で今でも存在感のあるサービスは沢山あります。問題は経営陣がサービスの方向性を示して、収益に結びつけることが出来なかったこと。聞いている話では、過去の経営陣は誰もテクノロジーギークではなかったという事なので、生粋のエンジニアであるマリッサにかかる期待は大変なものです。



でもな〜。実際に手を動かすのは前線の社員ですからね。CEOが代わったからといって人材や組織風土が一層されるわけではなし、負け癖のついたYahoo!が生まれ変われる可能性は低いと思うな〜。アメリカは成果を出すのにあまり待ってはくれないだろうし、妊娠が発表されたマリッサにそこまでパワーを発揮する余力があるかどうか…?