夏季休暇

明日から個人的に三週間ほど夏休みを頂戴します。会社は開いてますのでご安心を。日本人もバカンスを楽しむようにならないと!!

イチロー、ヤンキースに移籍

いやあ、驚きましたね。しかも、発表の数時間後によりによって古巣のマリナーズ戦に登場とは…。11年半在籍したマリナーズ、移籍初年度だけはプレーオフに進出したものの、その後は低位に甘んじています。染み込んだ負け犬体質にずっと我慢していましたが、さすがに選手生活の晩年を迎え集大成の場にヤンキースを選んだということなのでしょう。その意味では最後まで現状に甘んじること無く攻める姿勢を見せているわけで、自分に厳しいイチローらしい素晴らしいチャレンジだと思います。



しかし野球界、良い話を聞きませんね。もうすぐ始まるオリンピックでは正式競技から外され、三・四年に一度の開催のWBCは日本の次期大会不参加の意向も伝えられ運営は順調とはとても言えません。WBCは元々MLB内での国別対抗戦をやろうという主旨で企画され、本当の意味での国別世界一決定戦という方向では運営されていません。MLB関係者の頭には所詮世界一の決定戦はワールドシリーズであり、他の試合に価値はないという思いがあるのでしょう。これでは世界に野球マーケットが拡がっていきませんし、結果として選手がいつまでも小粒で市場にも厚みが出てきません。サッカーに比べるとあまりに戦略性に欠けています。もっと視野を広くもって大きなスケールで考えないと、本当に野球はオワコン(終わったコンテンツ)になってしまうと思います。



娯楽の増えてしまった現代ですが、スポーツのもたらす興奮と熱狂はますます価値を高めていきます。世界で活躍する日本人選手に拍手を送りたいですね。

Yahoo!を立て直せるのか?

速報:Googleの顔、マリッサ・メイヤーが米Yahooの新CEOに就任



先週一番驚いたニュースでしたね〜。日本にいるとピンと来ないのですが、アメリカのYahoo!本社は既に虫の息です。この数年間でCEOはコロコロ代わり、収益も不透明、サービスはどれもパッとしない、有能な人材は流出しまくりで、業界ではいつギブアップするか時間の問題というのが共通認識だと思います。そのYahoo!にGoogleのスターが転職するとは! さすがアメリカならではのダイナミズム。



さて、問題は本当に立て直しが可能なのかどうか。商売で一番大事な認知度、これは文句なしに世界ブランドです。サービスのタネも、本来は有望なものが幾つもあるんですよね。Yahoo! Mail・flickr・del.icio.us・Yahoo! Autosなどなど、各分野で今でも存在感のあるサービスは沢山あります。問題は経営陣がサービスの方向性を示して、収益に結びつけることが出来なかったこと。聞いている話では、過去の経営陣は誰もテクノロジーギークではなかったという事なので、生粋のエンジニアであるマリッサにかかる期待は大変なものです。



でもな〜。実際に手を動かすのは前線の社員ですからね。CEOが代わったからといって人材や組織風土が一層されるわけではなし、負け癖のついたYahoo!が生まれ変われる可能性は低いと思うな〜。アメリカは成果を出すのにあまり待ってはくれないだろうし、妊娠が発表されたマリッサにそこまでパワーを発揮する余力があるかどうか…?

EC業界、曲がり角?

やはり日本は亜熱帯。暑い日が続きますね。皆様、お変わりはありませんか?



さて、楽天市場が日本に登場したのは1997年のこと。丁度15年が経過しまして、さすがに日本にはEC環境が定着したのだと思います。まだアメリカほどの競争環境には突入していませんが、これから家電も、書籍・DVDも、ファッションからクルマ・住宅に至るまで、あらゆるカテゴリーの業態がリアル対ネットの競争に巻き込まれていくでしょう。リアル店舗が無くなることはありませんが、その形は現在と相当異なるスタイルで着地するはず。対人の営業トークで誤魔化していた会社は全て立ちゆかなくなることでしょう。ある意味、消費者の勝利です。



そのEC市場の趨勢ですが、これからどうなっていくのでしょうか? 日本では楽天市場の存在感が圧倒的です。皆さんも楽天ポイントの付くお店での買い物を優先しますよね? 確かにこれは優れた戦略で、今や日本のECマーケットには完全に定着してしまった感があります。私自身も楽天市場はよく利用します。しかし、です。本当にこれが10年後も続くのか? これが本来の理想の姿か? 改めて問い掛けると、自信を持ってYesと答えられる人は少数でしょう。本来Internetはオープンな世界です。どこからどこに繋がるか、地球の裏側だろうと隣町だろうと距離感は同じ。物理的なコミュニケーションと全く異なる通信革命が起きたからこそ、今日のIT業界の発展があります。そこに、リンクは制限する、顧客情報は渡さない、売上の一定額は徴収する、というモール業態のやり方に心から賛同するお店がどれほどあるのでしょうか。継続しているのは目先の売上を落としたくないという後ろ向きな理由なんじゃありませんか? 本当に良かれと思って、続けたくて続けていますか?



私は以前より、このいびつな状況をキープさせている諸悪の根源は検索エンジンの不作為にあると思っています。つまりGoogleの怠慢です。世の中の検索コンテンツは、大別すると三つに分類されます。ニュース(パブリックな情報発信)/BLOG(パーソナルな情報発信)、人の情報、商品情報、です。このうち前者の二つはかなり上手に扱えるようになりましたね。Facebookが人の情報を扱うことで世界的プラットフォームに定着したのは典型的な成功例だと思います。しかし、相変わらず三つ目の商品情報の取り扱いが拙いのですね。Google Shoppingなんてトライもありますが全く役に立っていないし、多分当事者であるGoogleの商品サーチチームはやる気ないと思います。価格.comがあれだけ重宝されるのもおかしな話で、本来はクローズドなサイトに閉じ込めるべきでない情報が上手く扱えないから、あそこが貴重な場になってしまっているんですね。その意味ではGoogle・Yahoo!・Bingなどの大手検索エンジンが出来る事、すべきことは、少なくともEC分野ではまだまだ手付かずで残っていると思っています。



さて、話を我々カート業界に戻します。このカテゴリーの存在意義はなんでしょうか? それは大手事業者の思惑に左右されない自由な商行為のプラットフォームを提供する事、にあると思っています。誰かの利益に阿るのでは無く、自分がしたいことを、したいようにする。それもカンタン・便利なやり方で。これ、実はなかなか思うような場がなかったりするんですよね。良さそうに見えて、使うにはグループ会社のサービスを強制されたり、最後の最後にお金取られたりして。世の中ウマイ話はないと言えばそれまでなんですが、特に日本においては、詰まるところ少数の特定企業グループの色が着いてしまっていて、意外と選択肢がないんです。手前味噌ですけど、我々は大資本の影響を受けない独立企業として、紐付きで無い選択肢の自由をご提供したいと思っています。それが我々の存在意義だと考えています。



実は、最近複数社から事業売却の打診がありました。それなりに名前の通っている無料カート屋さんでした。そういう話が持ち掛けられたことを誇りに思う反面、ひょっとして既にEC業界は頭打ちで、これからシュリンクしていくのかと思うと背筋が寒くなったのも事実です。個人的にはまだまだECの世界のポテンシャルはこんなもんじゃない、縮み傾向にある日本経済の中で数少ない成長セクターであるという思いがあるので、伸ばしていきたい、活性化させたいという強い思いがあります。ただ、これは最終的に個別事業の担い手である各ショップオーナーさんの気概に掛かる部分が大きいわけです。目先の売上や利益に矮小化されず、広く視野を世界において、成長する分野・商材を目ざとく商売に繋げるしたたかさを持って頂きたいな、と思っています。独り独りの強さの集積こそが、国力に他ならないのですから。日本の商人の皆さん、共に頑張りましょう!

節電の大変さ

週末から急に暑くなったとの事でしたが、我が事務所はサウナ状態。計ってみたら窓際で室内温度が34度もあり、スタッフもフラフラです。どうやらエアコンの調子が悪くてちゃんと冷えてなかったらしいのですが、ちょっと電力出力絞ったら同じ事になりますよね。その影響がどのくらい大きいか、本当に反原発派は理解してるんでしょうか。近代社会は電力インフラありきで設計されています。簡単に昔には戻れないのですよ…。

スポーツカーに大事なのは物語性

友人がディーラーさんの好意でIS-Fを借り出してくれたので、ちょっとだけ試乗させて頂きました。V8・5L・423psというスペックでハードウェアとしての出来映えは文句なしと思います。エクステリアは好みの問題かな。ライバルはM3・C63AMGあたりになるのでしょう。何せLexusが頑張って作った感はあります。



で、このクルマを買うかどうか。申し訳ないけど、買わないでしょう。何故か。このクルマにはストーリーがないからです。当たり前だろう、とおっしゃいますか? 確かに新しいブランドであるLexusにストーリーを求めてもしょうがないのかも知れません。でも買い手の気持ちになれば、少なくない金額を投じて、何年か乗るクルマのチョイスには真剣にならざるを得ません。フェラーリが何故あれほど尊敬されるか、アルファが今でもあれほど愛されるのは何故か、考えてみれば答えは自明です。だから、Lexusが諦めずにこのクルマを30年作り続ければ、徐々に評価されてくると思います。問題はここです。日本メーカーはすぐに諦めるんですよ。すぐに「売れませんから」。違うでしょ。売れるかどうかじゃなくて、作り手の思い入れはどこにあるのか、クルマに対する熱い思いに賛同するからユーザーはお金を払うんですよ。マーケティングとか、効率とか、株価とか、そういうの気にするから面白いクルマが生まれないんでしょう。



考えてみると、今尊敬されている自動車メーカーには、必ず熱いカーガイの存在がありました。エンツォ・フェラーリ、コーリン・チャップマン、キャロル・シェルビー、リー・アイアコッカ、ピーター・ウィーラー(TVR)などなど。日本にもGT-Rの水野さんとか、ロードスターの貴島さんとか、カーガイはちゃんといるんですよ。それが継続されていかないところに問題があります。私は日本車で一番尊敬すべきバックグラウンドがあるのはフェアレディZだと思ってるのですが、このクルマも一旦生産打ち切りの憂き目にあっています。更に今現在、売れ行きの悪さで後継モデルの開発をちゃんとしていないという話も聞いています。これでは歴史が作られて行きっこないですよ。日本企業の問題は、結局経営者の質に収斂するのだと思います。サラリーマン経営者の限界かな…?

社員旅行

毎年可能な限り全員で社員旅行に行くことにしています。今年はタイに。初めてのスタッフも何人か居たので、物価の安さに驚いていました。近年は自動車関連産業の集積が進んで、かなり近代化した印象。街中を走るクルマの大半が日本車でした。タイって、日本と並んでアジアで植民地にならなかった国らしいですね。国民の国王への態度も非常に新愛をもって接している印象で、微笑みの国と呼ばれる穏やかな国民性と共に好印象でした。仕事をきっちりして、来年も出掛けたいものです。



しかし、帰国したら日本も暑い! 事務所のエアコンが効かないのでビルに文句言ったら、節電で20%出力カットなのだとか。夏を乗り切れるのか…?

秋の「CARZY Live」のお知らせ

CARZY Live



春に開催した「CARZY Live」をこの秋にも開催致します。それも三ヶ所! 神戸・東京(富士)・九州(佐賀)の各会場でお待ちしております。今回のテーマは、「ドアを上げていこう!」です。つまりガルウィング特集ですね。ランボルギーニ・デロリアン・マクラーレン・メルセデスといったスーパーなクルマから、AZ-1・セラなどの国産まで、車種も国籍も問いません。また、変わったクルマを見てみようという一般の方もご参加頂けますので、クルマを眺めながら綺麗な芝生の上でのんびり休日を過ごしにお越し下さい。クルマ仲間とオフ会代わりにお使い頂くのも良いんじゃないでしょうか。



●CARZY LIVE KOB

 ・2012年9月22日(土)

 ・神戸市森林植物園

  〒651-1102 兵庫県神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2



●CARZY LIVE TKY

 ・2012年10月13日(土)

 ・富士カーム

  〒403-0006 山梨県富士吉田市新屋1400



●CARZY LIVE KYS

 ・2012年10月20日(土)

 ・サンメッセ鳥栖

  〒841-0026 佐賀県鳥栖市本鳥栖町1819



お申し込み方法等はご用意が出来次第ご案内させて頂きますので、宜しくお願い致します!

情報革命の成果

これだけは観ておきたい!あなたの価値観を変えるTED動画10選

日本でアメリカの大学の授業を無料で受けましょう



こういうコンテンツを見ると、本当に良い時代に生まれたと感謝したくなりますね。1990年代から始まった情報通信革命はスマホと定額データ通信サービスをもって到達点に至ったと思いますが、コミュニケーションと併せてもたらした最大の果実は、実は教育なのかも知れません。

健康という財産

最近、よく眠れていますか? この問いに自信を持ってYesと答えられない人は、生活習慣を改善する必要があります。原因は、長時間に渡る仕事の拘束かも知れませんし、食生活かも知れません。多くの人は大小様々なストレスを抱えてもいるでしょう。この世からストレスがなくなることはありません。自分が状況をコントロール出来る環境を作ってしまうか、上手にストレスを発散してあげる方法を見つけることが大事です。最も大事なのは、周囲の人への感謝の気持ちを持つ事かも知れません。人は環境に生かされているのです。自分の周囲への接し方は、必ず自身にもフィードバックされます。良い気分で過ごしたいなら、周囲に良い影響を与えるための努力をする事が近道です。あとは、なるべくネガティブな言葉を吐かないこと。言霊、というのは本当だと思っています。全てはあなたの健康を守るため。最も重要で、替えの利かない最後の資産ですからね。



ちょっと不幸とか病気の話を立て続けに耳にしたので、自戒を込めて…。

C2 Corvette納車

週末にコルベットが手元にやってきました。1967年式のC2と呼ばれる世代の最終モデルです。アメリカでフルレストアされた個体で三年ほど横浜で展示車両として使われていたのですが、縁があって購入することに。TVR Tuscanもあるのであまり台数増やすのもどうかと随分逡巡したのですが、ご存知の通り中古車は出会いが全て。程度の良い特別なクルマにはもう二度と出会えないかも知れませんから、思い切って手に入れてみました。ウチでコルベットのパーツを販売している事もありますし、タスカンの年式は2003年式ですから比較的新しいクルマ。もっと古い旧車と過ごす体験をしてみたいと思ったのが一番の理由です。



で、実際に乗ってみての感想。素晴らしい! まず、現代車がとうに見失ってしまったデザインが良い。古すぎず、新しすぎず、適度にクラシックでエレガント。惚れ惚れします。シートに座って握ったウッドハンドルの細いこと細いこと。キーを捻ると、野太いV8サウンドが目覚めます。イマドキの躾けられたクルマではあり得ない振動が全身に伝わってきます。重いクラッチを踏み込んで1速に入れてスタート。思ったほど扱いにくいクルマではありませんが、それでも1,400kgの車重に390馬力の5,300ccエンジンの組み合わせは簡単にテールがスライドする危なっかしさ。じんわり汗をかきます。乗り心地は良いです。本来出来の良いスポーツカーって乗り心地悪くないんですよね。初期の怖さを克服して少しずつ慣れてくると、何事にも大らかで無邪気にパワーウォーズに明け暮れていたアメリカの古き良き時代の空気を感じる余裕が出てきます。ああ、豊かな時代に生まれた、豊穣なクルマなんだなという実感。徒にスピードを出さず、どこまでもゆったりと身を委ねてドライブしたい衝動に駆られます。お金で買えない、良いものを手に入れたという手応えがありますね。



今年の秋には神戸と富士でCARZY Liveを開催します。急遽、九州でも開催が決定しました。会場で皆さんとクルマの魅力を語るキッカケになると嬉しいですね。11月にはラリー・ニッポンにも出場する予定ですので、しばらくこのクルマと共に旧車の世界にどっぷり浸ってみようと思います。クルマ、万歳!

「大阪都」実現へ

「大阪都」法案成立へ…特別区の設置可能に



うーん、橋下市長の突破力は凄い。とうとう大阪都構想を現実のものにしてしまいました。東京や他の地方の方には実感がないでしょうが、バブル後の関西の地盤沈下は目を覆うばかりです。東京一極集中の弊害が第二の経済圏だった関西を直撃し、大企業が本社を東京に移転させる動きが止まらず景気が上向くきっかけを掴めずにいます。これはひとえに大阪だけの問題ではなく、日本全体が抱える東京対地方の構造問題の縮図なのです。先に道州制の構想を見据えながら、足下での大阪都構想の実現が関西の再活性化に繋がることを切に期待します。後はエネルギー政策をもっと現実的な方向に修正してくれれば言う事ないのですが…。

あなたが持ち歩いているデータ量は?

会社のスタッフと話していて、ちょっとショッキングな事がありました。「スマホの容量どの位使ってる?」という質問だったのですが、人によってもの凄く差があるんですね。ちなみに私は、64GB版のiPhoneを使っており、空き容量は残り3.4GB、内訳は音楽15GB・写真28GB・アプリ7GB強・他が4GB程度でした。ところが女性スタッフの多くはそれほどの容量を使用しておらず、数百MBとか1GB以下の人が相当数いました。聞くと「音楽は別のiPodに入れてるし、写真は同期していない」「写真は別のデジカメ使うからスマホではあまり撮らない」「正直ガラケーに戻そうかと思ってる」などの返答でした。うーん…。私はみんな容量目一杯使ってるものと思っていたので、あまりの使用スタイルの違いに驚いてしまいました。



当然人によって性格が違うように、ライフスタイルもデジタルデバイスへの接し方も違っていて当然なんですが、果てしなく右肩上がりでデジタルデータの消費量がアップしていくイメージを持っていたのはどうやら間違っていたようです。確かに、結局のところ人が使える時間は有限であり、起きている間の有閑時間シェアを何に振り向けるかという事なんですよね。リアルの友達とのおしゃべりがなくなりはしないでしょうし、継続してコミュニケーションを取りたい相手が何十杯にも増えるわけでもない。興味があるニュースの対象にも限りがある。そう考えると、そろそろ個人が処理出来るデジタルデータの量には上限が来ているのかも知れません。ムーアの法則に導かれてデジタルデバイスは性能向上を追い求めてきましたが、人間の側の飽和点が先に来そうな、そんな感想を持ちました。10年後に振り返ったら笑われるかも知れませんが…。

「LINE」使ってますか?

LINEはFacebookを超えるか プラットフォームへ進化する2年目、1億ユーザーへの道



LINE、使っている人増えてますよね。スマホにインストールするとアドレス帳から友人アカウントに繋がるので、どれだけの人が登録しているか分かりますが、日に日に多くなっているのが良く分かります。このサービス2011年6月に開始したばかりなので、やっと一年経ったばかりなのだとか。まだ一年で、ユーザー数4,500万人! twitter/Facebookよりも増加ペースが速いとは、凄すぎる。



ユーザーのIT利用環境がスマホ/携帯に主戦場が移っていく中、求められているのは直感的に使えるシンプルなサービスなんですよね。だからこういうのがウケる。でも、これからが難しくて、プラットフォーム化とか言って機能をどんどん増やして複雑にするとシンプルさが損なわれる。既に有料課金モデルも出来ていることだし、あまり欲張らずに機能を抑えておいた方が良いんじゃないかな。

MacBook Pro Retinaモデル

今年のWWDCで発表された新しいハイエンドノートパソコン、発売初日に購入手配したのですが三週間近く経過してやっと手元に到着。いつもながら綺麗なパッケージをワクワクしながら開封して、初期設定。旧環境は全てTime Machineにバックアップしてあるので、外付けHDDからデータを転送。Macのお引っ越しは本当に良く出来ているので、基本的には待っているだけです。データの転送に2時間、メールデータの読み込みに約5時間。掛かっているのはHDDの転送速度が遅いからで、PC側の処理そのものは非常に高速。やっと完了して、ソフトウェアアップデートも更新して、通常に起動。おー、やっぱり爆速!! 三年前のモデルに比べると体感は10倍以上! これが30万円程度(15'Retina、16GB、768SSDの特盛り)で買えるんだから、良い時代です♪



使ってみて思うのは、ハードウェアの進化こそが全ての基礎で、良いソフトウェアもサービスもハードウェアの進化あってこそ、という事。こういう部分は大企業のエンジニアさんの日の当たらない地道な研究開発に負うところ大なので、本当に感謝。シリコンバレーとかで華々しくスポットライトが当たるのはアプリ側のスターエンジニアばかりなので、日本メーカーも少なからず貢献しているだろう影の立役者がもっと評価されても良いのになと思っちゃいますね。



今回の新しいMacBook Proのポイントは、高解像度の液晶パネルと大容量SSD。Macはアンチエイリアシング処理のお陰でWindowsよりもフォントが綺麗に見えるのですが、液晶の解像度が低いと何となくボケて見えるんですよね。私もMacに乗り換えて最初は違和感を覚えました。これがRetinaと呼ばれる高解像度液晶パネルで、ようやく自然に綺麗に見えるようになりました。iPhone4/iPad(3rd)の綺麗な画面がパソコンでも実現したわけですね。これで特需が発生して、シャープを筆頭に日本の液晶パネルメーカーが儲かると良いですな。そしてSSD。Airには前からSSDが標準搭載されていましたが、容量が少なかったんですね。全モデルのMacBook ProでもSSDオプションは選べたのですが、500GBで大体10万円ほどのアップだったので手を出せなかった人も多かったはず。今回ProモデルにSSDが標準搭載されて、容量も最大768GBまで選べ、価格もこなれてきたと言えるのではないでしょうか。こちらも東芝を始めとする日系の半導体メーカーには大きなビジネスチャンスが到来しましたね。



ウチでご提供しているサーバーインフラは、今でも多くはHDD搭載です。一部のレスポンスを要求される特殊用途サーバーのみにSSDを搭載しているのですが、これも爆速です。今後SSDの価格が低下して、長時間連続使用の耐久性に問題がなければ、普通のサーバー用途にもSSDを採用しようと思っています。恐らくビックリするほどパフォーマンスが上がるはず。こういうテクノロジーの進歩の恩恵を全ての人が受ける事が出来るのが良いですね。



サービスを提供している側として一つ気になったのが、Retinaモデルに最適化するためのWebグラフィックの在り方に関して。Webというものが世に出てから、ずっと画像は72dpi相当を標準に作成されて来たと思います。初期のユーザー側の解像度やネットワークの転送速度を考慮して、なるべく綺麗さとレスポンスのバランスが取れるように採用されてきた業界基準ですが、これがそろそろ見直されるタイミングに来たのかも知れません。Retina対応で4倍の密度の画像を採用するサービスが増えるでしょう。Webデザイナーにはどのタイミングで、どこまで対応するべきか、頭の痛い問題になりそうです。



しかし、待てば待つほど性能は上がって価格は下がる。何て素敵な業界なんでしょうか!

(クルマはこうは行かない…(^^ゞ)