オープンか、クローズか?

アップルとFacebookの繁栄、そして「オープン」が廃れた理由



考えさせられる記事ですね。

確かに、今のIT業界を見ていると、Windows/AndroidよりAppleのMac/iOS、GoogleよりFacebookが支持を得ているように見えます。

事実、自分もAppleとFacebookにどっぷり浸かっています。

何故なのか、と考えてみると、垂直統合でユーザー体験が洗練されている事と、やはりノイズが少なくて情報が整理されているから、というのが大きな理由だと思います。

ここに異論はあまりないでしょう。



では、ECの世界ではどうなのでしょうか?

傾向としては似たところがあるのでしょうね。

Amazonの伸長、楽天の伸び。

こちらも指示されている理由は上記のApple/Facebookと同様かも知れません。

では、このトレンドがずっと支持されるのか?

正直分かりません。

ただ、これは例えるなら、プールと海とどちらが良いのか、に近い問い掛けなのだと思います。

プールの方が安全で綺麗でサービスが行き届いていて、場合によっては飲み物まで持ってきてくれちゃう。

子供を遊ばせていても安心だし、大人も快適である事は間違いない。

でも、ダイビングは出来ないし、天然のサンゴもイルカも鯨もいない。

誰もいない真っ白な砂浜を求める人、サーフィンしたい人、パワーボートに乗りたい人の要望を叶えることは出来ない。

なので、やはり両方が必要なのでしょうね。



我々は海の領域に生息するポジションですが、ノイズを少なくする事、便利さの追求、そして自由度を担保されている事、が求められるポイントでしょうか。

何が大事なのか見失わないように注意しながら進んで行きたいと思います。

世界が一つの色に染まるのは息が詰まりますからね。