docomo/NTT、大丈夫?

悲鳴をあげるドコモ。DDoSツールと化すスマートフォン



元通信事業に関わっていた者として、そして今もWebプラットフォームを提供するビジネスを生業にしている者として、通信キャリアの対応を笑う気にはなれません。

こんなに急激に利用者端末環境が変化するなんて誰も想像出来ませんでしたからね。

考えてみて下さい。

あのJobsのプレゼンで世界が熱狂したiPhoneの発表は、2007年の1月ですよ。

日本にiPhoneが上陸したのは翌2008年のことです。

たった4年でスマートフォンの市場が立ち上がってしまったんですから、そりゃ対応が後手に回るのは仕方ない面があると思います。



しかし、です。

こんなトラブル事例を見ると、最近のNTTグループは大丈夫なのか、とも思っちゃうわけです。

他社と比べて高い料金を払うユーザーは、NTTグループ・docomoに対してブランド力を認めているわけです。

その価値の根源はネットワーク品質の高さです。

それがこうトラブルが続き、その原因に人為ミスや判断の悪さが垣間見えると、本当に品質の高さが保たれているのか、今後も保たれると信じて良いのか、と疑う気持ちが出てきます。

これは凄く重要なブランドへの危機だと思います。

上層部は危機感持ってますか?



そう考えると、品質には疑問を持たれているソフトバンクは良くやっているのかも知れません。

繋がりにくかったり、遅いと文句を言われながらも、iPhone利用環境の提供を何とか踏ん張って実現していますもんね。

お手本がない状態で、先達として道を切り拓くのはいつの世も大変な労苦を伴います。

なんかソフトバンクにエールを送りたい気持ちになりました。