決済系サービスの日本導入

Disrupt:ジャック・ドーシーのSquareが革命的なモバイル・キャッシュレジスターをiPad向けに発表



うーん、正直このビジネスモデルにどのくらいの将来性があるのか、分かりません。自分がお店を開業するなら、クレジットカードの受け入れは真っ先に導入すると思います。カードをスキャンする端末はVISAとかが(交渉次第で無料で?)貸し出ししてくれたりするし、加盟店契約の手間とカード決済手数料をオーナーがどう思うかだけの問題な気がします。それがハードル下がって、iPhone/iPadで受け取れることがどれほどオーナーにとって嬉しいのか…。



ただ、こういう面白い新しい決済系/金融系サービスが、日本にはあまり早く入ってこないんですよね。あのPayPalでさえ、しばらくシンガポール金融庁の監督下で日本向けのサービスを展開していて、本格的に日本の金融庁の認可を取って参入したのは今年に入ってからです。(見掛けは従来と変わりありませんけど)私が早く入って来て欲しいと思っているCheckout by Amazonはアメリカのセラーに限定されたままですし、Google Checkoutもアメリカ・イギリスのセラーしか導入出来ません。(購入者としての利用とは別)



本当に国境を越えて自由にビジネス出来るのは金融サービスの特徴のはずなのに、各国の法規制の網ががんじがらめに縛ってしまっているんですね。だからこそ日本のローカルサービスは緩いまま温存されている訳で、当該業界関係者にとっては守ってもらっている現状が居心地の良いぬるま湯なのでしょう。ITの進歩に世の中の仕組みがついてこれていない典型例であり、これはしばらく解消されないんでしょうね…。