オタク考

スペシャリストとオタクはどこが違うか



確かにオタクは尊敬されませんね。

実はプロ級、ひょっとするとその辺の中途半端なプロよりよほど深い知識を持ち合わせている事は認知されていますが、それでも周りの目は冷ややかです。

その理由が上記にあるようにコミュニケーション志向の欠落にあるのなら納得です。



例え理解できなくとも、交流しようという意志のある人を受け入れる努力はするものです。

これから狭い殻に閉じこもる人が今以上に増えるだろう事を考えると、少し気が重いですね。



何が彼らのコミュニケーション意欲を削ぐのか。

一つは誰もが共感できる共通体験の機会が減っている事でしょうね。

例えばスポーツ。

そして地域の祭りなどのイベント。

あるいは冠婚葬祭。

こういった見ず知らずの人でも共通の感情を持ち得るイベントをあまり経験せずにいると、「どうせ自分の事は分かってもらえない」「他人を理解しようとしても面倒くさい」なんて事になっていくんじゃないでしょうか。



小さいときから塾に通わされて、テストや受験でプレッシャーを掛けられれば、そりゃ余裕も無くなるでしょう。

結局今の日本の問題の根本は教育に辿り着く気がします。

私も子供まだ小さいですが、これから否応なくこのテーマに向き合うことが必要になります。

前向きな解決を図っていきたいですね。