あなたが持ち歩いているデータ量は?

会社のスタッフと話していて、ちょっとショッキングな事がありました。「スマホの容量どの位使ってる?」という質問だったのですが、人によってもの凄く差があるんですね。ちなみに私は、64GB版のiPhoneを使っており、空き容量は残り3.4GB、内訳は音楽15GB・写真28GB・アプリ7GB強・他が4GB程度でした。ところが女性スタッフの多くはそれほどの容量を使用しておらず、数百MBとか1GB以下の人が相当数いました。聞くと「音楽は別のiPodに入れてるし、写真は同期していない」「写真は別のデジカメ使うからスマホではあまり撮らない」「正直ガラケーに戻そうかと思ってる」などの返答でした。うーん…。私はみんな容量目一杯使ってるものと思っていたので、あまりの使用スタイルの違いに驚いてしまいました。



当然人によって性格が違うように、ライフスタイルもデジタルデバイスへの接し方も違っていて当然なんですが、果てしなく右肩上がりでデジタルデータの消費量がアップしていくイメージを持っていたのはどうやら間違っていたようです。確かに、結局のところ人が使える時間は有限であり、起きている間の有閑時間シェアを何に振り向けるかという事なんですよね。リアルの友達とのおしゃべりがなくなりはしないでしょうし、継続してコミュニケーションを取りたい相手が何十杯にも増えるわけでもない。興味があるニュースの対象にも限りがある。そう考えると、そろそろ個人が処理出来るデジタルデータの量には上限が来ているのかも知れません。ムーアの法則に導かれてデジタルデバイスは性能向上を追い求めてきましたが、人間の側の飽和点が先に来そうな、そんな感想を持ちました。10年後に振り返ったら笑われるかも知れませんが…。