携帯電話のデータ通信従量制について

パケット定額制見直し、一足早く始めた米国実情



まあこうなりますわね。

こんなにスマートフォンが使われるとも、トラフィックが爆発的に増大するともどこのキャリアも予測出来なかったはずで、ユーザーの利用姿勢に何らかの制限を加えないととても投資が追いつかないと思います。

その意味でAT&Tもソフトバンクもそれなりに良くやっているんでしょうね。

利益出てるの見ると、もっと投資しろよとは言いたくなりますが…。

注文があるとすれば、良識的なユーザーの利用実態を反映した料金体系にしてよね、というところですね。

今の日本のパケット定額制のスライドなんて、絶対低位のプランに収まるわけ無い区分けですから。

自宅と事務所でWiFiで繋いでいるユーザーも多いと思いますので、一部の非常識なユーザーを牽制出来ればそれで良いのだと思います。

先行しているアメリカの料金プランを見ると、月間2GBの通信料というのが一つの分岐点ですかね。

AT&Tの説明を信用するなら、98%のユーザーは2GBで収まるらしいです。

ソフトバンクは従量制にいつ移行しようかタイミング見てるんでしょうね。



日本の他のキャリアの動向ですが、auはiPhoneという武器を手にしますが、docomoはこのままAndroid路線で行くんでしょうか。

iOS市場と違って、アプリの配信と課金管理が割と野放図なAndroidではドコモマーケットの存在価値はありそうですが、従来のiModeみたいな全部自社で管理する垂直統合モデルは取りにくいので、長期的には収益が低下する見込みしかなさそうです。

ただの土管屋に成り下がるのか、各社の戦略が見ものです。