中小工場のオヤジさんの凄さ

ウチのクルマ関連ショップで、とある商品(BMW 3シリーズ(E90)用スマートモニターキット)をオリジナルで作って販売しています。

制作は尼崎の金属加工工場に外注しているんですが、その工場さん人数も数人でご多分に漏れず不景気の影響で仕事が減ってシンドイ模様。

まあ良く見る風景です。

新製品の打ち合わせをしてたんですが、そこのオヤジさん何と工場内の機械制御プログラムを自分で作っていることが判明!

だって元々金属の切り・曲げ・穴開けなんかを請け負う金物屋さんですよ。

話を聞いたら、古くなった設備の補修をするために独学でラダー図のPGを学んで、キーエンスから部品を取り寄せて自作しちゃったとのこと。

あっさり言いますけど、スゴイ!!

こういうの、今の若い人には真似出来ないと思います。

だってそこの工場にだって若い人居るけど、未だに社長の専管事項ですもん。

あー、こういう人が戦後の発展を支えてきたんだな〜って実感しました。

で、多分この世代が引退したらそこでノウハウもスキルも断絶しちゃうんでしょうね。

そりゃお金を出せば、どこだって同じ事が出来ますよ。

でも、小ロットの仕事を安く請けてくれなきゃ、ウチみたいな零細は仕事頼めないじゃないですか。

新しい仕事を生み出すのは常に中小企業なんですよ。

こういう底辺の底の厚さが日本の強みだと思うので、何とか無くさずに受け継いで行きたいものです。



頑張って仕事発注しよう!