Apple方式 or Google方式?

GoogleはAndroid Marketの放任主義を改めるべき



あちこちでAppleとGoogleの衝突が目立っています。

そして、競争が起こっている各現場で明らかになっているのは両社のカルチャーの違いです。

AppleもGoogleも唯我独尊という意味では似ているのですが、Appleはソフトウェアもハードウェアも場合いによってはコンポーネントデバイスさえも自社で全てまかなう垂直統合モデルを志向しています。

対してGoogleはどこまでもソフトウェアの可能性に賭けるという価値観。

Appleは全ての振る舞いをコントロールしたがり、Googleはオープンこそが善と考える。



上記の記事によるAppleのApp StoreとGoogleのAndroid Marketの比較では、現在のところAppleの管理する方式の方に軍配を上げています。

まあまだ始まったばかりのスマートフォン向けアプリプラットフォームの評価を今の段階でするのは早いのかも知れませんが、私はAppleの管理方式が正しいのではと考えています。

確かにオープン・自由・競争という価値観には面と向かって反論しにくいですよね。

ただ、世の中を性善説で捉えるのはあまりに書生的態度で、実際問題管理が行き届かないとすぐにグレー/ブラックなアプリがはびこることになり、結果的に良貨を駆逐してしまう結果になるのが落ちじゃないでしょうか。

現実は理想通りには行かない、ということなのだと思いますね。



ま、Appleが透明な運営統治ルールを確立できる、という前提に立った話ではあるので危なっかしいところはありますけど。