一票の格差

今ちょっと話題になっていますが、先週末行われた参議院選挙の一票の格差についてです。

発端は下記のブログ。



格差問題@一票の価値



実は少し前に別のブログでも一票の格差については言及されていました。



民主党が負けた本当の理由



実は私も以前から一票の格差についていつまでも明確な違憲判断を示さない最高裁判所が諸悪の根源、という思いを抱いており非常に興味深いテーマだと思っています。

ただ技術的に難しい面がある事も事実で、



 ・そもそも格差を何を指標に測るのか? 人口? 有権者数? 投票数? ←これだけでも根の深い問題

 ・地方への傾斜配分という配慮の問題 ←都市部をあまりに軽視しすぎているかも知れません

 ・単純に比例区だけにすれば解決するが、タレント候補乱立とかいう歓迎すべからざる事態を招く可能性もあり

 ・選挙区の区割りを従来の行政範囲や都道府県を越えた広域設定する事が適切か?

 ・小さな選挙区を前提に格差を是正しようと思うと議員数を増やさざるを得ない面があり、行政改革に逆行する



などなど、簡単に答えは出ません。

で、今回ちょっとビックリしたのは下記のWikipediaにある各国の対応状況です。



一票の格差[Wikipedia]



ドイツは開票後に定数配分が行われるんですね〜。

それぞれ各国なりの工夫が見えます。

まあ、出来ない理由を探すよりどうやって実現するかが大事なのはどの世界でも同じなので、明らかに日本の政治状況は怠慢の誹りを免れないでしょう。



あー、どこから手を付ければ良いんだ!