「天使と悪魔」

週末に表題のDVDを観ました。

原作は読んでいないので分かりませんが、面白いと感じました。

少し調べて、同作の堅めのレビューを発見。



『天使と悪魔』に込められた「和解」のメッセージ



特にコンクラーベの行われている聖堂に乗り込んで「カトリック教会が科学至上主義と対決してきたのは、科学という余りにも日の浅い思想への危険性を指摘し、科学の暴走をスローダウンさせる意味があったのです」と述べる大演説は圧巻でした。




そう、私が一番印象に残ったのもこの台詞でした。

強引にWebの領域に話を持って行くと、Googleに代表される技術市場主義に改めるところはないのか、もっと人に優しい実現方法があるのではないのか、と常々思っている部分がありますので、得心が行った次第です。

実は日本の立ち位置はここにあると思うんです。

西洋と東洋の繋ぎ目として、また先進国と途上国の橋渡しの役目を自然に演じることが出来、宗教的にも包容力のある国。

なかなかありませんよね。



時代を切り拓くパイオニアとしての役割はアメリカに任せて、(だから今は日本は相対的に存在感が低下していますが)新しい科学技術がもたらす果実をよりソフトに社会に着地させるという重要な仕事をする時期がすぐにやってくると思います。

あまり悲観せずに、我々の良さを磨いていくことにしましょう。