一休.comに見る競争回避策

一休.comが好調だそうです。

2006年3月期の取扱高は260億円、売上高19億円、経常利益は何と12億円。

(経常利益率は63%!)

良いニュースですね。

ご存じの通り、旅行予約業界は旅の窓口(現:楽天トラベル)の一人勝ちを思われていました。

その楽天トラベルの2005年12月期は、売上高72億円、営業利益は29億円ですから、一休はなかなか良い線を行っている事が分かりますね。



ネットの黎明期は、最初に市場を押さえた者が勝つと言われ、事実先行したYahoo!やe-bay・Amazonがそのジャンルの勝者になりました。

しかし、2006年の今、全く手つかずで残っている大マーケットはありません。

では、後発企業はどうすれば良いのか。

まずはニッチで勝負ですよね。

大企業が手を付けていない又は手を付けるほどのボリュームが望めないマーケットで、小さくともチャンピオンとなること。

そして、技術系の企業は、辛抱強くリスタートの機会を待つことです。

Web2.0の波が来たように、必ずWeb3.0の波が将来やってきます。

それがネット業界の良いところ。

力を蓄え、技術と人材を育成し、チャンスに打って出る。



慌てることは無いのですよ。(^^)