「13歳のハローワーク」村上龍(幻冬舎)



本屋で立ち読みしました。

昔から村上龍は好きで、彼の表現技術はスゴイと思っています。

JMMなんて活動を見ても、彼が従来の意味の小説家の枠を超えて活動しているのが分かります。



元々のテーマである、「大人の入り口の13歳の少年・少女が、人生を生き抜く武器としての職業意識を早くから持つ有利さ」という主張も共感しますが、面白いのは末尾の伊藤穰一氏(株式会社ネオテニー 代表取締役社長)との対談記事です。

「BLOGに代表されるCMSツールによって、従来のSEの仕事が何万人という単位で失われる」、という下りはまさにその通りでしょう。



私は常々システム業界の労働集約産業的な要素に疑問を感じていますので、これからは安価なASPサービスによって様々なITサービスが提供されていく流れになると思います。

おちゃのこネットはEC分野の先駆になると思っています。

今後、会計サービス・各種業務パッケージなどでも同様の安価なASPがスタートするでしょう。

請負業からの脱却が求められていると思います。