上野隆司氏[SUCAMPO Pharmaceuticals Founder]



詳細は日経ビジネスの2004.08.30号を読んで頂きたい。

久し振りに胸のスカッとする思いです。

日本にこんな人が居るんだな。



簡単にご紹介。

 ・新薬発明家

 ・アメリカ在住

 ・祖父は上野製薬株式会社創業者



新薬というのは、一生のうち一つでも発明に関われればラッキーな存在なのだそうだ。

一人で2つの新薬を発明したという人は過去に何人かはいたらしい。

しかし、一人で3つの新薬を発明したのは恐らく上野氏ただ一人。



親子三代に渡る発明一家に生まれ、自宅にストラディバリが飾られ、パイプオルガンの披露にオリックスの宮内会長が呼ばれる環境で育つ。

しかし、発明家にありがちなストイックな空気が全くない。

本人はアメリカのワシントン内外に10軒以上の屋敷を持ち、趣味はクルマとカメラ。

10週間で11台のフェラーリ・ポルシェを買い、M型ライカを100台以上コレクション。

父親もロールス・ロイスの有名なコレクターだという。



第一に発明したのは緑内障の治療点眼薬。

今第二の発明、慢性便秘の治療薬の米国当局の承認待ちだという。

第三の薬も臨床試験中。

全ての薬が、前例のマイナーチェンジでなく、全く独創的な新薬というのが素晴らしい!



スケールの大きな人を抱える国としての懐の深さを日本も持ちたいモノだが…。



SUCAMPO社 (ラテン語で"上野"の意だそうだ)