Yahoo!の爆速経営に学ぶ

ヤフー新体制へ——副社長の川邊氏が代表取締役社長CEOに内定、宮坂氏は会長に



”爆速経営”を標榜しているYahoo!が社長交代だそうです。経営体制の変更も爆速ということなのでしょうね。正直、宮坂さんの打つ手は脅威でした。Yahoo!ショッピングの手数料無料化は大きなインパクトで、これで採算が取れるのかと疑問でしたがきっちり収益化の見通しをつけましたね。(参照) このスピード感は見習わないといけないと思っています。



では何を見習うのか。実務作業の速度を会社に求めると、労働強化でスタッフが疲弊する方向に行くと思います。大切なのは判断の速さなのでしょうね。正しい判断にいかに迅速に到達するか、これが肝。しかし往々にして我々は自信のある答えになかなか辿り着かず、迷い、逡巡してしまいます。どうすべきか。最近見かけた大前研一さんの言葉をご紹介します。
自分の感覚で「この結論で絶対に間違いはない」という信念を持つまでは、足を棒にして歩かなければならない。実際に私は、企画室の中で数字を見ながら結論を出したことは一度もない。
机の前で考えてないで、情報を求めて歩け、と。確かにそうです。恐らく正しい答えだと確信が持てないのは、まだ情報が足りていないからなのだと思います。だから自信を持てるだけの情報を求めて現場を歩き、人に意見を聞き、インプットを増やさなければならない。



もう一つ大事なのは、こうやって一旦決めたら実行してみる、ということでしょうね。間違っていることに気付いたら修正すればいい。徒に時間を掛けすぎて機を逸するのが一番怖い。「変化しないことが最大のリスク」を肝に銘じたいと思います。