帳簿、自分で付けてますか?

石原慎太郎「こんなでたらめな会計制度、単式簿記でやっているのは、先進国で日本だけ」の真意。複式簿記とは何か。



ちょっと面白い記事を見掛けたのでご紹介。皆さんは、自分で帳簿を付けてますか? 私は会社を始めて15年、ずっと自分で記帳をしています。まあ、弥生会計に入力して、税理士さんにデータ提出するだけなんですけどね。自分で数字を触っていれば、ちゃんと会計や簿記の勉強をしていなくても何となく会計的な考え方は分かってきますよね。売掛金の発生と、実際の現金回収のタイミングのズレ。減価償却という概念。そして、貸借対照表と損益計算書を見れば、その企業(や団体)の実態がかなり見えてきます。儲かっているのか、いないのか。どこに無駄なお金をかけているのか。良い会社か、ヤバイ会社か。その意味では、経営者・店主であれば必須のスキルと言えるでしょう。奥さんに帳簿は任せっぱなしという方がいらっしゃったら、一度自分で一ヶ月分だけでもいいから会計ソフトにデータ入力して、単月の決算書を作ってみて下さい。自分の会社の様子が見えてきますよ。まあ、経営者の直感的な把握と変わりはないんですけどね。(ずれてたら、それこそ大問題です!)



国や自治体が単式簿記を使っているというのは知りませんでした。それが予算の費消感や無駄使いに繋がっているのかどうかは知りませんが、単に前例踏襲で古いやり方をただ繰り返しているだけなら改めねばなりません。そこに手を付けれたのなら、石原慎太郎の数少ない業績ですね。



そろそろ年末で決算を迎える企業も多いでしょう。年度末には個人の確定申告もあります。商売人は数字が苦手なんて言ってられないはず。解る範囲で克服しましょうね。